【運動不足のサインかも?】猫の運動量の目安と運動不足解消方法をご紹介

2021/12/24

目次

猫の運動不足のサインとは?

近年は猫を病気や他の猫とのトラブルから守るため、室内で飼う家庭も多くなっています。

しかし、猫は元々アクティブな生き物なので、室内で運動や遊びをしても運動不足になってしまう可能性が高いです。

そこで今回か猫が運動不足の際に出すサインについてご紹介していきましょう。

グルーミングが増えた

猫=グルーミングというイメージですが、常にグルーミングをしているという訳ではありません。

猫にとってグルーミングは安心したい時や、リラックスした状態の時に見られる行動で、適度であれば問題ないのですが、毛が抜けてしまうほど執拗に舐めたり、噛んだりする場合は運動不足のサインかもしれません。

エスカレートすると、体だけではなく手足やしっぽを噛み続けることもあるため、普段からよく様子を見ておきましょう。

肥満体型

テレビなどで肥満の猫が映し出されることがあり、一見可愛く見えますが、近年このような肥満体型の猫が増加しています。

今までより明らかにぽっちゃりしていたり、動くのが億劫そうな場合は、肥満度をチェックしてみましょう。

猫の肥満度をチェックするには、見た目と触った感覚で肥満度を評価するボディ・コンディション・スコアを使用します。

猫の背中や脇に触れた際、肋骨が分かりにくいとか触れないようであれば太り気味なので要注意です。

無気力感

人間も室内でまったりと過ごしていると何もしたくない無気力感に襲われますよね。

猫も同じで無気力になると、高いところに上ったり、ジャンプしたりといった行動が減少します。

虫や鳥、おもちゃなど、今まで関心があったものに興味を示さなくなることも。

また、肥満気味の猫は通常よりも動きにくく、疲れやすくなるため、激しい運動を避けようとする傾向があります。

これは単なる運動不足ではなく、心因性の体調不良である可能性もあるので、気になる場合は受診するようにしましょう。

突然走り回る

猫が突然走り回る行動を真空行動と言います。

真空行動とは、猫が急に家中を走り回ったり、何もないところに飛びついたりすることです。

この行動は、猫が溜まったエネルギーを発散したいと思っている時や、退屈な時に行うことが多い行動なので、ストレスが溜まっているサインと言えるでしょう。

いたずらが増えた

これは犬にも見られることなのですが、猫もストレスが溜まるといたずらが増えるようになります。

障子を破ったり、柱や家具で爪とぎをするのは猫の習性と思いがちなのですが、ストレスを感じている場合もあります。

多頭飼いの場合、他の猫にちょっかいを出して喧嘩をすることもありますが、そこで叱るとかえって問題行動を助長させてしまうので、愛猫のいたずらが増えたと感じたら、運動不足を疑ってみると良いでしょう。

猫の運動量の目安は?

猫が運動不足になるとさまざまな問題が起こることがわかりました。

猫の運動量の目安は1日10分~15分程度と言われています。

飼い主さんが猫が好きなおもちゃで遊びに誘って相手をしてあげると、運動ができかつストレスも解消できますし、飼い主さんとのコミュニケーションも取れるでしょう。

猫は短い距離をダッシュして遊ぶので、意外にすぐ息が上がります。

そのため、遊びに満足すると床に寝そべったりして自分から遊びをやめるので、それが遊び終了の合図となります。

猫の運動で必要なのは上下運動なので、猫を飼うことになったらキャットタワーなどを用意してあげるといいですね!

また、キャットタワーなど高い場所は猫にとって安心できる場所でもあります。

棚の高さを変えて階段のように組み合わせるなど、工夫して猫にとって安心できる場所を作ってあげましょう。

猫の運動不足解消方法は?

猫は1日12時間~16時間を寝て過ごすのですが、室内飼いで寝てばかりいると運動不足になってしまいます。

そうならないために、ここでは猫の運動不足解消方法についてご紹介します。

家具の配置を変えてみる

猫を飼うことになったらキャットタワーを飼ってあげるのが一番最適なのですが、室内にキャットタワーを置くスペースがない家庭もあるでしょう。

その場合、家具を工夫して猫が上下運動をするための素ケースを確保してあげてください。

例えば、階段になるに高さの違う棚を並べたり、猫がお気に入りの窓際付近に棚を並べたりするだけでも十分運動不足解消になります。

キャットタワーを設置する

キャットタワーは、完全室内飼いの猫と暮らすための必須アイテムとも言えます。

猫には上下運動が必要なので、なるべく高さ、広さのあるものを選んであげてください。

キャットタワーを設置するだけで、飼い主さんが一緒に遊んであげなくても一人で運動してくれるので、楽チンですよ!

ひとり遊びができるおもちゃを用意する

猫は気分屋なので、飼い主さんが遊んであげる時間がある時に限って無視して寝てしまったり、忙しい時に限って遊んで欲しいとアピールしてきます。

そのため、猫が遊びたいと思った時に、一人で遊べるおもちゃを用意してあげるといいでしょう。

例えば、電動のおもちゃや、レール式のおもちゃ、追いかけて遊べるボールなど一人遊びができるおもちゃが販売されているのでお気に入りのおもちゃを見つけてあげてくださいね!

遊び相手と出会わせる

多頭飼いの猫は、猫同士で遊んでくれるので比較的運動量が多いと言われています。

なので、多頭飼いをしようという考えをする方もいますが、遊び相手は絶対に猫同士でなければダメというわけではありません。

家族の中で猫が「この人は遊ぶ人」と認識すればその人に対して遊びモードを発揮させてきます。

このように人間が猫の兄弟代わりになることで、運動不足を予防することができますよね!

まっすぐに走れるスペースを作る

猫が遊ぶ際には、一直線にダッシュできるスペースを確保してあげましょう。

長さはそこまで長くなくても構いません。

廊下などを開放し、猫用レーザーポインターなどを使って遊んであげると、普段は見られないような素早い動きを見せてくれるかもしれませんよ。

まとめ

今回は猫の運動についてご紹介してきました。

猫はよく寝る生き物ですが、反面運動量が必要な生き物でもあります。

近年、室内飼いの猫が増え犬のように常に寝ている子も増えているようなのですが、

本来は一定の運動量が必要なので、飼い主さんがさまざまな工夫をして1日の目安時間だけでも運動できるようにしてあげましょう。

運動不足で肥満になる子も増えているようですが、肥満は体に悪影響を与えてしまうため、健康的に長生きしてもらうためには運動は必須ということですね!

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