【徹底解説!】犬は電車に乗ってOK?乗るときの準備・マナー・料金など
2022/01/12
目次
犬は電車に乗ってOK
あまり電車の中で犬を連れている人を見かけることが少ないので、電車に犬を乗せることはいけないというイメージがありますが、条件を満たしていれば電車に乗せても問題ありません。
ただし、各鉄道会社によって条件は異なるので、事前に確認しておく必要があります。
ちなみに身体障害者補助犬であれば、無条件ですべての電車に乗ることができます。
どうしても電車に乗って愛犬と移動する必要があるのであれば、必要な物を用意したり、マナーを身に付けておくようにしましょう。
犬と電車に乗る前日までにしておく準備
上記でも紹介したように犬と電車に乗るためには条件を満たしておく必要があり、場合によっては用意しなければいけない物もあるので、前日までに用意する必要があります。
次に、犬を電車に乗せる際に準備しておくものを紹介するので参考にしてください。
短距離間の乗車練習を行う
もし、長時間電車で移動しなければならないのであれば、短距離間の乗車練習をしましょう。
初めから長時間の移動は犬にとってはストレスに感じてしまうことも多く、吠えたり、暴れる原因となります。
また、飼い主自身も犬との電車の移動に慣れていない場合も多いので、飼い主も慣れる目的を同時に果たすことができます。
目安は1~2駅程度の短い距離に絞ってみましょう。
できる限り乗客数が少ない時間帯から始め、徐々に周りの人が多い時間帯に変えていき、騒がしい環境でも大人しくできるようにしましょう。
キャリーに慣らす練習をする
犬を電車に乗せるのであればキャリーは必要不可欠です。
各鉄道会社によって犬を電車に乗せてもよい条件は変わりますが、キャリーの中に入れることはほぼ確定している条件です。
そのため、事前にキャリーの中に入れて落ち着かせる練習をするようにしましょう。
慣れていない空間では不安に感じてしまいやすいですが、回数をこなすことでキャリーの環境に慣れさせることができます。
キャリーにはさまざまな種類や形状で販売されていますが、電車で使用するのであれば顔まで覆うことができるタイプを購入しましょう。
目的地までの乗り換えやルートを調べる
上記でも紹介したように犬を乗せてもよい条件は各鉄道会社によって違うので確認しておくことはもちろんですが、乗り方や料金の確認、乗り換えがあるのであれば乗り換える駅やホームの場所も確認しておきましょう。
どうしても犬を乗せてもよい状態にできているのか不安があるのであれば、改札で駅員に確認を取ってもらうようにしましょう。
駅員が問題ないと判断すれば電車に乗ることもでき、不安を抱えながら愛犬と電車に乗らなくて済むようになります。
犬と電車に乗る当日や乗車前にしておく準備
犬と電車に乗るためにはさまざまな準備をしなければなりません。
下準備をしておくほど当日になって焦ったり、電車内でトラブルになることを未然に防ぐことができます。
次に、犬と電車に乗る際にしておいたほうが良い準備を紹介するので参考にしてください。
混雑車両や混雑時間帯は回避する
電車は時間帯によって混んでいる状況が大きく違います。
基本的に通勤や通学する時間帯には混雑してしまう場合が多いので、その時間帯に犬と出かけることは極力避けるようにしましょう。
混雑していればそれだけ雑音が大きくなり、犬が不安になったり、興奮してしまいます。
通勤ラッシュを避けると同時に、各駅停車する電車を選ぶことも大切です。
各駅電車であれば混雑することが多少軽減されることと、万が一車内で犬が暴れてしまっても各駅停車であれば駅に付き次第ホームに降りることができ、犬を落ち着かせることもできます。
乗り物酔いを防ぐため直前の食事は避ける
人が乗り物酔いすることと同じように犬も乗り物酔いをしてしまうことがあります。
電車は車と違って雑音のほかに振動も大きくなってしまうので、車では酔わなくても電車では酔ってしまうことも十分考えられます。
乗り物酔いを防ぐためには移動の前の食事は避けるようにしましょう。
食べた物が胃にあればどうしても乗り物酔いしてしまうリスクが高まってしまいます。
乗り物酔いしてしまった際には近くの駅に乗せて落ち着かせることが大切であり、時々車内で愛犬の様子をうかがうことで乗り物酔いの早期発見につながります。
排泄は乗車する前に済ませておく
車内の中では排泄物に対して対応することができません。
おしめを付ける方法もありますが、においを完全に遮断することはできないので周りの人に迷惑をかけてしまいます。
そのため、電車に乗る前に排泄させておくことが理想です。
いつも散歩をしているときに排泄する習慣があるのであれば電車に乗る前に散歩をさせて排泄も済ませておきましょう。
室内にトイレを用意している時にはいつもどのタイミングで排泄するのかを確認することも大切です。
キャリー内に普段使うタオルやベッドを入れる
初めてキャリーに入れると慣れていない空間に戸惑ってしまうことも少なくありません。
そのような場合には普段使用しているにおい付きのタオルをキャリー内に入れておきましょう。
犬はにおいに敏感な生き物であるため、自分のにおいがあれば落ち着いてくれる可能性が高まります。
おもちゃなどもおすすめですが、キャリー内におもちゃを入れてしまうと遊んでしまい、暴れたり、鳴いてしまうこともあります。
一方静かに遊んでくれるのであれば車内の雑音などに意識を向かないようにすることもできるので、使い分ける必要があります。
犬と電車に乗る時のマナー
犬を電車に乗せるのであればマナーを知っておくことも大切です。
乗せるための条件を満たすことも大切ですが、マナーが守られていないと周りの人に迷惑をかけてしまう可能性が高く、トラブルの原因となります。
次に、愛犬と電車に乗る際のマナーを紹介するので把握しておきましょう。
ケースから顔出しさせないように努める
キャリーやケースの中に犬を入れた後に、改札を通過後は頭が出ないようにしましょう。
ケースのデザインによっては周りの環境が犬に見えてしまうこともありますが、布などを被せてできるだけ外の環境を見せないようにしましょう。
車内で顔が出てしまうと犬好きの乗客が勝手に触れてしまい、噛んでしまったり、興奮してしまうのでトラブルの原因となってしまいます。
飼い主からすると狭い空間に愛犬を閉じ込めてしまうことに罪悪感を感じてしまうこともありますが、マナーであるため、守りましょう。
犬が興奮しないようにしつけや練習をする
誰でも知らない環境に閉じ込められることには不安を感じてしまい、犬にも同じことが言えます。
普段電車に乗る際に使用するキャリーをしないのであればまず、キャリーに慣れてもらうことが大切です。
目的はキャリーの環境に慣れてもらうためであるため、自宅の中で行っても問題ありません。
慣れないうちは暴れたり、すぐに出ようとしてしまう場合が多いですが、頻繁に練習をすることで次第に慣れていくので、焦らずに時間をかけましょう。
そのため、乗車する前日では慣れるのに時間が足りない場合が多いので、余裕をもって1か月程度前から練習することが無難です。
犬の存在を知らせないようにする
犬の存在を周りの乗客に知らせないようにすることも大切です。
キャリーの中に犬がいることを隠し、存在自体をなくすことができれば周りの乗客から注目されてしまうことを防ぎ、一般の乗客の中に紛れることができます。
電車に犬を乗せることは問題ではありませんが、あまり見かけることがないことが現実であり、実際犬が電車に乗っているとどうしても注目してしまいます。
また、犬アレルギーを持っている人や犬嫌いな人と余計なトラブルを未然に防ぐこともあり、外から犬が見えないようなキャリーを選ぶことも大切です。
動物に対して苦手意識を持つ人に配慮する
上記でも一部紹介しましたが動物に対して苦手意識を持っている人や同じ車両に乗っている可能性も捨てきれることができず、
そのような人がキャリーの中に犬がいることを知ってしまうとトラブルの原因になってしまいます。
そのようなことを未然に防ぐためにも犬の存在を極力消す必要があります。
キャリーから犬が見えないようにすることも大切ですが、鳴かないように訓練することも大切です。
そのほかにも極力乗客が少ない車両に乗ったり、出入り口の近くにいるなどの工夫をしましょう。
電車内で犬が鳴いた場合はどうする?
車内で犬が鳴いてしまうことや興奮して吠えることも当然あります。
すぐに落ち着いてくれればそのまま目的地に着くまで乗車していても問題ありませんが、一度興奮してしまうと落ち着いてくれる可能性は低く、多くの乗客の迷惑になってしまいます。
鳴き続けてしまうのであれば次の駅で一度降り、ホームで落ち着かせるようにしましょう。
場合によっては一時的にキャリーの中から犬を出して開放させてあげることも必要になります。
万が一の状況に備えて各駅電車に乗ることや時間に余裕をもって出発することも大切です。
犬と電車に乗る時の料金
条件を満たせば犬と電車に乗ることは可能ですが、料金が必要になることは知っているでしょうか。
知らずに料金を払わずに乗車してしまうとトラブルの原因となります。
長さが70㎝以内であり、縦と横の長さが合わせて90㎝程度でキャリーと犬の重さが10㎏以内であれば290円程度で乗ることができます。
改札口で犬の入っているキャリーを見せれば駅員の人が測定してくれるので基本的に任せていれば料金を指定され、支払えば手回り品切符をもらうことができ、乗車可能になります。
料金は各鉄道会社によって微妙に違うので、一度確認しておきましょう。
まとめ
犬と遠出する際にはどうしても電車を利用しなければならないときもありますが、条件やマナーさえクリアすれば問題なく乗車することはできます。
ただし、犬にはキャリー内の環境や車内の環境にも慣れさせる必要があるので、あらかじめ時間がかかることを念頭に置いて、行動することが求められます。
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