【雑種まとめ!】猫の雑種の種類はどれくらいあるの?性格や特徴について
2021/03/29
目次
猫の雑種とは?
猫の雑種とは異なる2種類以上の品種を掛け合わせて生まれた猫のことです。
同じ品種同士を掛け合わせて生まれる猫を純血種と呼ばれており、他の遺伝子が掛け合わされないため、純血種の遺伝を強く引き継ぎます。
雑種が生まれてくる多くの原因は野良猫同士が交配することで生まれる場合が多くなっています。
以前までは雑種猫と呼ばれていましたが、最近ではミックスと呼ばれる傾向はあります。
野良猫の多くはミックスである場合が多いです。
猫の雑種の種類はどれくらい?
猫の雑種はどのくらいいるのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
猫はさまざまな品種がありますが、純血種でない場合は雑種となります。
野良猫同士が交配することで雑種が生まれる可能性が高く、日本国内の8割が雑種と考えられています。
次に、猫の雑種について詳しく紹介します。
雑種の場合は特徴的な模様や柄が現れる特徴があります。
雑種はどのような模様なのか知りたい人やどのくらいの種類の雑種が存在しているのか知りたい人は参考にしてください。
サバトラ
サバトラとは、魚の鯖のような模様と色の毛並みであるため、サバトラと呼ばれています。
青みのある灰色を基調に、黒色の模様が入っている特徴があります。
白い部分が面積の広さによってさらに種類を分けることができ、名称も変わってきます。
そのほかの特徴は額にM字のような模様があったり、目の周りが黒色で縁取りされている特徴もあります。
また、鼻は黒色やピンク色の場合が多くなっています。
黒い模様は全身に現れていることも特徴的です。
キジトラ
キジトラは日本の雑種猫の原型とも言われているため、最も個体数が多い種類でもあります。
キジトラの模様は茶色を基調にして黒色の模様が入っています。
キジトラの由来は鳥のキジの模様に似ていることと色も似ているからです。
目尻にクレオパトララインと呼ばれているラインが出ている場合が多く、目は黒色で縁取りされています。
体の大部分に黒色の模様がある場合は多いですが、口元だけは白いことも特徴の一つです。
鼻の色はくすんだピンク色です。
黒猫
黒猫は全身が真っ黒の猫です。
黒猫はよく聞く言葉でもありますが、実際に黒猫を探すことは難しく、珍しい雑種とも言えます。
珍しい理由は両親ともに、黒色の遺伝子を持っている時にしか生まれないからであり、どちらかが黒色の遺伝子がないと黒色は現れますが、全身真っ黒になることはありません。
稀に白色の被毛が混じることもありますが、基本は黒色のみです。
瞳の色はグリーンの場合が多いです。
黒猫は国によって幸せの象徴とされることもありますが、不幸の象徴と思われることもあります。
茶トラ
茶トラは明るいブラウンカラーにオレンジ色の縞模様が入っている特徴があります。
猫は品種によってオスとメスの割合に違いが出る場合もあり、茶トラの場合は、8割がオスとなっています。
そのため、茶トラの多くが体を大きくなっています。
また、茶トラをさらに細かく分けることができ、まるどら・茶白・白茶の3種類です。
種類が異なることで雌の個体数にも違いが現れ、まるどらの場合は最も雌が生まれにくくなっています。
体を大きい特徴がありますが、肥満体質になりやすい欠点もあります。
ハチワレ
ハチワレとは、額に八の字があり、境目から2色に分けられている模様ことです。
基本的には白黒のハチワレですが、カラーが異なっても八の字が額にあればハチワレと呼びます。
また、茶トラやキジトラなど品種が異なっていても額に八の字があればハチワレとなります。
キジトラの次に多い品種であり、黒白のハチワレが圧倒的に多いです。
昔ながらの猫のイメージが持たれやすく、鼻の色はピンクの場合もありますが、黒色の場合もあります。
白猫
白猫は全身真っ白の猫であり、上記で紹介した黒猫とは真逆の品種と言えます。
黒猫と同じように白色の遺伝子をそれぞれ持っていれば生まれやすいです。
白猫の特徴は瞳にあり、青色や緑色の場合が多くなっています。
左右で瞳の色が違うオッドアイは25%程度で生まれ、見た目が美しい印象を持たれます。
また、全身白色も清潔感があり、場合によっては雑種と思われないこともあります。
青色の瞳を持っていると聴覚障害が出てしまうリスクが高い特徴もありますが、室内飼いであればそこまで問題になりません。
サビ猫
サビ猫は茶色と黒色の毛を有している猫のことであり、鉄が錆びたような模様であるため、このような名称になっています。
基本は茶色と黒色ですが、場合によっては違う色が出る場合もあります。
オスが生まれる割合が非常に低く、3万分の1とも言われています。
瞳の色はゴールドの場合が多いです。
茶色と黒色はどちらも暗めな色であるため、やや汚れていると思われやすい品種でもあります。
しかし、瞳がゴールドであり、綺麗な瞳を有している品種です。
三毛猫
三毛猫という品種を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
三毛猫とは白・茶・黒の3色を有している品種です。
日本でもやや珍しい品種ではありますが、野良猫で三毛猫の場合も少なくありません。
日本でも貴重な品種というイメージがありますが、海外ではよりレア度が高まっており、高値で販売されることもあります。
三毛猫はオスの割合が非常に少なく、3万頭に1頭でオスの三毛猫という低い割合となっています。
日本では幸福の象徴と考えられており、招き猫のモチーフにもなっています。
猫の雑種の性格や特徴
猫の雑種は品種が異なることで性格にも違いが現れます。
雑種の種類を把握することも大切ですが、性格についても把握しておくことをおすすめします。
雑種であるため、飼うまで性格はわからないと考えてしまいやすいですが、雑種の種類ごとに性格にも違いが現れる特徴があり、雑種猫を飼う際の判断材料にすることもできます。
次に、猫の種類別の性格の特徴について紹介します。
雑種の種類が異なることでどの程度性格に違いが現れるのかを知りたい人は参考にしてください。
サバトラ
サバトラの性格は、ワイルドであり、野性味を感じられる場合が多いです。
しかし、ワイルドな一面があるものの、警戒心が強い場合と人懐っこい場合に分けることができます。
警戒心が強い場合は人見知りしてしまう割合が高く、知らない人が家に来るとどこかに隠れてしまいます。
警戒心が強い場合はあまり構いすぎるとストレスを与えてしまうため、適度な距離感を保つようにしましょう。
人懐っこい性格の場合は、飼い主が大好きであり、知らない人に対しても懐きやすいです。
キジトラ
キジトラは上記で紹介したサバトラと似たような性格であり、野性的な部分があります。
しかし、警戒心が強い場合もあれば人懐っこい性格の場合もあり、どちらの性格なのかを把握することが大切です。
人懐っこい性格の場合はオスである可能性が高い特徴があります。
ちなみに白い部分の面積が広ければ広いほど穏やかな性格になるとも言われています。
そのため、初めて猫を飼うのであれば白い部分が多い個体を選ぶことをおすすめします。
黒猫
黒猫は全身が黒色であるため、クールな性格と思われがちです。
しかし、実際は甘えん坊な性格の場合が多く、可愛い性格をしています。
警戒心も低く、人懐っこい一面もあります。
警戒心が低い理由は全身の黒色が大きく関係しています。
黒色は保護色であり、目立ちにくいメリットがあります。
そのため、警戒しなくても周りの色と同化しやすいため、必然的に警戒心も緩んでいます。
活発な性格であり、おもちゃであげることでストレス発散の効果も得られます。
茶トラ
さまざまな雑種の種類がいますが、茶トラが最も甘えん坊な性格をしています。
猫の大半が人に抱っこされることを嫌がり、長時間となると逃げだしてしまいます。
しかし、茶トラの場合は抱っこされることを嫌がらないため、簡単に抱っこして触れ合うことができます。
懐きやすいことはそれだけ飼いやすいことでもあるため、猫を初めて飼う際におすすめの雑種です。
また、人に対してだけではなく、猫に対してもフレンドリーであり、多頭飼いする際にもおすすめです。
ハチワレ
ハチワレは生命力に優れている特徴があり、非常にタフな雑種です。
そのため、病気になりにくく、長命になる可能性も高いです。
ハチワレは基本的に黒白であり、黒色の部分が広ければおとなしい性格であり、白色が広ければおっとりした性格で、マイペースな一面もあります。
黒白の面積が異なるだけで人懐っこい場合もあれば人に近づかない場合もあり、両極端な性格となります。
そのため、どのような猫を飼いたいのかを決め、ハチワレを選ぶのであれば色の面積も確認することをおすすせします。
白猫
白色は、自然界では目立ちやすいデメリットがあり、白猫は外敵に狙われないように常に警戒心を抱いてします。
そのため、他の雑種と比べると懐きにくいデメリットがありますが、慣れてくれば甘えん坊な一面も垣間見ることもできます。
縄張り意識が強い特徴があったり、飼い主以外に懐きにくい一面もあるため、初めて猫を飼う際の雑種としてはおすすめできません。
しかし、全身白いとは飼い主にとっても魅力的であり、清楚感と高級感を漂わせている雑種でもあります。
サビ猫
サビ猫は他の猫のことを考えることができ、賢い猫です。
また、協調性にも優れており、多頭飼いした際に喧嘩をしてしまうことも防げます。
空気を読むこともできるほど賢いとされています。
賢い猫ではありますが、飼い主には甘えてきたり、従者関係であることを認識している場合もあります。
母性が強いこともあり、出産後に我が子の相手をしないこともなく、安心して子猫を生んでもらうこともできます。
賢いことと空気が読めることはそれだけ自身の欲望を制限していることでもあるため、ストレスが溜まりやすい雑種です。
三毛猫
三毛猫はザ猫と思わせる性格をしています。
基本的に気分屋であり、甘える場合もありますが、素っ気ない態度をとることもあります。
警戒心が強いこともあり、人に懐きにくいデメリットもあります。
甘えてきてかまってあげてもすぐに去ってしまうほど気分屋であり、人によっては可愛げがないと考えてしまうこともあります。
気分屋だけではなく、プライドも高いため、躾ける際に言葉を荒げてしまうと一気に距離をとられてしまい、飼い主との関係が悪化してしまうリスクもあります。
猫の雑種の魅力とは?
猫の雑種よりも純血種の方がよいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、雑種の魅力も多くあり、純血種よりも優れている部分もあります。
そのため、猫を飼う際に純血種一択ではなく、雑種も選択肢の一つに入れることをおすすめします。
次に、猫の雑種の魅力について紹介します。
雑種にはどのようなメリットがあるのかを知りたい人や雑種の魅力に対して皆目見当もつかない人は参考にしてください。
雑種の意外な一面を知ることで興味を抱くことも可能です。
自分好みのかわいい猫と出会える
雑種のメリットは自分好みの可愛い猫と出会えることです。
純血種の中にも当然かわいい猫は多くいますが、8割が雑種であるため、圧倒的に可愛い猫に出会える可能性があります。
また、純血種の場合はある程度模様や性格が決まっている場合がありますが、雑種の場合は模様の種類が多いだけではなく、性格のバリエーションも豊富です。
ある程度好みの柄や模様を決め、飼いやすいと考えている性格を決めることでどのような雑種がおすすめなのかある程度選択肢をしぼめることができます。
比較的飼いやすい
雑種は比較的飼いやすい傾向があります。
そのため、初めて猫を飼おうと考えている人は純血種よりも雑種の方がおすすめできます。
雑種はさまざまな遺伝子と掛け合わされていることで強い個体になりやすく、病気やケガもしにくいメリットがあります。
病気になってしまうと多額の治療費が必要になってくる場合もあり、病気や怪我をしないことはそれだけ経済的に余裕を見出すことができます。
健康で長生きする子が多い
雑種は長生きする子が多く、できるだけ猫と長い期間一緒に生活したい人は雑種の猫がおすすめです。
雑種は純血種とは異なり、先天的な疾患が現れにくく、その後も大きな病気になりにくい特徴があります。
雑種が病気に強い理由はさまざまな遺伝子が組み込まれていることと、純血種は同じ遺伝子を掛け合わせるため、どうしても遺伝子に異常が起きやすく、先天性の病気になりやすいです。
雑種の場合は純血種の平均寿命よりも長く生きる可能性が高く、15~20歳の猫も少なくありません。
まとめ
猫の雑種にはさまざまな模様や柄に分けることができ、雑種の種類が異なることで性格にも違いが現れます。
雑種は、複数の違う品種が掛け合わさった種類であり、体が強かったり、個体数が多いメリットがあります。
また、模様や柄のデザインを知るだけでもある程度の性格に仕上げることもできます。
愛猫の模様はどのような物なのかを知り、性格も一致している部分があるのかを確認してみてはいかがでしょうか。
雑種の模様の特徴や性格を把握することで自身に向いている猫と出会うことできるのではないでしょうか。
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