【焦らないで!】犬の歯が抜けた原因は?ご飯やその後の対処法を詳しく解説

2021/01/29

目次

犬の歯が抜けた原因は?

痛がりもせずに、ポロっと愛犬の口の中から何か出てきたなと思ったら歯だった…
という経験をした飼い主さんも多いのではないでしょうか。

一瞬びっくりしてしまうかと思いますが、犬には珍しくない話です。

しかし、歯が抜けた原因によっては受診が必要になる場合もありますので、ここでは犬の歯が抜けた原因をご紹介します。

歯周病

歯周病は人間にはよくある話ですが、犬でも同様の病気となっており、歯周病を患う犬は少なくありません。

歯周病は年齢が増すごとに増えていき、原因は色々ありますが、口臭がきつくなったり、よだれが多くなったなどの症状が見られるようになったときは、できるだけ早めの受診をおすすめします。

予防方法としては毎日の歯磨きが一番になってくるので、歯周病にならないためにも毎日の歯磨きを日課にするのが理想です。

毎日の歯磨きが難しい場合は、タオルやガーゼを濡らしたもので、歯や歯茎を磨くだけでも効果はありますので、ぜひ試してみてください。

永久歯への生え変わり

こちらも人間の子どもと同様、犬にも永久歯に生え変わる時期というのがありますので、これが原因で歯が抜けたとしても自然なことなので、全く問題はありません。

一般的には生後3か月~7か月前後で生え変わりますが、一つ注意してもらいたいのは乳歯遺残(にゅうしいざん)です。

乳歯遺残とは、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきてしまうことを言います。

しかし、そうなると歯並びが悪くなるだけでなく、噛み合わせも悪くなるので、生後10か月を経過しても乳歯が残っている場合は、受診し抜歯してもらうことをおすすめします。

犬の歯が抜けた場合ご飯はどうする?

人間であれば、歯が抜けた時はご飯が食べにくいものですが、犬はどうなのでしょうか?

食べにくいのではないか?
柔らかくしてあげないとダメではないか?

と飼い主さんからすれば心配になってしまいますよね。

そこで、ここでは犬の歯が抜けた場合のご飯はどうすればいいのかをご紹介します。

歯が抜けてもご飯は食べられる

犬がご飯を食べている姿をよく観察してもらえればわかるのですが、犬は咀嚼のために歯を使っておらず、ほぼ丸のみです。

ドッグフードなどは丸のみしても消化できるように作られているので、ご飯に関しては歯がなくても心配無用なのですが、歯が抜けたときにガムなどの硬いおやつをあげるのはダメです。

かみ砕くことができなくて、最初は舐めているだけかと思いますが、そのうち丸のみしてしまうことがあるかもしれず、喉に詰まって窒息する危険性があるので丸のみしても大丈夫なものだけを与えるようにしてあげてください。

歯が抜けた後のご飯の与え方

歯が抜けたとしても異常がなければ普通のドッグフードで大丈夫ですが、丸のみしても喉に詰まる危険性がない大きさにしましょう。

心配な場合は、少しお湯でふやかして柔らかくしたり、ウェットフードタイプのものを与えても良いですね。

丸のみを心配する飼い主さんも多いのですが、犬の場合は、胃の消化機能が優れているため、心配ありません。

しかし、先ほどもご紹介したように、硬いものはあげないように注意してくださいね。

犬の歯が抜けた後の対処法

犬の歯が抜けた後、まずはどう対処すればいいのは焦ってしまう飼い主さんも多いでしょう。

成犬・老犬・子犬と対処法が変わってきますので、ここではそれぞれの対処法を詳しく解説していきます。

動物病院へ行く

成犬や老犬で歯が抜けた場合は、歯周病が原因のことが多く、永久歯なので二度と歯が生えてくることはありませんので、まずは受診し他の歯の状態をしっかり確認してもらってください。

そして、他の歯が問題ないことがわかれば、同じように抜けてしまわないよう、しっかり歯磨きをして予防をすることが大切です。

おもちゃを与える

子犬の歯が抜けた場合は、その歯を飲み込んでしまうのがほとんどなのですが、ウンチとして排泄されますので、心配はいりません。

生え変わりの時期になると、甘噛みが頻繁に見られるようになるのですが、歯茎がむずかゆい感じがするのが理由ですので、色んなものを噛もうとします。

かゆみは犬にとってストレスになってしまう可能性があるため、犬用の噛むおもちゃなどを与え少しでもイライラを解消してあげることが大切です。

まとめ

今回は犬の歯が抜けた場合の原因やご飯の与え方、対処法などをご紹介してきました。

子犬・成犬・老犬と歯が抜ける原因も対処法も違うので、この記事を読んで参考にして頂ければと思います。

犬も人間と同様、歯は生きていく上でとても大事なものになりますので、歯周病などにならないよう、定期的な口腔ケアをしっかりしてあげるようにしてくださいね。

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