犬が髪の毛を食べるのはなぜ?原因と対策を解説

2020/08/30

目次

犬が人の髪の毛を食べるのはなぜ?

犬が人の髪の毛を食べる!?
ショッキングな内容ですが、珍しいことではありません。
犬は基本的に何でもすぐに口に入れて確かめる習性があるので、髪の毛もその一つと考えて良いでしょう。
しかし、なぜ髪の毛を食べてしまうのか?

ここでは犬が髪の毛を食べてしまう理由をご紹介します。

ストレスからきている

人はストレスがたまると爪を噛んだり貧乏ゆすりをしたりしますよね?
無意識に行っていることが多いのですが、
これらの行動は情緒を安定させるためセロトニンと言われる脳内物質を増やすことに関係していると言われています。
それと同様に犬も無意識のうちに人の髪の毛を食べてしまうことがあるのです。

犬なりにストレスを緩和させる行動の一つで、髪の毛を食べることで気を紛らわせているのかもしれません。

遊びの延長でやっている

犬が髪の毛を食べる理由として一番多いのが、遊びの延長からの誤飲です。

犬にとって大好きな飼い主さんと遊ぶのはおもちゃより楽しいもの。
髪の毛は飼い主さんの一部となっているので魅力的に感じてしまうのです。

子犬はよく甘噛みと言って飼い主さんの手を噛みますが、
髪の毛は手と同じ「やわらかい」「変幻自在の複雑な動きをする」もの。

ですので、犬にとっては魅力的なのです。
この行動がエスカレートするとそれがエスカレートしてしまい口の中一杯に頬張りたい感情が出てきてしまうので、そのような癖はつけないようにしたいものですね。

犬が人の髪の毛を食べるのを防ぐ対策

髪の毛は食べてしまうと消化せず、そのままうんちに出てきます。

しかし、髪の毛というのは長いので切れずにそのままお尻から出ていることも。
獣医師に聞いたところ、無理やり引っ張ると腸が破れてしまうこともあるそうです。
できればそれは避けたいですよね。
そこで、ここでは犬が人の髪の毛を食べるのを防ぐ対策をご紹介します。

ストレスの原因を見つける

ストレスが原因で髪の毛を食べてしまう場合は、
髪の毛を食べる行動に注目するのではなく、
なぜ髪の毛を食べてしまうのかということに注目するのが重要です。

その上で、犬が髪の毛を誤飲しないよう小まめに掃除をするなどし、
犬へのストレスを軽減させてあげる環境を作るようにしてください。

髪の毛にじゃれつかせない

犬に髪の毛はおもちゃではないと認識させることも大切です。
ほとんどの犬はささいなきっかけから髪の毛に興味を抱き食べることに結びついてしまいます。
犬がちょっと髪の毛にじゃれついたくらいだと飼い主さんも深く考えないでしょうが、
徐々にエスカレートした際に手がつけられなくなってしまいます。

そうならないためにも、
愛犬が髪の毛にじゃれつき始めたらすぐにその場を離れるなどし、
髪の毛はおもちゃではないと認識させてあげるようにしましょう。

犬が人の髪の毛を食べるリスク

猫は毛玉を吐き出すことが得意ですが、犬は不得意です。
ですので、誤飲した髪の毛は消化せずうんちに出てきます。

うまく排便することができればいいですが、
体内に留まってしまうと毛球症を起こしかねません。

そして校門付近で髪の毛が絡まったことにより排泄障害、髪の毛を無理やり引っ張ろうとして腸が破れてしまうなどのリスクが高まります。
愛犬が相当量の髪の毛を誤飲した場合には、すぐに病院で診断を受けることをおすすめします。

犬は人の髪の毛以外にゴミやほこりも食べる

犬が食べ物以外のものを食べてしまうことを「異嗜(いし)」と言い、家の中に落ちているホコリや髪の毛、ひどければゴミ袋を食べてしまうこともあるとか!?

POINT
原因としていくつか考えられるのですが
・寄生虫症
・消化酵素の不足
・鉄欠乏などの栄養障害
・食事量の不足
など健康面の問題や
・退屈しのぎ
・飼い主の気をひくため
・ストレス
など精神面も問題もあります。

一日中ペロペロなめまわって食べてしまう場合は、
一度病院で血液検査をしてもらい鉄分・ナトリウムの値や腎臓・肝臓の数値を測定してもらうのがいいかもしれません。

まとめ

今回は、犬が人の髪の毛を食べる理由や原因などをご紹介してきました。

髪の毛を食べてしまうのはそこまで重大なことではないと思っていても、
犬にとっては重大な病気に繋がってしまう可能性もあります。

日頃からの愛犬の生活を飼い主さんがきっちり観察してあげることで防げることも多いかと思いますので、
少しおかしいな?と思いはじめたらしっかり観察するようにしましょう。
そして、異常がある場合はすぐに受診するようにしてくださいね。

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