犬がふてくされる理由とは?仕草や対処法も紹介
2020/09/04
目次
犬がふてくされるのはなぜ?
犬も人間と同じように感情というものがあり、いつも喜んでいる訳ではなく、悲しんでいる時もあれば、しんどくなって元気がない時もあります。
そしてふてくされる事もあるのです。
犬がふてくされる理由が様々考えられるのですが、今回はそれをご紹介していきたいと思います。
原因①わがまま
犬も人間の子供と同様、自由気ままに育ててしまうとわがままになってしまう事があります。
犬がわがままになる主な原因は、飼い主さんとの主従関係が正しく築けていない事かもしれないとのこと。
飼い主さんがしっかりしつけをしていなかったり、甘やかしてばかりいると犬は「自分は飼い主より立場が上だ」と勘違いしてしまうことがあるのです。
そのように育ってしまうと自分の要求が通らなかったりするとすぐに機嫌が悪くなって「何で自分より立場が下の人に怒られなければいけないの」という感じでふてくされるという事があります。
原因②ホルモンバランスの崩れ
犬には発情期というものがあります。
オスの場合はそこまできつくないのですが、メスとなると自律神経が乱れホルモンバランスが崩れてしまい、イライラしたりちょっとした事で機嫌が悪くなりふてくされてしまうという事があります。
これはメスである以上、仕方がない事なのでいつもよりイライラしたりふてくされる回数が多いなと思った時は、そっとしておいてあげましょう。
この時は犬も何故イライラしたりふてくされるのかわかっていない場合が多いです。
発情期以外にも病気やストレスでホルモンバランスが崩れる事もありますので、発情期が過ぎた後も機嫌が悪い状態が続いたり、体調が悪そうであればすぐに受診するようにして下さいね。
原因③体調が悪い
これは人間も同様の事が言えると思いますが、体調が悪いとできるだけ構って欲しくないのでそっけない態度を取ったり、イライラしてふてくされたりします。
それだけ体調は悪い時は余裕がないと言えるでしょう。
そんな時、飼い主さんは愛犬の体調をしっかり観察してあげる事が大切です。
体調が悪い場合、ふてくされている態度だけではわからない事も多いので、
・ご飯はしっかり食べているか?
・水分をしっかり補給しているか?
・おしっこや便はしているか?
という健康観察が大事になってきます。
すぐに病院へ連れて行く事がなさそうであれば少し様子をみてそれでもよくならない場合は受診しましょう。
原因④ストレス
これも人間と同様で犬もストレスがたまるとイライラしてしまいがち。
ストレスの原因は犬によって違いますが、人間にとっては何ともない事でも犬にとっては大きなストレスの1つになっている事もあるのです。
具体的にあげると睡眠不足や運動不足。
犬にとっては大切なコミュニケーションツールである運動や散歩は不足すると欲求不満になってストレスを抱えてしまう事になります。
そして、理不尽な怒り方も絶対にNG。
このように犬というのは人間社会で生活するという事がストレスを抱えやすい状況であるという事を飼い主さんは覚えておいてあげて下さいね。
犬がふてくされる時の仕草
では、犬がふてくされている時どのような仕草をしているのでしょうか?
普段何気なくしている仕草がもしかしたらふてくされている仕草なのかもしれません。
そこで、ここでは犬がふてくされている時の仕草をご紹介しましょう。
触ろうとすると噛む
飼い主さんが構ってあげようと撫でたり触ったりした時にふてくされていれば無視をする事もありますが、ふてくされ度がマックスになってしまうと噛んできたり唸りだしたりします。
飼い主さんはただ触ろうとしただけなのに噛まれたり唸ったりされるとただただびっくり。
しかし、そんな時は何故愛犬がふてくされているのか原因を考えてみて、機嫌が良くなるまでほおっておくのが一番です。
決して、無理やり引っ張り出して怒ったり、スキンシップを取ろうとしないようにしましょう。
あくびを何回もする
あくびをしている仕草を見ているとただ「眠たいだけなんだ」と思ってしまいがちですが、何回もあくびをしている時は機嫌が悪い場合があります。
あくびというのはリラックス状態を示している事もあるのですが、機嫌が悪いという全く正反対の状態の事もあるのです。
わかりやすい例をあげると、愛犬をきつく叱ったりした後に何回もあくびをしている時は強いストレスがかかっている状態で、あくびをする事で緊張状態をほぐしたいと思っているという事になります。
そんな時は、愛犬が好きな遊びや散歩に連れて行くなどしてストレス発散させてあげるのがいいかもしれませんね。
飼い主に無関心
飼い主さんがスキンシップを取ろうとしても一切興味を示さなかったり、いつもなら大好きなおもちゃを見ると飛んでくるのにずっと寝たまま。
明らかに耳や動いているので聞こえてはいるのですが、ふてくされてしまっている時は飼い主さんにも無関心になってしまいます。
そんな仕草をされたら飼い主さんも悲しくなってしまうでしょうが、落ち着くまではそっとしておくようにしましょう。
がっかりしてふて寝
おやつをくれると思ったのにくれなかった時や怒られた時などにふて寝をする仕草を見せる事があります。
そんな時に、飼い主さんが呼びかけたり構ったりしようとしても全く反応なし。
完全に寝たふりをしてそのまま本当に寝てしまう事も。
ふて寝しているなと思ったら、飼い主さんはそれ以上構ったりせずそっとしておくようにしましょう。
しつこくしてしまうとストレスがたまったり、もっと機嫌が悪くなったりします。
不機嫌に睨んでくる
人間にも喜怒哀楽がありますが、犬も同様に喜怒哀楽がはっきりしています。
嬉しい時は大きい目でこっちを見てくれますが、機嫌が悪い時は口角を下げて口を閉じたままで不機嫌そうにこちらを睨んできます。
明らかにムスッとした表情ですのですぐにわかるでしょう。
そんな時はスキンシップを取ってみて下さい。
すぐに機嫌が良くなって一緒に遊びだすようであれば問題ないのですが、無視したり嫌がったりするようであればまさしく機嫌が悪いという状態です。
反抗期?呼んでも来ない
飼い主さんが愛犬を呼ぶといつもなら飛んできてくれるのに、ふてくされている時は無視です。
そんな時、愛犬を見てみると耳だけは動いています。
聞こえているのに無視しているのです。
あまりしつこく呼び続けると「うるさいな」といわんばかりにより遠くへ行ってしまう事もあります。
それだけイライラする事があったという事なので、ほおっておきましょう。
犬がふてくされる時の対処法
犬がふてくされる原因やふてくされている時の仕草をご紹介してきますが、実際に愛犬がふてくされている事を知ってしまうと飼い主さんもどう対処すればいいのか戸惑ってしまいますよね。
そこで、ここでは、犬がふてくされている時の対処法をご紹介していきましょう。
定期的に運動させる
ふてくされてしまう原因には運動不足になっているという事もあると先ほどご紹介しましたね。
運動不足でストレスがたまってしまっている場合には、定期的に運動をさせてあげて下さい。
可能であれば、週に一度は公園やドッグランなので遊んであげたり走らせてあげるとストレスが発散され、睡眠の質もよくなり睡眠不足も解消されるという一石二鳥です。
ふてくされるという事も少なくなっていくでしょう。
放置する
一時的なふてくされであれば、時間が経つと機嫌も良くなっている事が多いので、基本的に放置しておいてあげるのが一番です。
放置し、静かに過ごす事も犬にとっては気分をリフレッシュする事ができますので、そのような心のメンテナンスの時間も大切にしてあげて下さいね。
しかし、ふてくされる頻度が何回もあるようだったら、日頃の接し方やケアの仕方を見直してストレスの原因を少しでも取り除いてあげるのが大切です。
スキンシップ
犬にとって飼い主とのスキンシップは非常に重要なものです。
あまりにスキンシップが少ないと愛犬は「愛されていないのかも」と欲求不満になってストレスがたまってしまいます。
愛犬がふてくされている事が多い場合は、スキンシップ不足という事もありますので、そんな時はしっかりスキンシップをはかり愛情を与えてあげましょう。
多頭買いをしている場合は、一匹だけに偏ってしまうと他の犬が拗ねたりふてくされたりしてしまいますので、満遍なくスキンシップをはかるようにして下さいね。
しつける
わがままが原因でふてくされているのであればしっかりしつけをする事が大切です。
ふてくされる原因でご紹介しましたが、わがままになる理由は飼い主さんとの上下関係が築かれていないからかと思われます。
最初からしつけをしっかり行い主従関係を築けているのであれば、飼い主さんから怒られても、自分の欲求が通らなくてもストレスに感じる事が少なくなり、ふてくされる事なく飼い主さんの言う事を聞くでしょう。
しつけをするという事は褒める事も入っていますので、普段から褒めてあげる事ができていればしつけも問題なくできるようになります。
おもちゃで遊ぶ
構ってあげられていない事が原因でふてくされている場合は、大好きなおもちゃで遊んであげるのもいいですね。
おもちゃを使うと飼い主さん側から愛犬への一緒に遊んであげるという明確な意思表示になりますので、犬は構ってもらえているんだとわかりやすく伝わります。
ここで、ダラダラするのではなくメリハリをつける事が大切。
おもちゃを出したら遊ぶ時間、出していない時は遊ぶ時間ではないとはっきりさせておくと、愛犬も時間を意識するようになりますので、しつけをする時にも役立つでしょう。
まとめ
今回は犬がふれくされる原因や仕草、対処法をご紹介してきました。
こうして見てみると犬は人間の事をよく観察していますよね。
そして人間ともよく似ているなと感じました。
犬が人間の事をしっかり見てくれているのだから、人間もしっかり犬の様子を観察してあげる事が大切ではないでしょうか。
そして、ふてくされているような仕草が見られたら原因を探りストレスを軽減させてあげたり、気持ちを理解してあげる事が大切ですね。
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