【全国でも珍しい】犬と一緒に行ける神社をご紹介!参拝に行く時のマナーとは?
2021/12/23
目次
犬と一緒に行ける神社
愛犬家であれば、犬と一緒にどこへでも出かけたいと思う人が多いでしょう。
初詣など神社にも一緒に行ってお参りしたいと願う人のために、犬と一緒に行ける神社を紹介します。
最近犬連れOKという神社が増えていますが、基本的には入れません。
その理由と犬を連れて行くときに守るべきマナーを説明します。
参拝に出かける際には参考にしてください。
須賀神社
東京都新宿区須賀町にある須賀神社は、お守りの種類が非常に豊富で「ペット守」もあります。
可愛い肉球のお守りで、首輪やハーネスにつけてあげたくなります。
他にも「ランドセル守」や「恋まもり」など種類豊富にあるので、一緒に行ってお参りし、お守りを授けてもらいたいですね。
また須賀神社は映画撮影にも使われていて、映画の聖地としても有名です。
アクセス:JR四ツ谷駅から徒歩10分
電話:03-3551-7023
市谷亀岡八幡宮
東京都新宿区にある神社で、ペットと一緒の初詣が大変人気です。
20組の完全予約制で、毎年様々な種類のペットが集まります。
こちらのペット守は飼い主と愛犬の名前を刻んでくれる世界で一つのお守りやバンダナとして身につけられるお守りなど種類がいくつかあります。
お守りは9時~16時半までですので時間を間違えないで参拝してください。
またペット七五三も行われ、健康長寿を祈願してもらえます。
アクセス:JR市ヶ谷駅から徒歩5分
電話:03-3260-1868
武蔵御嶽神社
パワースポットが複数あることで有名な御岳山の山頂にある神社です。
山頂まで犬と歩ける神社として知られています。
境内にニホンオオカミが祀られ、江戸時代から「お犬様」として大切にされてきました。
お犬様にちなみ、犬の健康を願う人々が多くなり、愛犬祈願を行っています。
予約はいりません。
わんこのお守り・ペット守もあります。
初詣は愛犬祈祷は休止ですので日程を確かめて行きましょう。
アクセス:御岳ケーブルカー(犬もOK)で山頂、徒歩25分
電話:0428-78-8500
愛宕神社
愛宕神社の正面に86段から形成される石段は「出世の石段」とも呼ばれています。
ビジネス関係の人達から深い信仰があります。
愛宕山の山頂にあり、季節折々の美しさで都会のオアシスとなっている場所です。
自然の中、愛犬との参拝でもほっとできる時間が持てるでしょう。
防火防災・商売繁盛・コンピューター・縁結びにご利益があります。
アクセス:東京メトロ神谷町駅から徒歩5分
電話:03-3431-0327
花園神社
1200年以上の由緒正しき歴史がある花園神社(シャクナゲ)は、茨城県北茨城市にある美しい神社です。
自然豊かな場所にあり、清流の水の音を聞きながら神社に着くと大きな仁王像が待っています。
社殿には猿の像が建てられ、敬われる存在として祀られています。
春にはシャクナゲの花が咲き誇り、秋の紅葉も素晴らしいと評判ですのでぜひ愛犬と参拝してみてください。
アクセス:常磐自動車道北茨城ICから車で25分
電話:0293-43-9212
座間神社
座間神社は神奈川県にある風光明媚な場所として知られ、ペットの祈願も行われており、犬連れで参拝に来る飼い主が大勢います。
中の「伊奴寝子社」はペットの健康を願い、お守りするための神社として平成24年に建てられた全国で唯一の神社です。
ペット用のお守りやご神札があり、様々な祈願を行っています。
また樹齢300年のパワースポット「シイの木」や境内から眺める夕日の美しさは有名です。
アクセス:東名海老名ICから車で15分
電話:046-251-0245
犬の宮・猫の宮
犬の宮・猫の宮は村人をピンチから救った犬と猫を祭る山形県内の神社です。
ペットの供養や健康祈願に訪れる人も多いです。
「高安犬物語」の舞台になった場所としても有名で、参道に文学碑が立っています。
社殿の中には犬猫の写真がびっしりと貼られ、毎年7月第4土曜日にはペット供養祭が行われています。
お守りなどはありませんが、千年以上も前から大切に犬猫を祀ってきた歴史を感じさせる場所です。
アクセス:JR高畠駅から車で10分
電話:0238-52-0229
宮城縣護国神社
こちらの神社は明治時代から太平洋戦争まで、戦争で命を落とした郷土出身者の霊を祀る場所です。
犬と一緒に神社で祈願したり、日本と戦争の歴史を学びたい人におすすめの神社です。
仙台市ということで伊達政宗公の陣羽織勝守や、運気上昇のお守りなどがあり多くの人が祈願に訪れています。
ペット用のお守りはありませんが、由緒ある神社での厳かな時間を味わえます。
アクセス:JR仙台駅から車で10分
電話:022-223-7255
犬と神社を参拝する時のマナー
犬と一緒に参拝できる神社であってもマナーを守ることは当然です。
犬が苦手な人への配慮や誰もが気持ちよく参拝できるように守るべきマナーを確認しておきましょう。
また最近ではペット同伴の人のため、初詣の日が設けられている神社もあります。
専用であればゆったりとした気持ちで参拝できますが、そうであっても次のマナーを守るようにしましょう。
首輪・胴輪やリードを必ず装着させる
愛犬の身を守るため、そして周囲の人に迷惑をかけないように、首輪や胴輪(ハーネス)、リードなどを絶対に装着してください。
そもそも神社に限らず、散歩や外出先ではリードを付けておかなければいけません。
リードはしっかりとコントロールできるようにし、伸縮タイプのリードは避けましょう。
小型犬の場合、抱っこやカートに入れることもあるかと思いますが、万が一のことを考えて首輪やハーネス、リードを装着しておいてください。
神社の入り口に繋いで待たせない
犬が入れない神社で入り口に犬を繋ぐ人を見かけます。
しかし犬が誘拐されたり、危害が及ぶ可能性もあるので、周囲の迷惑も考えて、神社の入り口で待たせることは止めましょう。
犬が苦手な人にとっては怖いものですし、逆に犬にとっても飼い主がいない状況で待たされるのは不安なものです。
その不安が思いがけないトラブルにつながったりする可能性があります。
繋いでいたはずのリードが外れ、迷子になってしまったというケースもあるので繋いで待たせるのはやめましょう。
境内では排泄させない
境内で粗相をしないように、出かける前に排泄を全て済ませておきます。
万が一排泄した場合でもすぐに対処できるように準備しましょう。
うんち袋はもちろん、オシッコを流すための水やペットシーツがあると良いでしょう。
水を流すだけでは取り切れないのでペットシーツで吸い取るようにします。
事前に済ませたとしても犬は匂いを嗅いで排泄をしたくなるものですから、マナーベルトやおむつ等を利用するのも一つの方法です。
犬が神社に参拝できない理由
犬連れOKの神社を紹介しましたが、まだまだ少数派であり、多くの神社では犬と一緒に入ることは禁止されています。
禁止の看板がなくても犬を境内に入れてはいけないという理由がいくつかあります。
次にそれらの理由を説明します。
飼い主の参拝方法がマナー違反
犬連れの参拝を黙認していた神社が、飼い主(参拝客)のマナーが悪いことから、苦渋の決断をし、犬連れで参拝することを禁止にしたケースもあります。
神社だけでなく、観光地や公園などでも犬連れが禁止になることがあり、その理由の多くが飼い主のマナーが悪いからというものです。
特に神様を祀る神社では、参拝客のマナーは重視されますから、犬連れを許可するにはハードルが高いと考えられていると思われます。
飼い主はこの点を自覚して、しっかりと自分の行動や愛犬のしつけを見直さなければいけません。
犬は狐と相性が悪いという考え方
神社にはお稲荷さんとして狐を祀っているところが多いです。
昔からお稲荷さんである狐は、犬との相性が悪いと考えられていたため、お稲荷さんを怒らせぬように神社の人達は努めていました。
そのため、犬を境内に入れないようにしていたのです。
さらに昔は野良犬も多く、お供えを食べられたりすることもあったでしょうから、追い払うようにしていたと思われます。
動物=穢れという考え方
日本古来の考え方では「動物は穢れ」と言われ、神社やお寺に犬を連れ込むことは禁止でした。
日本で多くの人が進行してきた仏教では動物は穢れた存在でした。
平安時代、野良犬は特に嫌がられて屋敷からも追い払われたり、狩られることもありました。
また仏教では肉食もタブーでした。
日本人は昔から動物や肉食など多くのものを「穢れ」と考え、それらに触れないように生活していたのです。
そういう伝統的な風習や考えを守って犬連れ禁止としている神社が多いです。
神聖な動物達の迷惑になる?
神社の由来を見てみると、動物が助けてくれたというようなエピソードが残っていることがあります。
多くが神様の使いとされ、神様として祀られている動物たちです。
狐や鹿、蛇、トラなど様々な動物が神の使いとされています。
実際の犬でなく狛犬が2対建てられているのも邪気を払うという意味があるからです。
つまり神聖な動物たちが形を変えて、神社にいるというわけです。
神社に犬を連れて行くと、神聖な動物達に迷惑をかけるのでは?という考え方が未だに根付いています。
まとめ
ペットと一緒に参拝できる神社は増えてきていますが、多くは犬連れ禁止であり、日本古来の風習や考え方が影響しています。
神聖な場所ですので、犬連れOKな神社であってもマナーをきちんと守り、他の参拝客に迷惑をかけないように気をつけてお参りしましょう。
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