【徹底解説】犬を飼う事についてのメリット、必要な知識、10の事

2020/03/31

目次

犬を飼うメリット

犬を飼うメリットとして犬は様々な癒しや効果をもたらします。
犬を飼う上で育てることやしつけること散歩など、後に不安になってくることもありますがまずは犬がもたらしてくれるメリットを考えましょう。
犬を飼うことで得られる生活面でのメリットは、

・外に出ることが多くなるので社会性を学び考え方が変わる
・小屋やケージの掃除を行うことで自然と綺麗好きになる
・散歩することによって運動不足の解消になる
・子どもがアトピーになる確率を下げることができる

など生活面で犬がいるといないとではこんなにも変わってきます。
また、犬を飼う事で得られる精神的メリットは、

・犬とのふれあいで生き物とのふれあいが生まれ人生に潤いや充実感が出る
・犬が間接的に人間関係をスムーズにしてくれる
・犬と戯れることで「オキシトシン」が出てストレスが軽減される
・孤独を感じなくなる
・犬だけでなく自分自身も成長できる
・他人にも思いやりが持てるようになる

など人間関係で悩んでいる人、ストレスをため込んでしまっている人にも犬は効果をもたらします。
もちろん犬を飼うことで叱ってしまったり分かり合えないこともあり苛立つ時もあります。
でもそれ以上に犬は私たちに多くの幸せを運んでくれるということがわかっていただけたのではないでしょうか。

犬を飼うって大変なの?早見チェックリスト!


結論から言うと犬を飼うことは大変です。
犬を飼うことは決して簡単で楽なことではなく、時間やお金、近隣の家への配慮など考えなくてはいけないこともあります。
犬を飼うことを決めた時、自分たちの生活にどれだけ影響があるのか、最低限どんなことを守ることができれば犬を飼えるのかチェックリストにまとめたので各自チェックしてみてください。
・世話をする時間を確保できるか
犬がいるだけで食事の時間やケージ掃除に費やす時間、散歩の時間など一日のうちの多くの時間が犬のための時間になります。
子犬を迎え入れてからは成犬になるまでの慣れないうちはあわただしく感じることもあります。
・自分や家族の体力に問題はないか
子犬や大型犬を扱う場合には体力をより多く必要とします。何より人間の自分自身が健康でなければなりません。
日々の世話で疲れていては犬を飼育するのに十分な体力とは言えません。
自分の体力に問題が無くても家族がその犬を扱えなければ意味がありませんので家族と十分に話し合って飼う犬を決めることが大切です。
・終生飼養のための費用が確保できるか
犬を飼育していくためには少なくとも万単位でお金がかかります。
また定期的に予防接種やワクチンなども必要になるため小動物などを飼育するよりもはるかに費用がかさみます。
自分の経済状況を判断し今飼うべきなのかをしっかり考えましょう。
・自宅の中に犬が落ち着けるスペースを用意できるか
小型犬であれば比較的に小スペースで飼育することが可能ですが、中型犬や大型犬を飼育する場合はケージのほかにも休めるスペースが必要になる場合もあります。
自宅があまりにも狭すぎる場合は引っ越しや家の片付けなどが先になる場合もありますので飼おうとしている犬がどのくらいのスペースを必要とするのかを事前に調べておきましょう。
・犬が暮らせる生活環境が整っているか
集合住宅や賃貸の場合、そこは「ペット可」の物件でしょうか?
もしペット不可の場合は後から大家さんや同じ住宅に住んでいる方とトラブルになりかねません。
最悪の場合せっかく飼った犬を手放さなければならないなんてことにならないように事前に確認しておきましょう。
・もしもの場合面倒を見てくれる人はいるか
自分自身が病気やけがで散歩などの世話が万が一できなくなってしまった場合に、親戚や友人など自分に代わって犬の面倒を見てくれる人が居るかはかなり重要です。
折り入って相談やお願いをしておくようにしましょう。
・老犬になっても最後まで世話をする自信があるか
人間が老いるように犬も年を取ります。
老犬になれば介護や通院など今まで以上に気配りと時間など手間がかかります。
愛犬が介護状態になった場合などにはしっかりと最後まで面倒を見てあげられるのかよく考えておきましょう。
最近では老犬を預かってくれる施設もあるようですが本当に愛犬にとってそれが良い選択なのかはよく考えてください。

ライフスタイル

犬が1匹増えることでライフスタイルは大きく変わります。
犬が中心の生活になる人もいれば、自分のライフスタイルに合わせる飼い主もいます。
今のライフスタイルに犬がいる空間を想像できるのか、まずはそこを考えてみましょう。
また自分のライフスタイルに犬を合わせる場合は、犬選びも重要になります。犬ごとに性格も体格も違うので自分に合った犬選びをすることが重要です。
また、犬を飼おうと決めた場合近隣への配慮も怠ってはなりません。
近隣の家への配慮ですが意外とそこまで気づけない飼い主さんが多いです。
例えばですが、近隣に赤ちゃんや高齢者がいたとして子犬が吠えていたらどうでしょうか?
私たちは犬が吠えているのが気にならないかもしれませんが赤ちゃんや高齢者にとってはそれが騒音になることもあります。
近隣の方と良い関係を保つために近隣の住民にも配慮をすることが大切です。

時間

犬を飼うということはこの先の10年から15年全ての時間を共にする覚悟が必要です。
もし途中で嫌になっても投げ出すことは出来ません。責任をもって飼い続ける必要があります。
もちろん旅行などで家を離れるときは一緒に連れて行けるのかそれともペットホテルなどに預けるのかを考えなければいけません。ペットホテルに預けるということも良いですが犬にとっては大きなストレスにもなるということも覚えておきましょう。
また散歩は1日2回か3回を必要とし一回40分から1時間ほど散歩に時間を要します。散歩は原則毎日行うことを推奨していますので、もちろん雨が降っていてもカッパを着て散歩をしたりするなど毎日散歩の時間を確保できるかどうかも重要になります。

お金

犬は思っている以上に意外とお金がかかります。
例えば子犬を迎える際には少なくとも以下のお金がかかります。

初めて子犬をお迎えするときは子犬の生体価格に+10~15万は見込んでおくと安心です。
そのほかにも毎月のご飯代やペットシーツ代、定期的に狂犬病の予防接種やワクチン・フィラリア・ノミダニ予防が必要になりますので年間15~20万は必要と思っておいたほうが良いでしょう。
また病気になればその分お金がかかります。
保険に入らなければ高額になることもありますので注意が必要です。
保険加入についても加入内容によっては月々の支払額も変わってきますので調べておくと良いでしょう。

健康問題

家で出来ることは出来るだけ行っておきたいです。
例えば、歯磨きや耳掃除、シャンプー、ブラッシングなど家で出来ることは手順などあらかじめ調べておくことをおすすめします。
歯磨きは毎日行うのが基本です。現在では歯磨きシートなども市販に売っていますが万が一用意ができていない場合などは水を含ませた脱脂綿を指に巻き付けて歯をこすってあげるのも良いです。
耳掃除なども市販でイヤークリーナーなどがありますのでそういったものを利用しましょう。
シャンプーブラッシングは無理に行わなくても良いですが最低でもブラッシングは月に1回以上行うようにしましょう。面倒な場合はペットサロンを利用する事もおすすめです。
また家では解決しようがない病気にかかることもあります。
その場合は自己判断せず、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

犬を飼うにあたっての心構え


犬を飼う時に何を考えなければいけないでしょうか。
またどんなことろ構えが必要なのかをまとめました。
・旅行など遠くに自由に行けなくなる
旅行は好きですか?
犬がいる場合は旅行がかなり制限されると思ってください。
一緒に連れていくことも可能ならば一緒に連れていくことも考え、海外などに行く場合はペットホテルに預けるということが必要になります。
私たちの宿泊代にプラスで犬の宿泊代も加算されることになりますので旅行に着やすくいけるかと言われればそうでないことを覚えておいてください。
・子犬は夜泣きや要求吠えが多い
たいていの人は犬を子犬から買おうと思っている人が多いでしょう。
子犬は成犬と違いほぼ24時間監視し、しつけを怠らないようにするのが成犬になったときに手間がかからない一番の近道です。
また小さいうちは夜泣きが激しく私たちの睡眠にまで支障をきたすことがあります。
なので子犬から成犬になるまでの約1年間は家族全員が協力することが不可欠です。
・毎日の散歩が必要
もちろん犬は運動を必要としますので家の中での部屋んぽなどではもちろん一日の必要運動量が足りません。
そのため毎日時間を確保し散歩を行うことが重要です。
・途中で放棄はできない
子どもが大きくなって養育費が予想以上にかかったから飼育の費用が足りないや、高齢で毎日散歩ができなくてかわいそうだから手放すなんてことは出来ません。
これから先10年~15年は一緒に過ごしていく家族です。飼えなくなっからといって手放すのはゼッタイにしてはいけません。
今紹介したことはほんの基本中の基本です。
以上の事が1つでも守れなさそうな場合は、犬を飼うべきではないと言えます。

犬を飼うにあたって必要な物


犬を飼う時には一緒に必要になるものがたくさんあります。
買いそびれてしまわないように犬を迎える1週間前には全ての飼育セットが用意できるようにしておきましょう。
・首輪とハーネス
小型犬用、中型犬用、大型犬用とサイズが分かれています。
愛犬に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
分からない場合はペットショップの店員に聞くのが一番良いです。
ハーネスなどは首輪よりも首に負担をかけないように胴体の部分から支えるものになっています。必要か否かもよく相談しておくといいでしょう。
・ペットシーツ
犬のサイズやケージのサイズ、雌雄によっても使用するペットシーツが異なってきます。
ペットシーツに関してはペットショップごとにオリジナルの商品も販売しておりますので値段や性能などお財布と相談しながら決めても良いでしょう。
・ネームタグ
必ずネームタグを購入しましょう。最近ではICチップなどで個体の判別ができるようになっていますが、迷子になって一般の人が発見した場合は何よりもネームタグが一番の連絡先です。
・エサ入れと給水機
エサ入れや給水機は体格に合ったものを用意しましょう。
足の長さや体の長さに応じていろいろなものが販売されています。
・犬の寝床
柔らかい毛布のようなものを用意しましょう。
必要なくなったブランケットでも代用可能です。
・犬用シャンプー
シャンプーをペットサロンでお願いする場合は必要ありませんが、雨の日などで体が汚れてしまった場合などに軽く流してあげる為に1本は持っておくと便利です。
・ブラッシング用のブラシ各種
ブラッシング用のブラシにはたくさんの種類がありますが、最低でも「スリッカーブラシ」と「ラバーブラシ」は所持しておきましょう。
・おもちゃ各種
おもちゃには単に遊べるぬいぐるみタイプのおもちゃや、コングといった知育になるおもちゃも販売しています。
年齢に応じて様々なおもちゃがあるのでいろいろ試してみることをおススメします。
・デンタルボーン(必要に応じて)
デンタルボーンはその名の通り歯磨きができる骨タイプのガムのようなものです。
歯磨きが苦手な子や噛み癖のある子はどうしても歯磨きを私たちが行うことが難しいためこのような自分で噛んで歯磨きの代わりになるようなものも使用を考えておくといいです。

子犬の場合は子犬用のミルクやトイレトレーニングがまだ未完成の状態の場合はオムツが別途必要になります。

飼ってみないと解らない大変な10の事


1.自分の時間が制限される
学校や仕事帰りに友達や同僚との時間が犬のせいで取れない場合があります。
付き合いが悪いと思われることもしばしば。
犬がいる生活で心が豊かになったり新しい人間関係が作れたりもしますが、犬が家で待っているということを考えると今まで合った友好関係にひびが入る可能性もあります。
2.お金がかかる
思っている以上にお金がかかります。
給料が低く1人暮らしをしている場合は事前にその犬を飼うことで生涯いくらお金が必要になるのか、年間どのくらいの金額が必要なのかを事前に考える必要があります。
3.避妊・去勢が必要
避妊・去勢を行わない限り感染症になる可能性もあり、病気になるリスクがぐんと上がります。
またドッグランなどに連れていけば知らないうちに望んでもいない子が出来てしまう可能性もあります。
4.時間がかかる毎日の散歩
毎日朝と晩に散歩をする時間が必要になります。朝はいつもより1時間以上早く起きなければなりません。また夜は早めに帰宅し排泄を我慢している犬のためになるべく早く夕方の散歩に出なければなりませんので朝は早く、定時後もまっすぐ自宅に帰らなくてはなりません。
5.ペット保険加入の有無
ペット保険の加入率は現在上がってきているものの本当に必要なのかを迷うこともあります。
例えば某ペット保険に加入した場合
70%保険料を負担してくれる場合の月額で3700円
50%保険料を負担してくれる場合の月額で2600円
がかかります。
また月額を年間で換算すると約3万円~4万5000円ほどが一年間の飼育費に加算されることになります。
6.定期的にブラッシングが必要
短毛種や長毛種によってブラッシングの頻度は変わるもののブラッシングは欠かせません。
散歩の時間に加えてその後ブラッシングが必要になります。
そのためブラッシングの時間も1日のスケジュールの中に確保しなければいけません。
7.家の中の配線などに注意が必要
家の中に配線のコードがある場合噛んでしまう危険があります。
噛んでしまっては感電の恐れがありとても危険です。
8.毎日掃除をしないと毛が部屋に溜まる
抜け毛が激しい時期は毎日掃除機をかけないと毛が舞ってしまい、さらに部屋の四隅や衣類に抜け毛がたまりがちです。
そのため頻繁に掃除をしなくてはなりません。
9.臭いがきつい
犬特有の臭いがあります。
消臭はしますがもちろん全ての匂いを消すことができないため部屋の中に多少の獣臭が漂います。
10.いたずらが多い
しっかりとしつけをしなければ家の中のあらゆるものをいたずらし始めます。
キッチンでいえば米櫃などをひっくり返されたり、トイレではトイレットペーパーをぐちゃぐちゃにされたりついついため息が出てしまうことが多々あります。

自分にぴったりな愛犬を選ぼう!


自分の飼いたい犬とは逆に自分のライフスタイルや生活環境にその犬が本当に合うのかを考える必要があります。
飼いたい理由からしつけがしやすい面までおすすめの犬をご紹介します。

・初心者向き
【トイプードル】

POINT
友好的な性格で、抜け毛や体臭も少なく小型犬なので食費も抑えられるので初心者向きです。
カットもテディベアなど様々なカットが味わえますがカット代がかかるので理解しておきましょう。

・友好的
【ジャック・ラッセル・テリア】

POINT
小型犬ではありますが体力がありパワフルです。
散歩も中型犬並みの運動量を必要とします。
そのため初心者向きではありませんが一緒にスポーツや旅行などのアウトドアを楽しむことができるのでとっても楽しい時間を過ごせることは間違いありません。

・お手入れしやすい・抜け毛が少ない
【ダックスフンド】

POINT
体の大きさは3タイプあります。
また毛質も3タイプあり、どのタイプも手入れがしやすく抜け毛が少ないため比較的に室内で飼っていても毛が気になりません。
初心者にも扱いやすい犬種です。
しかしスタンダードダックスフンドは一回り大きく食費がかかりますので初心者はミニチュアダックスフンドを選ぶことをおススメします。

・無駄吠えをしない
【ペキニーズ】

POINT
聞いたことが少ない犬種かもしれません。
マルチーズのようなシーズーのような見た目ではありますがその2頭よりも無駄吠えが少ないのが特徴です。
集合住宅や住宅地などで飼育する場合はどうしても無駄吠えが気になります。
最初から無駄吠えが少ないという犬種もいますので気になる方はペキニーズを選ぶことをおススメします。

・運動神経が抜群
【ボーダーコリー】

POINT
中型犬に分類されるので体格が結構大きいです。
スタミナや運動神経、訓練に対しての対応力は様々な犬の中で群を抜いて高いです。
ただし、食費がかかり散歩もかなりの運動量を必要とし、抜け毛もあるため初心者向けではなく、比較的に自分自身にも体力がある方がおススメです。
小型犬、中型犬、大型犬や短毛種、長毛種など犬によって飼いやすさは様々です。
飼いたいと思っている犬がどのような犬で飼うためにはどんなことが必要なのか、また自分の体力や確保できる時間から逆にどんな犬が自分にとってはぴったりなのかを知る必要があります。

愛犬とはどこで出会えばいいの?


愛犬と出会うためにはペットショップのほかに、ブリーダーやシェルターからも犬を引き取ることができます。
【ブリーダー】

ペットショップに卸される前のまだ生まれたばかりの子犬に出会うことができます。
さらにブリーダー(繁殖に従事する人)から直接その犬の状態や父母の健康状態や情報なども一緒に教えてもらえるため比較的に先天性の病気などがない子と出会うことができます。
1点だけ注意したいのはブリーダーによってはワクチンが未接種の場合もありますのでブリーダーと相談し自分でワクチン接種をさせるのかブリーダーの元で接種を終えてから迎えるのかを決めておいたほうが良いでしょう。

【シェルター】

シェルターは日本でいう動物愛護団体や保健所にいる犬のことを指します。
子犬もいますがほとんどはもう大人になった成犬が多いです。
さらにそこにいる犬たちは少なからず何らかの原因で連れてこられている子が多く、虐待や飼育放棄をされ人間不信になっている子も居ます。
実際に生体価格がかからないので数千円から自宅に連れて帰ることもできますが、初心者向けとは言えませんが気になっていればその犬の置かれた状況を十分に理解して一度足を運ぶことをおススメします。

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