ペットが亡くなった時の対応とは?安置の方法や期間など

2022/01/27

目次

ペットの死後の対応は?安置方法と期間

ここでは、ペットの死後の安置方法や期間について紹介しています。

ペットが死んでしまうと落胆の気持ちが強く、何をすればよいのか判断できなくなってしまいやすいです。

しかし、ペットの死後にお世話をすることが最後のふれあいであるため、正しい方法で死後の対応をするようにしましょう。

また、ペットを飼う際に正しい飼育の仕方を学ぶことをしますが、死後の対応まで学ぶことが少なく、どのようにすればよいのかわからない人も多くいます。

正しい死後の対応をすることでペットも安心して天国に送り出すことができ、飼い主が最後にしてあげられることでもあります。

安置できる目安と期間

ペットが死んでしまうとできるだけ早く葬儀を行う必要がありますが、場合によってはすぐに対応できない場合もあります。

そのような場合は室内に安置するようになりますが、長い期間安置することは衛生上好ましくなく、腐敗したり異臭を放ってしまいます。

安置できる期間はペットの大きさや個体によって違いますが、冬場であれば2~3日程度、夏場であれば1~2日程度が目安となっています。

家族と最後にいられる時間でもあるため、思い出を思い出したり、ペットのことを思うようにしましょう。

どうしても安置できる目安よりも期間が長引いてしまいそうになるのであれば腐敗を遅らせるためにドライアイスなどで冷やすようにしましょう。

死後硬直や出血の対応はどうする?

ペットは死後に死後硬直や出血、排便などしてしまい、どのように対応すればよいのか戸惑ってしまいがちです。

人も死んでしまうと同じような状況になるため、仕方ないことであり、しっかり対応するようにしましょう。

出血や排便は個体差はあるものの時間が経過すれば落ち着いてくるため、その都度ふき取るようにしましょう。

また、綿や脱脂綿などで詰め物をすることで周りを汚してしまう範囲を狭めることができます。

死後硬直は時間が経過することで体が硬直することであり、最後には全く動かすことができないど固まってしまいます。

小型のペットであればあまり気にする必要がありませんが、大型のペットであれば搬送しやすいような格好にすることをおすすめします。

安置する場所を定める

上記では安置する期間の目安を紹介しましたが、安置する場所も決めなければなりません。

おすすめな場所はペットのにおいが残っている場所であり、死後ではありますが、ペットを安心させることができます。

ペットのにおいが残っている場所は、ケージの中であったりよく寝ているクッションの上などです。

安置する場所は衛生的に好ましい場所でないのであればケージに入れて違う場所で安置するようにしましょう。

ケージは新品を用意する必要はありませんが、綺麗に掃除をして衛生面を確保できたケージを用意することが大切です。

大型のペットの場合はケージに入りきらないこともあり、そのような場合はペットの下に愛用しているマットやタオルなどを敷いてあげましょう。

ペットの死後の対応は?冷凍で安置する方法

ペットの死後の対応の中で冷凍で安置する方法があります。

ペットの遺体を冷凍することで腐敗する速度を大幅に遅らせることができ、安置できる期間を延ばすことができます。

そのため、すぐに葬儀などをすることができず、やむ負えず安置する期間が長引いてしまう際に使用しましょう。

次に、ペットの死後を冷凍する方法や注意点を紹介します。

市販の保冷剤を使って安置

ペットの死後を冷凍するのであれば市販されている保冷材を活用することができます

保冷材は本来食材などを腐らせないようにするためのアイテムですが、冷やすことができるため、ペットの死後を冷凍する際に使用することができます。

ドライアイスよりも冷やす能力は劣ってしまいますが、危険性がないため安全に冷やすことができます

冷やすの力が低いこともあり、周りを段ボールで覆ったり、クリアケースに入れることで冷気を逃すことがなく、効率よく冷やすことができます。

また、保冷材は時間が経過することで冷やす能力が低下してしまうため、複数の保冷剤を使いまわしして常に冷やすようにしましょう。

ドライアイスを使用する時の注意

ドライアイスを使用して冷やす場合は、直接ペットに触れるように設置するのではなく、タオルにくるんでペットのそばに置くようにしましょう。

直接触れるように設置してしまうと皮膚がただれてしまう原因になってしまいます。

また、ドライアイスを設置する際にも注意が必要であり、直接触らずに軍手をしてから触るようにしましょう。

また、濡れた状態で触ることも非常に危険であり、凍傷になったり、ドライアイスが手から離れなくなってしまいます。

ドライアイスは冷やす能力に優れており、時間が経過しても気化するだけであるため、濡れることがありません。

2㎏程度のドライアイスであれば24時間冷やし続けることができます。

【酸欠する可能性も?】

ドライアイスは時間が経過するとなくなりますが、氷と違って水に変化するのではなく、二酸化炭素に気化します。

そのため、手入れが簡単であり、ペットが濡れてしまう心配もいりません。

二酸化炭素は自然界にある成分ではありますが、大量に摂取してしまうと中毒になってしまい、酸欠などの症状を引き起こしてしまいます。

そのため、室内や密閉されている車での使用は危険であり、誤った知識で使用してしまうと飼い主自身が危険な目に合ってしまいます。

ドライアイスを使用してペットを冷やすのであれば常に換気されている場所で安置することが大切であり、二酸化炭素中毒にならないように気を付けましょう。

ペットの死後の対応は火葬が多い?

ペットの死後の対応でどのように弔えばよいのか悩んでしまいがちです。

日本で人が亡くなった場合は火葬することが基本ですが、ペットの場合は火葬でも土葬でも法律で決められていないため、飼い主の判断で決めることができます。

土葬の場合は腐敗臭が発生してしまったり、完全に土に還らない可能性があります。

猫や犬などの大きなペットであれば、火葬することが多く、腐敗臭がないため安心できます。

火葬する場合は業者に頼む必要があるため、予約を入れておくことをおすすめします。

まとめ

ペットは大切な家族の一員であり、亡くなってしまった後でも人同様に対応が求められます。

しかし、いままでペットの死を目の当たりにしたことがない人では戸惑ってしまい、どのようにすればよいのか悩んでしまいやすいです。

ペットの死後は飼い主にとって最後に行うことができるお世話であるため、ペットが安らかに眠れるように正しい対応を行うようにしましょう。

ペットの死後は取り乱してしまったり、悲しみにつぶされてしまうこともありますが、

ペットが安心して眠らせてあげることも飼い主の義務であるため、正しい死後の対応方法をあらかじめ把握しておきましょう。

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