犬に必要な睡眠時間は?睡眠不足の症状や快適な睡眠を届ける方法も伝授!

2020/11/27

目次

犬の平均睡眠時間とは?

大事にしている愛犬だからこそ、睡眠時間という些細なことでも気になってしまいますよね!
「ずっと寝ているけど、体調でも悪いのかな?」という疑問や、逆に「全然寝てないけど大丈夫?」という疑問を抱く飼い主さんも多いでしょう。
この記事では、そんなワンちゃんの睡眠について深ぼっていきます。

まず、そもそも犬とは平均的にどれくらい寝る生き物なのでしょうか?

成犬の平均睡眠時間

成犬の必要な睡眠時間は、およそ12~15時間とされており、1日の半分以上は眠っていることになります。
また、体が大きな犬になればなるほど睡眠時間は長い傾向にあるとも言われています。
寝過ぎな気もしますが、この長い睡眠がワンちゃんの体を支えているのです。

老犬の平均睡眠時間

では老犬の睡眠時間はどうなのでしょうか?
老犬の場合は、18時間〜19時間が睡眠時間として必要とされています。
歳をとっている犬の場合、やはり若い犬よりも体力の回復に時間がかかってしまうようです。

子犬の平均睡眠時間

さらに長い睡眠時間が必要なのは子犬の場合です。
子犬に必要な睡眠時間は18〜20時間
子犬の場合は、起きている時には元気に遊び回りエネルギーを使うので、その分、たくさん寝て体力を回復・体を成長させるようです。
「寝る子は育つ」とはこのことですね!

犬種での違いは?


では、犬種によって必要な睡眠時間は変化するのでしょうか?
先ほど少し紹介しましたが、一般的には体が大きな犬ほど長い睡眠傾向にあると言われています。
例えば、マスティフやセントバーナードなどの超大型犬は、行動するとエネルギーをたくさん使うので、長時間睡眠の傾向にあります。

また、体の大きさ以外にも犬種によって睡眠時間が変化する犬種もいます。
例えば、ボーダーコリーやシベリアンハスキーなどです。
この2犬種は作業犬であり、活動時間を長くするために、睡眠時間が短い傾向があると言われています。

犬が睡眠不足になったら…

犬には、人間よりもはるかに長い睡眠時間が必要であることはご理解頂けたでしょうか?
では、もしワンちゃんが何かしらの寝れない原因を抱えてしまい、睡眠不足になってしまうとどうなるのでしょう?
ここからは、ワンチャンに快適な睡眠をとってもらうために飼い主さんが知っておかなければいけないことを解説します。

まずは、睡眠不足によって引き起こされるワンちゃんへの危険を見ていきましょう。

寿命が縮まる

人間もそうですが、睡眠不足が続くと心身ともに疲れきってしまいます。
ワンちゃんも、睡眠不足の状態が続いてしまうと、心身共に疲れてしまい、結果的に寿命を縮めてしまうことがあります。
どんなに愛犬にかまいたくても、大切なパートーナーだからこそ大切な睡眠時間は守ってあげましょう。

ストレス状態

また、睡眠時間が短いとストレスが溜まった状態が続きます。
特に、家にやってきたばかりの子犬などは、突然環境が変化したこと、さらに、居住の変化により質の良い睡眠がとれない日々が続いたりと、強いストレスを抱えることになります。
強いストレスは、飼い主であるあなたの言うことを聞かずに、問題行動を起こす原因にもなるので、注意が必要です。

犬に快適な睡眠を届ける方法は?

犬の睡眠不足が、大変な事を引き起こしてしまうことは分かりましね!
では、実際に犬の睡眠不足を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
ここからは、愛犬に快適な睡眠を提供する方法を解説していきます。

快適な温度設定


まず大切なのが「快適な温度」です。
人間でも寝る時に温度調整は大変ですが、ワンちゃんの場合は自身での体温調整ができないためもっと大変な作業になります。
犬種や年齢によってバラつきがあるので、次に紹介する目安の温度を参考に、愛犬の様子を見ながら調整してあげて下さい。

【参考室温】
〈シングルコート〉
夏季/約22~25度
冬季/約20~25度
〈ダブルコート〉
夏季/約23~26度
冬季/約19~23度
※シングルコート…季節によって毛が生え変わらない犬種
※ダブルコート…季節によって毛が生え変わる犬種

また、老犬や子犬は体温調節が不得意なので、冷えには特に注意してあげましょう!

犬が安心できるベッド・寝床の確保

また、犬が安心して熟睡できるような寝床の確保も大切になってきます。
犬にとって安心・快適な寝床の条件とは、
・ちょうど良い固さのベッド
・夏はひんやり、冬はあったか素材のベッド
・地面よりも少し高いところ
・あごを乗せれるマクラ
・リビングなど家族がいるところ

このような事を満たしていると、犬にとって安心・快適な寝床と言えるでしょう。

適度な運動


適度な運動も愛犬の熟睡を誘うには必要なこととなります。
犬とは元々走り回る動物です。
そのため、運動不足などエネルギーが余っていると、どうしても寝つきが悪くなります。
散歩に連れて行ったり、遊んであげたりと、その犬種によった適切な運動量をクリアできるように工夫をしてあげましょう。

寝床を清潔にする

また、清潔面も考えて、寝床は定期的に洗濯、日干しなどをしましょう。
皆さんもできる限り、清潔でふかふかなベッドで寝たいですよね?ワンちゃんもそれは同じです!
月に1~2回程度を目安とし、寝床をきれいにしてあげることで、ワンちゃんも快適に眠ることができます。

犬が睡眠中にすぐ起きるのはなぜ?


「散歩もたくさんした、寝床も気をつけている!なのになんですぐ起きちゃうのー?」なんて疑問を抱えている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
最後にこの疑問にお応えします!

ワンちゃんが睡眠中にすぐ起きてしまうのは、犬という動物の特性からです。
犬の睡眠は、8割が浅いレム睡眠で、熟睡状態は残りの2割となります。

これは野生の時の名残りで、寝ているというより、体を休ませているため。
なので、すぐに愛犬が起きてしまうからと心配する必要はありません!

まとめ

この記事では「犬の睡眠」をテーマに、犬に必要な睡眠時間、快適な睡眠を届ける方法などを解説しました。
人も犬の睡眠というのはとても大切なことになります。
ぜひ、この記事を参考にあなたの愛犬の睡眠を守ってあげて下さいね!

この記事を読んだ人におすすめの記事