愛猫が叫ぶように鳴くのはサイン?鳴き声の種類別に猫の気持ちを解説

2020/03/01

目次

猫がなく理由は?どうしてなくの?


猫は家に着くと言いますが、飼いはじめると様々なしぐさで癒してくれます。鳴き方も自分のしてほしい事によって変えながら、飼い主へわかってもらおうとします。ある程度一緒に生活を共にすると、少しずつ理解できるようになっていきます。

お腹が空いて餌が欲しい時には、身体を摺り寄せながら可愛い鳴き声で求めてきます。甘えたい時には飼い主の様子を見ながら傍に近づいて撫でてもらおうとしたり、座っている膝の上に乗って撫でてもらうと気持ちよさそうに寝てしまう事もあります。知らない人や見た事のない物には怒ったような声で鳴いて、体毛やしっぽにも変化が見られます。

猫も人間と同じように生活のリズムがあり、飼い主にしてほしい事がない時に触られたりするのを嫌がります。甘えている時とは違ってそばに来てほしくない態度や鳴き方をしますので、気ままに過ごさせてあげる事も大切です。

・ストレスを感じている

普段とは違った鳴き声で元気がなく、飼い主に触られるのを嫌いそばにこようとしなくなります。家の中で自分が落ち着ける場所からあまり動かずに過ごすようになり、人の目に触れないような行動をとりはじめます。

猫は気ままな所があり過剰に可愛がられたり無理な事をさせられてしまうと、ストレスを感じて元気がなくなってしまう時があります。食欲があまりなく身体を頻繁に掻くしぐさや、鳴き声に変化を感じたらそっとしてあげる事も大切です。

・猫が鳴く時は発情期かも?

猫は産まれてから6ヶ月を過ぎると成猫になり、春先と夏に求愛行動をする際に鳴きます。鳴き声は人間の赤ちゃんの泣く声に似ていて、夜中に鳴かれると驚いてしまう事もあります。

避妊、去勢手術をしていない猫に多く見られ、雄猫は攻撃的なり落ち着きがなくなります。雌猫も雄猫ほどではありませんが落ち着きがなくなり、低い声で鳴くようになります。手術をすれば他の猫と争う事もなく怪我をする心配がなくなり、鳴き声に悩まされずに済みます。

・体の不調

食欲があまりなく食べる際に鳴いた場合には、消化不良を起こしている事があります。人間と同じで体調が悪くなると、食べる事も苦痛になってしまいます。トイレの際に苦しそうに鳴いていたり、あまり動かず寝ているような場合も要注意です。

普段とは違う鳴き声で飼い主を頼ってくるような時も、体に異常を感じて助けをお求めている事があります。判断に難しい時には一時を争う症状もありますので、動物病院で診察を受ければ安心です。

鳴き声の種類別に愛猫の気持ちを解読!


猫の鳴き方の種類にはニャー、ニャオ、ニャーーーン、シャーー、ウーなどがあり、状況に合わせて飼い主に意思を伝えようとします。愛猫の気持ちを良く分かるようにするには、どんな事に注意をすればいいのでしょうか?

・ゴロゴロ音

猫には頭、耳の周り、顎の下、お腹、背中など、撫でてもらうと気持ちが良くなる箇所が幾つかありゴロゴロと喉を鳴らします。そばに来た時や抱っこをしたがる場合には甘えたい気持ちがあり、ゆっくりくつろぎたいとも思っています。

気持ちよく寝ている時に触ったり撫でても嫌がらずに、ゴロゴロと喉を鳴らし警戒心のない姿でくつろぎます。飼い主の愛情を感じている猫ほどリラックスができて、安心して穏やかに過せるようです。

・サイレント鳴き

猫には人間が聞き取れない周波数で鳴く場合や、かすれた声で鳴く事があります。声が出なくなってしまったのではと心配してしまいますが、飼い主を信頼してリラックスしている状態ですので問題はなく大丈夫です。

猫は一緒に過ごす時間が長くなるほど、会話はできなくても飼い主の言葉や行動で理解できるようになります。大きな声にはすぐに反応し安全とわかるまでは姿を見せない事もあり、甘えてくる時は安心している証拠です。

・高い声で鳴く

猫には縄張りを守る習性があり、敵が近づくと遠くへ追い払おうと高く強めの声で鳴きます。自分よりも強い相手とわかると諦めてしまう時もありますが、怪我をしても必死で戦おうとします。雄猫は発情期の際に雌猫を争って高い声で鳴く事もあり、普段よりも興奮状態にあるせいか飼い主にとっては怖さも感じてしまいます。

子供がいる雌猫は母性本能があり、敵から我が子を守るために高く強めの声で鳴いて敵を追い払います。自分が怪我をしても諦めずに向かっていく姿には、とても愛情が感じられます。

子猫でも持って生まれた野生の本能があるのか、敵が近づくと自分より大きな相手にも向かっていきます。高い声で鳴くのは敵から自分や子供を守り、生き延びるための方法のようです。

・低い声で鳴く

猫は野性的な所がある反面気が小さい事もあり、大きな物音や聞きなれない音にも敏感に反応します。飼い主を声や足音などで判断している事があり、聞きなれていない音には警戒心が強く素早く逃げようとします。逃げ遅れた時には低い声で鳴いて、威嚇して遠ざけようとします。

自由に外に出れる猫は他の猫と鉢合わせする事もあり、自分の身を守るために低い声で鳴いて威嚇します。猫の喧嘩はどちらかが諦めない限り終わらず、飼い主が止めようとしても無理な時があります。

下手に猫同士を離そうとすると、愛猫でも向かってくる場合があります。可愛い姿を見せてくれている猫でも野生の血は流れていますので、喧嘩が終わった後に優しくケアをしてあげるようにします。

鳴き声がうるさい時の対策


猫は自分のしてほしい事を伝える為に鳴いている事が多く、様子を見ながら対応してあげるようにします。お腹が空いている時は餌がもらえる所で鳴いてアピールしますので、容器を確認するようにします。

夜中に鳴く場合はお腹が空いている事もあり、一日に与える量の中から少し残しておいてあげるようにします。発情期で鳴いているような時には、時期が過ぎるまで治まるのは難しくなります。避妊、去勢手術をすればある程度抑える事ができますので、鳴き声に悩まされずに済みます。

普段とは様子が違い苦しそうに鳴いている時は、何か悪い物を食べたり病気の症状が悪化している事があります。不安に感じる時は、動物病院での診察を受ければ安心です。

最後に

猫は言葉を話せなくても様々な鳴き声で、飼い主にわかってもらおうとしています。一緒に過ごす時間が長くなるほど、飼い主の言葉にも鳴いて反応してくれるようになります。鳴き声に困るような時には愛猫の様子を見ながら、何を必要としているのかをわかるよう努力します。

簡単な気持ちで猫を飼うのは難しく、可愛がるだけでは一緒に生活するには無理があります。飼い主の愛情を感じられれば癒しを与えてくれ、家族のような大切な存在になります。

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