
犬に枝豆はあげてもOK!与える量の目安やあげてはいけないケースとは
2022/02/19
目次
犬に枝豆を与えてもOK
犬に枝豆を与えてもよいのか気になる人もいるのではないでしょうか。
犬は元々肉食ではありますが、雑食にも近いので気になるものは何でも食べてしまう傾向があります。
そのため、飼い主の意図に反して枝豆を食べてしまうことも少なくありません。
しかし、枝豆は犬に与えても特別害になるものではないので体調不良を起こしてしまう心配もありません。
与える際に注意しなければならないことはあるので、最低限の知識は身に付けておきましょう。
食べさせる時は少し工夫を加える
枝豆は人でも飲み込むことができる小さい粒であるため、犬も飲み込んでしまう危険性があります。
また、犬の歯には穀物類をすり潰すような歯がないため、小さく丸いものはそのまま飲み込んでしまいます。
枝豆は決して消化が良い食べ物とは言えないので小さくして胃に入れることが好ましく、そのまま飲み込むことは消化不良を起こしてしまう危険性があります。
そのため、枝豆を与える際には、すり潰したり小さく刻んで普段与えているフードに混ぜるなどの工夫をしましょう。
一工夫するだけでも愛犬への負担を軽減することができます。
塩は入れないで必ず茹でる
人が枝豆を食べる際に塩を入れて味付けする場合が多いです。
枝豆に含まれている塩分量は人にとっては害になることはありませんが、犬にとっては多すぎてしまいます。
そのため、犬に枝豆を与える際には塩を入れないで茹でることをおすすめします。
また、犬はしょっぱい味付けを特別好む傾向もないため、塩を入れる一工夫は不必要です。
大概の場合は、人が好む味付けは犬にとっては濃い味付けになってしまっている場合が多く、何かしらの栄養素を過剰摂取してしまいます。
毎日枝豆を食べさせても大丈夫?
犬に枝豆を与えても問題ありませんが、毎日与えてもよいのか気になる人もいるのではないでしょうか。
与える量が少量であれば毎日与えても問題ありません。
枝豆には豊富なたんぱく質が含まれているため、健康的な体作りのサポートをしてくれます。
そのため、毎日枝豆を犬に与えることはメリットになることが多いです。
ただし、子犬や老犬の場合はうまく食べることができなかったり、消化できない場合もあるので、様子見をしながら与えるようにしましょう。
タンパク質は腎臓で分解されますが、多くのタンパク質を摂取した場合は腎臓に負担がかかるため、腎不全の犬には与えないようにしましょう。
犬に枝豆を与える際の適量は?
犬に枝豆を与える際には適量を守ることが重要です。
何事でも適量が大切であり、大幅にオーバーしてしまうといくら体に良い食材でも害になってしまいます。
枝豆にも同じことが言えます。
枝豆100g中に135カロリーも含まれているので、結構豊富に含まれていることがわかり、与えすぎは肥満の原因となります。
犬に与えてもよい枝豆の適量は犬の体型ごとに分けられ、4㎏以下であれば4~9粒、10㎏以下は14~23粒、25㎏以下は23~40粒、25㎏以上は50~60粒を目安にしましょう。
犬に枝豆を与えてはいけないケースとは?
犬に枝豆を与えても問題ないことを紹介しましたが、与えてはいけないケースもあります。
そのため、一概に犬に枝豆を与えても大丈夫と考えるのではなく、与えてはいけないこともあると認識しておきましょう。
次に、犬に枝豆を与えてはいけないケースを紹介します。
愛犬が当てはまるかどうかを確認してから枝豆を与える判断をしましょう。
生のままでは食べさせない
枝豆を犬に与える際には生のまま与えないようにしましょう。
人も枝豆を食べる際には火を通すように犬に与える際にも火を通すことが大切です。
生の枝豆にはトリプシンインヒビターという成分が含まれており、消化酵素でもあるトリプシンの働きを妨げてしまいます。
そのため、生の枝豆を食べてしまうと下痢などの症状を起こしてしまうリスクがあります。
枝豆は元々消化しにくい食材ですが、生のままではより消化しにくくなってしまうので、茹でるなどして火を通しましょう。
トリプシンインヒビターは熱を加えると分解してしまう特徴があるため、トリプシンの働きを阻害してしまう心配もいりません。
皮・さやは与えない
枝豆を食べる際にさやから豆を取り出して食べることは人であれば普通ですが、薄皮は食べる人もいるのではないでしょうか。
そのため、さやから豆を出したまま犬に与えてしまうことも多いですが、下痢などの症状を起こす危険があります。
さやは明らかに消化に悪い見た目であり、食べるものではないという認識もあるため、犬にさやごと与えることはほとんどないです。
しかし、薄皮もさやと同じように消化しにくい部分でもあるため、与える際にはさやと薄皮どちらも取り除いてから与えることをお勧めします。
大豆アレルギーに注意する
枝豆を与える際には大豆アレルギーに注意しましょう。
大豆と枝豆は見た目が異なるため、違う作物と考えてしまうことも多いですが、大豆の未熟な物を枝豆と言います。
そのため、大豆と枝豆は全く同じ作物であり、大豆アレルギーがあれば枝豆を食べてもアレルギー反応を起こしてしまいます。
すでに大豆アレルギーがあることがわかっているのであれば大豆だけではなく、枝豆も与えないように注意しましょう。
また、大豆アレルギーがあるのか判断できていない場合は、初めて枝豆を与えるのであれば少量ずつ与えるようにしましょう。
枝豆を与えた際に咳や痒み、湿疹などがあらわれたら大豆アレルギーを持っている可能性が高く、すぐに病院で治療してもらいましょう。
尿路結石を患う犬には与えない
尿路結石を患っている犬には枝豆は与えてはいけません。
尿路結石になっている犬は食事による治療が行われている場合が多く、細かく摂取するミネラルなどが制限されています。
そのような状況で枝豆を与えてしまうと治療法がうまく効果しない場合も出てきます。
そのため、枝豆を与えたい場合はまず尿路結石を完治させるようにしましょう。
完治すれば療法食もなくなり、枝豆を食べても問題ありません。
また、治療中は枝豆に限らず決められた食事以外は与えてはいけません。
枝豆に含まれる栄養素は?
枝豆にはさまざまな栄養素が含まれているため、犬に与えることで健康的な体づくりのサポートをしてくれます。
上記で紹介したタンパク質はもちろんですが、皮膚を保護する役割があるビタミンCや骨のタンパク質を活性化するビタミンKも含まれています。
そのほかには血液に効果がある鉄分やカリウムなども含まれているため、非常に優れている食材とも言えます。
そのため、大量に与えてしまいやすいですが、多くのタンパク質も含まれているので運動量が少ない犬では肥満の原因となります。
まとめ
犬に枝豆を与えること自体は問題なく、豊富な利用が含まれているため、与えることで得られるメリットは大きいです。
ただし、枝豆を与える際には注意点を把握していなければ愛犬の体調を崩してしまう原因となってしまいます。
さやや薄皮を取り除くことはもちろんですが、生で与えることもできないので、意外と与える際に手間と時間がかかってしまいます。
手間はかかってしまいますが、それに見合うほどのバランスのよい栄養が含まれているため、枝豆に含まれている栄養素で改善できる不調を起こしているのであればフードに混ぜて与えてみましょう。
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