【初心者必見】犬も花粉症になる?症状や7つの予防法をご紹介

2022/02/15

目次

犬も花粉症になる

花粉症とはまだまだ新しい言葉で現代病と言われており、人間のみがなるものと思っている方も多いかもしれませんが、犬も花粉症になるのです。

正確には「花粉症」というより花粉によるアレルギー症状と考えた方がいいですが、犬にもそのような症状があることは報告されています。

犬の場合、散歩や外出など外に出る機会もあるため、どうしても花粉を浴びることが多くなってしまいますし、飼い主さんが花粉を自宅に持ち帰ることもあるでしょう。

ですが、人間のようにひどい症状が出ることは少ないため過度に心配する必要はないですが、人間のように自分で症状を訴えたりすることはできないので、飼い主さんが気づいて対策をしてあげることが大切です。

犬の花粉症の症状

花粉症とは花粉によって生じるアレルギー疾患のことを言いますが、症状は人間と少し違うことがあります。

ここでは、犬の花粉症の症状についてご紹介していきましょう。

鼻水やくしゃみ・目の痒み

人間と同じように鼻水やくしゃみ、目の痒みが出る子もいます。

目は赤くなるだけではなく、痒みを伴うことがあるので、どうしても掻いてしまい悪化する場合が多いです。

愛犬が頻繁にくしゃみや鼻水、目の痒みの症状が出ている場合は花粉症であることも疑われるので、悪化する前に受診し、適切な処置方法を教えてもらいましょう。

皮膚の異常

犬の花粉症が人間と少し違う点は、多くの犬に皮膚の異常が現れるということです。

犬の場合、耳・口元・指の先の間に発疹ができたり、目の周りが赤くなったりします。

もともとアトピー性皮膚炎を持っている子は花粉症も発症しやすいことがわかっているので、特に注意が必要です。

逆にアトピー性皮膚炎を持っていなくても花粉症を発症することで皮膚異常を起こす子もいます。

アトピー性皮膚炎は若い年齢で発症することが多いので、成犬以降に皮膚異常を発症した場合、アトピーではなくアレルギー疾患や花粉症の疑いの方が強いのではないでしょうか。

皮膚異常は放置すると悪化する傾向にあるので、悪化する前に受診するようにしてください。

犬が花粉症にならない7つの予防法

犬の花粉症は皮膚異常が多いということなのですが、できるだけ発症しないように心がけたいのが本音ですよね。

ここでは、犬が花粉症にならないための7つの予防法をご紹介していきます。

予防法①:草むらは避ける

犬はどうしても草が多い場所を好みます。

ですが、散歩コースに花粉をまき散らす植物がある場合は要注意です。

特に夏に花粉を飛散させるイネ科の植物は背が低めなので、愛犬がダイレクトに花粉を浴びてしまう危険性があります。

ですので、夏のお散歩時は公園には立ち寄らず散歩するなど、愛犬の散歩コースを見直してみましょう。

また、夏のお散歩で草が多い場所に入ると虫やノミ・ダニなどが付着して皮膚異常を起こすこともあるため、できれば草が少ないコースがおすすめです。

予防法②:散歩から帰ったら花粉を落とす

愛犬との外出を終えて自宅に入る前は、愛犬や飼い主さんに付着した花粉を落とすようにしましょう

愛犬の場合、洋服で守ることができなかった部分は市販の床拭きシートで被毛を撫でてあげると花粉やホコリを取り除くことができます。

このとき、ウェットタイプではなくドライタイプを使用するのがポイント

飼い主さんは入室前に故―とや帽子を脱いで玄関付近に置いておくなど室内に持ち込まないようにしてあげてください。

予防法③:皮膚を保湿

皮膚バリア機能が損なわれると、花粉などのアレルゲンが皮膚に侵入しやすくなります

特に皮膚細胞の隙間を埋めているセラミドという脂質が減少すると、アレルギー反応が起こりやすくなってしまうでしょう。

老犬時期に入ると言われている7歳以降は、皮膚バリア機能が弱ってくると言われているので、日頃からセラミドが配合されている保湿ローションを塗布するなどのスキンケアが大切です。

予防法④:花粉の飛散が多い時の外出を控える

花粉症対策は人間と同じで「花粉に接触しない、持ち込まない」ことが基本です。

日本で最も花粉が多い時期は2月~4月のスギ花粉で、時間帯は昼の13時~15時、17時~19時に飛散量が多いとされていますので、できるだけその時期は時間帯に気をつけて外出や散歩をすることがおすすめです。

ですが、花粉の飛散量や時間帯は地域によって違うので、天気情報を提供しているサイトで、地域ごとの花粉情報を知らせるサービスなどを利用することが良いのではないでしょうか。

予防法⑤:散歩時は服を着させる

愛犬の毛に花粉がつかないようにするために、できるだけ洋服を着せて外出すると良いでしょう。

洋服を着せて外出することにより、帰宅時に洋服を脱がせるだけで家の中に花粉を持ちこませない対策ができます。

犬用の洋服ブランドでは、現在花粉が付きにくい素材を使った専用のものも販売されているので、愛犬に合ったサイズのものを選んで着せてあげるだけでも十分な花粉症の対策になりますよ。

予防法⑥:スキンケアはこまめに

散歩後の愛犬の体には、花粉が沢山ついています。

室内に花粉を持ち込ませないためにはシャンプーをするのが一番良いのですが、毎日のことなのでとても大変です。

そこで、濡らしたタオルなどで全身を拭き取ることがおすすめ

また、ペット用の「水を使わないドライシャンプー」や「ボディ拭き取り用ウェットシート」の使用も効果的です。

花粉は手足だけではなくお腹や背中などにもついているので、忘れずに拭き取ってあげることが大切です。

予防法⑦:掃除は念入りに

花粉が多く飛び始める時期は、窓や扉などはできるだけ締め切るようにし、外で飼っている犬は室内に入れてあげるようにしましょう。

また、部屋の中に花粉やほこりが溜まることは花粉症悪化の原因になるため、掃除を小まめにすることをおすすめします。

毎日の掃除機がけは負担になるかと思うので、勝手に掃除をしてくれるお掃除ロボットなんていいですね!

また、空気清浄機を使うのも1つの案です。

まとめ

今回は、犬の花粉症についてご紹介してきました。

犬も人間と同じように花粉症を発症することがわかりましたね。

犬は話ができないので、どんな症状なのか伝えることができません。

いつもと違う花粉症のような症状が見られた場合は、念のためかかりつけの先生に相談してみるのもいいかもしれません。

花粉症対策もご紹介していますので、愛犬が花粉症を患っている場合はぜひ今日からでも初めてみましょう!

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