実は降参のサインじゃなかった?!愛猫がお腹を見せる5つの理由を紹介!

2020/05/22

目次

猫がお腹を見せるのは降参の意味ではない

遊んでいるときやリラックスしているとき、猫はあお向けスタイルになります。お腹を見せるときは降参を意味していると思っている人が多いかと思います。

実施はそうではないようです。動物はお腹を見せたら、降参もしくは服従していることを表していると言われています。

しかし、猫の場合、猫同士がケンカをした際、劣勢になったほうがお腹を見せます。お腹を見せると不利に感じられますが、あお向けになることで前足で相手を抱え込んで噛みつき、後ろ足でキックしたり攻撃できるからです。

つまり、猫がお腹を見せるのは、反撃体制のためであり、降参を意味するのではないということです。

猫がお腹を見せる理由は?

とは言え、お腹は、内臓が詰まっている大切な場所です。誰にでもお腹を見せる訳ではなく、心を許している飼い主さんへ見せることが多いです。

ケンカの際の反撃体制とは違って、飼い主さんへお腹を見せるというのは別の意味があります。お腹を見せる理由を5つご紹介していきたいと思います。

お腹を見せる理由①飼い主への信頼

猫が飼い主さんへお腹を見せるのは「この人は安心できる存在」という意味になります。

お腹は内臓が詰まっていて骨がないので、とても大切で弱い部分です。油断の許さぬ相手には決して見せないでしょう。つまり「あなたを信頼していますよ」ということのメッセージになります。

通常、子猫は母猫に甘えるとき、お腹を見せます。小さいうちから生活を共にしていると、猫にとって飼い主さんは母猫のような存在になるのでしょう。お腹が空いたときやかまって欲しい時など、甘えたいアピールの一つとしてお腹を見せるようになります。つまり、猫がお腹を見せるのは、飼い主さんへの信頼からくる甘えの行動です。

お腹を見せる理由②飼い主への欲求

他にも、飼い主さんへお腹を見せるのは「撫でて欲しい」とか「一緒に遊んで欲しい」といった、かまってほしいときです。

そんなとき、猫はお腹を見せるとともに体をくねらせたり、しっぽを動かしたりしています。こんなときは、猫とたくさん触れ合ってください!

また、飼い主さんが帰宅した際、目の前で床に転がってお腹を見せるのは、飼い主さんを待ちわびていて嬉しいという気持ちの表現です。こんなときも、思い切り甘やかしてあげましょう。

他にも、飼い主さんが他のことに気を取られているとき、目の前でいきなりゴロンと転がってお腹を見せるなども、自分に関心を向けてほしいという気持ちの表れになります。

お腹を見せる理由③リラックス状態

猫は、心を許している人や環境の前では決してお腹を見せることはありません。必ず安心できる場所で、リラックスしているときにお腹を見せることがあります。猫なりに気分転換をしているのでしょう。

日向ぼっこしているときや、静かな夜になったとときなどにお腹を見せていたり、背中を床に擦りつけてクネクネしているときなどは、かまったりせずそっとしておきましょう。

猫も自分の世界に入って、気持ちも体ものびのびとしたいという表れなのかもしれません。ですので、いきなりお腹を触ったりなどすると、ビックリされることもあります。

お腹を見せる理由④居場所の安心感

猫は、知らない人や環境、モノに対しては強く警戒します。そのようなときには、間違っても弱い部分であるお腹を見せるといった行為は決してしません。

猫は、自分の居心地の良い環境をとても大切に考えます。自分がわかっている場所や環境であれば、信頼できる飼い主さんに対して、安心感を感じてお腹を見せます。たとえ、飼い主さんが近くにいても、あまり馴染みのないなどよく知らない場所では決してお腹を出すことはないでしょう。

猫にとって安心できる場所であれば心も身体もリラックス状態となり、猫はお腹を見せることができるのです。

お腹を見せる理由⑤暑い思っている

猫がお腹を見せる別の理由としては、体の熱を逃がすためです。

暑い夏の日などに猫がお腹を見せて寝ている姿を見たことがありませんか。暑い日に、ひやっとするフローリングなどであお向けになって昼寝をしているのは、暑さから熱を逃がすためにお腹を出して寝ているのです。犬でも人間でも暑いと感じると、涼しい場所へ行ってゴロンと寝転がるということをしますね。

しかし、暑いからといって体から熱を出したい!と思ったとしても、もちろん猫自身が安心できる環境でなければこのような行動はできません。安心できる安全な場所であるからこそ初めてお腹を見せるということができるのです。

猫がお腹を見せてくねくねする理由は発情期だから?

メスの猫がお腹を見せて体をくねくねしていることがあるのは発情期が考えられます。

メス猫で、避妊手術をしていないと、生後半年くらい経ったあとの春や秋の初めに発情期になる可能性があります。

メス猫は発情期になると、コロンと転がり、背中を床に擦り付けてくねくねと体を動かすことで、オス猫にアピールします。そうすることでオス猫が寄ってくるのです。

室内で、オス猫がいない環境であっても、発情期になると、コロンと転がってくねくね体を動かして大きな声鳴くようなります。

まとめ

猫がお腹を見せる理由についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

ケンカなどをして降参しているということではなく、主に飼い主さんへの信頼の現れであったり、リラックスしている、あるいは暑いと感じているということなどお分かりいただけたかと思います。

それはなによりも、猫は安心できると感じる場所でなければこのような行動をすることはありません。

あなたの愛猫がこのような行動を見せることがあれば、それは、あなたを信頼し、安心できる環境であると感じているほかありません。そのような関係や環境づくりができるといいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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