【初心者必見!】猫がヘソ天をする4つの理由と注意が必要なこととは?

2021/11/17

目次

猫のヘソ天とは?

猫がお腹を見せて寝ることを「ヘソ天」と呼びます。

無防備にもみえるその姿がとても可愛いですよね。

猫を飼っている人、または飼っていない人もヘソ天を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

寝る時に見せることが多いヘソ天ですが、おもちゃで遊ぶときなどにもその姿を見せることがありますね。

そんな可愛い猫のヘソ天ですが、どのような心理でヘソ天をするか気になる人も多いのではないでしょうか。

そのため、ここでは猫がヘソ天する心理を紹介していきます。

猫がヘソ天をする理由とは?

猫にとって急所であるお腹を見せることは、すなわち危険を感じていない状態といえます。

そのため、子猫の時期に母猫がいると多く見られるそうです。

母猫がいない場合でも安心できるなどの心理的な要因でヘソ天が見られます。

その要因をここでは4つ紹介します。

①遊んで欲しい

猫は仰向けのヘソ天の状態になって相手を遊びに誘うことがあります

みなさんも飼い猫に、このように誘われたことがある方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、猫がヘソ天をして遊びに誘うこの行動は「ベリーアップ」と呼ばれます

無言でベリーアップされた時は、遊びを断る理由が無いほど可愛いですね。

子猫に多い行動で、猫同士が遊ぶ時、親猫や兄弟猫を遊びに誘う際にベリーアップの行動もよくとります。

そして飼い主に対しても、時折みられる行動です。

生後2カ月ぐらいの無邪気な子猫くらいですと、飼い主も気を抜けないほど、遊びは活発的になります。

②安心している

前述、した通り、猫にとって急所であるお腹を見せることは、すなわち危険を感じていない状態、つまり安心している状態です。

自分が安心できない人に弱点を見せたくない部分があるように、猫にも安心できない環境では、見せたくない部分があるようですね。

そのため、飼い主の前でヘソ天をしているということは、飼い主を信頼している証拠と言えるでしょう。

また、猫がヘソ天をする場所にも様々です。

猫は周りを良く見渡せる高い場所が好きなため、冷蔵庫や棚の上など、安心するそうです。

また、知っている人も多いかと思いますが、猫は狭い場所も好きです。

狭いところの方が安心できるという心理から鍋や段ボール箱など、すっぽり綺麗に入って寝てしまうこともあります。

③発情期のアピール

私の周りは付き合っている人が多いし、私も付き合いたい、そんな発情期は、みなさんありましたでしょうか。

もちろん猫にも発情期があります。

ヘソ天状態であることは、もしかすると発情期かもしれません。

これは猫の本能による行動です。

普段は警戒心が強く、周りの猫を寄せ付けないオーラをまとっているメス猫でも、パートナーを見つけたい時には、「寄ってきていいよ」という意味を込めて急所であるお腹を見せます。

これは特別なことではなく、発情期になれば、どんなメスでもこのような行動をとるそうです。

④暑い

みなさんは、夏に路上で猫がヘソ天をしているという姿を見たことある人も多いと思います。

そのような時、猫はどのような心理なのでしょうか。

猫は、人間のように汗をかくことが出来なければ、犬のように口を開けて熱を逃がすこともできません。

また、猫には汗腺が肉球などの一部に限られているため、体温調整が苦手である場合が多いようです。

毛づくろいによって唾液で被毛を濡らし、気化させて体温を下げようとすることもありますが、暑い日はそれだけでは間に合わないことが有ります。

猫の毛は背中側よりもおなか側の部分が薄くなっているため、そこから熱を逃がそうとしているのですね。

そんなときに、おなかから熱を発散させようと、ヘソ天の姿勢をとります。

こんな時は注意が必要!

お腹を仰向けにしている姿を見ると撫でたり、触りたくなるくらいかわいい猫のヘソ天。

しかし、不用意にお腹を触ってしまうと嫌がる猫も多いようです。

安心をしている行動とはいえ、あくまで急所になるので、優しく見守ってあげることをおすすめします。

①ヘソ天で寝ている時は触らない!

特に、寝ている際はどんなに可愛くても触らないであげましょう。

無防備にヘソ天をして寝ている姿を見ると「触ってほしいのかな?」と思ってしまいがちですが、ヘソ天をして寝ている時は、周りから危害を加えられず安全で安心な場所だと思っているからです。

安全な状態だと認識している時に、触ったり、抱っこしたりしてしまうと、警戒してお腹を見せなくなったり、抱っこさせてくれなくなることもあります。

ヘソ天状態で寝ているということは、心を許してくれている証拠です。

飼い主にとっては嬉しいことですが、ヘソ天で寝るようになってくれた時は、猫をそっと見守り、のんびりと気持ちよく寝かせてあげるようにしましょう。

そうすることで、信頼を保ち続けることに繋がります。

②野良猫がヘソ天している時

ヘソ天している時は、安心している時というのは言うまでないですね。

つまり、警戒している時というのはヘソ天をしないということです。

野良猫は常に外敵の危険がある場所で過ごしていると、警戒心が強く、心を開いてくれることは少ないです。

野良猫がヘソ天をしていたら、その場所に安心しているということです。

そのため、野良猫がヘソ天をしていたら、安心しているだなと思うようにし、触らないで静かに見守ってあげましょう

③抱っこする時は仰向けにしない

また、猫を抱っこする時にも注意が必要です。

猫を仰向けで抱っこすることによって、無防備でお腹を晒すことになるため、信頼できていない人や、慣れない環境の中で、急所を晒すようなものです。

中には、抱っこされることが好きな猫もいますが、基本的に警戒心が強めの性格が多いです。

上目遣いで甘えてくる猫は、「抱っこしてほしい」というサインかもしれません。

抱っこする際は、お腹を圧迫させる持ち方、上半身だけをつかむ持ち方はしないようにしましょう。

デリケートはお腹を刺激しないのはもちろん、上半身だけつかむというのも、上半身のみに負荷がかかってしまうため、やめるようにしましょう。

抱っこする際は、両手を猫の両脇の下に入れて持ち上げ、すぐに片方の手を腰の下に添えてあげましょう

こうすると上半身だけに負荷がかからずに、下半身も支えることができます。

まとめ

いかがでしたか。

愛嬌があり、飼い主としては癒しの存在であるだろう猫にも苦手なことがものがあることがわかりましたね。

あくまで人間と同じ生き物であるため、嫌なことはしないようにしましょう。

一つ一つの気遣いが飼い猫や野良猫にとっても安心できる場所、そして信頼を作ることにつながります。

そうすることで、今まで以上に甘えてくることが増えたりと、飼い主にとって嬉しいことが増えるかと思います。

思いやりを持って、大切にしてあげましょう。

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