【これだけ読めば大丈夫!】猫にはちみつを与えるメリットや注意点を解説!
2021/02/26
目次
猫にはちみつをあげても大丈夫?
適度な量であれば、猫にはちみつを与える事は問題ありません。
ただし、過剰な摂取は肥満などにつながるため、与えすぎは注意が必要です。
少量だけ与えてあげましょう。
猫にはちみつを与える効果・注意点について説明します。
あげ方に注意すれば大丈夫!
猫に与えるはちみつの量は、
ひと舐め、ふた舐め程度、若しくは鼻先や口の粘膜に少しつける程度で、
少量に控えておきましょう。
詳しいあげ方については、後述致します。
はちみつは甘い甘味料でありながら、砂糖よりも低カロリー。
お砂糖100gが384Kcalなのに対して、はちみつは294Kcalほどです。
カラダの小さな猫に日常的にはちみつを与えると、カロリー過多になります。
また、はちみつを食べると血糖値が上がるので、
食欲が満たされてしまい食事をとらなくなったり、
血糖値の変動がカラダに悪影響を与えることも懸念されます。
はちみつが含む様々な栄養素
はちみつにはカリウムやビタミンC、ビタミンB1、B2といった
様々な栄養素が豊富に含まれています。
猫にはちみつを与えることで、これらの栄養素を補うことができます。
カリウムは高血圧を予防する効果があります。
免疫力を高める抗酸化ビタミンであるビタミンC、
成長を促進し、粘膜や皮膚を健康に保つのに効果的なビタミンB2など、
豊富なビタミンが含まれています。
はちみつがもたらす驚くべき効果
栄養たっぷりのはちみつを、猫に与えるとどのような効果が得られるのでしょうか。
猫にはちみつを与えると得られる効果について解説します!
殺菌効果があるマヌカハニー
マヌカハニーというはちみつには特別な殺菌成分が含まれ、
大腸菌やピロリ菌の抑制や殺菌などの治療に高い効果があることが分かっています。
マヌカハニーは、ニュージーランドに生息するマヌカ(学名:ギョリュウバイ)の花の蜜から作られたはちみつです。
昨今、健康食品の一つとして話題になっています。
高い抗ウイルス性効果を持つため、歯石や歯肉炎の減少による歯周病の防止に効果的だと発表されました。
また、口内炎にも、はちみつを塗る事で痛みを抑えるなどの効果があると言われています。
栄養補給ができる!
多くの栄養を含むはちみつは、猫に与える事で栄養の補給ができます。
はちみつの栄養効果によって毛艶が良くなるなどの効果も期待できます。
ただし、砂糖より低カロリーとはいえ、
猫には糖分が高いものなので、毎日与えるのは控えるべきでしょう。
薬が苦手な猫にはちみつを使う
猫にとってはちみつは薬を飲む時に使うと便利なものです。
オブラードに包んだりカプセルに入れたり
美味しい御飯に混ぜ込んだりとネコに薬を飲ませるのは大変です。
そこで、はちみつの腕の見せ所です!
粉薬や粉末状にした薬をはちみつと混ぜて、
猫の上あごに塗るとはちみつは粘着力があるのでくっつきます。
猫がどうにかしようと舐めるうちに気付いたら薬も一緒に飲んじゃいます。
しかも吐き出さずに上手に薬を飲んでもらうことができ、味も甘いので苦みを上手に隠してくれるので、一石二鳥ですね。
はちみつをあげるときの注意点は?
栄養たっぷりで口内炎にも効果のあるはちみつですが、身体に良いからといって与えすぎるのは良くありません。
では、猫にはちみつを与える際には、どんなことに注意し、どの程度あげるのが良いのでしょうか。
カロリーの取り過ぎに注意!
猫にとってはちみつはカロリーが高い食べ物です。
上述にもありますが、頻繁にはちみつを与えるとカロリー過多になり、
血糖値の上昇や、血糖値が上がることで身体に影響が出てしまうこともあります。
特に糖尿病がある猫の場合は、はちみつを食べることでインスリンレベルを上げてしまいます。
また、カロリーの高いはちみつを食べることで満腹になり、
本来の餌を食べなくなってしまう恐れもあります。
肥満気味の猫へ与える場合も注意が必要です。
大量に与えすぎると窒息の原因に
はちみつは非常に粘り気のある食べ物です。
人間にとってはスプーン一杯程度だと楽に飲み込めるかもしれませんが、
猫にとってはうまく飲み下せず、窒息に繋がる恐れがあるため注意が必要です。
はちみつを与える際には、
上顎に塗って舐めさせたり、
スプーンで与える場合も少しずつ舐め採れる程度の量を与えてあげましょう。
菌が潜んでいる可能性も
はちみつには自然食品なので、ポツリヌス菌が入っている可能性があります。
ポツリヌス菌にネコが感染すると食中毒になってしまいます。
人間でも食中毒は苦しいもの…ネコが食中毒になったらと考えると
はちみつは食べさせない方が安全かも!という結論になっちゃいますよね。
しかし、きちんと過熱をすれば、ボツリヌス菌は死滅させることができます!
はちみつを80℃で30分間加熱をするとポツリヌス菌は死滅します。
この過熱をするだけでネコに安心してはちみつを食べさせることができます。
けれども、子猫にははちみつをあげることはおすすめできません。
子猫は腸内環境が整っていないので、成猫になるまでははちみつは避けた方がいいと思います。
おすすめのあげ方
少しずつ与える方法でオススメなのは、猫が舐めてはちみつを摂取するあげ方です。
猫は甘さを感じませんが、ベタベタしたものが顔や口についていると、
舐めて綺麗にしようとします。
綺麗にするために舐めたものはそのままごっくんしちゃいます!
この習性を利用して苦手な粉薬などを飲ませることが出来るのです。
素直に口を開けてくれる子であれば上顎の裏などに塗ることが出来ますが、
難しい場合は口の周りに塗っても舐めてくれると思います。
少し口を持ち上げて歯茎に塗ってあげるのもオススメです。
まとめ
猫にはちみつを与えた効果や注意点についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
栄養たっぷりと聞くと、つい愛猫の健康のためにたくさんあげたくなってしまいますよね。
しかし、室内飼いの猫ちゃんなどは特に運動不足な部分もあり、日頃からダイエットフードをあげている飼い主さんも少なくないはずです。
健康に良いとはいえ、はちみつをたくさんあげて肥満気味になってしまうと、今度は糖尿病などの病気を発症してしまう恐れがあります。
日常的には総合栄養食のフードを与えて、そのフードから栄養がしっかりととれるようにしてあげましょう。
口内炎で猫が痛がっていたり、口内炎でご飯がうまく食べれない愛猫の様子にお悩みの方は、
マヌカハニーを与える療法も良いかもしれません。
はちみつを与える前に、かかりつけの動物病院で獣医さんに相談してみましょう。
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