リラックスしている証拠?犬があごのせする本当の理由とは

2021/12/18

目次

犬があごのせする本当の理由

ふとした瞬間に、愛犬がちょっとした段差にあごを乗せていたり、足の上にあごを乗せてきたなどの経験はありませんか?

一見、「首が疲れているのかな?」と思ってしまいますが、ちゃんと理由があるのです。

ここでは、犬があごのせをする本当の理由についてご紹介していきましょう。

「大好き」「甘えたい」のサイン

犬があごをのせてくる理由に、飼い主に「大好き」「甘えたい」という気持ちから行っていることがあります。

飼い主の顔をじっと見ている場合は、「大好きだから甘えたい」という気持ちがより強い状態なので、撫でてあげるなどスキンシップをとってあげると喜ぶでしょう。

しかし、その際すぐに撫でるのではなく「おすわり」「ふせ」などの号令で対応し、ちゃんと従った時のご褒美として撫でてあげるようにしてください。

そうしないと、あごのせをしたら撫でてくれるという勘違いが生じ、わがままになってしまう可能性があります。 

「安心できる」と伝えている

近くによってきたと思ったら、飼い主の膝や腕にあごをのせて眠ってしまった場合は愛犬にとって飼い主さんは「安心できる」と思っています。

あごのせは、ここは安心する場所であり安心できる場所だという行動の現れです。

この行動は犬の習性にあり、群れで暮らしていた犬は寝る際に仲間同士で寄り添って眠っていました。

このことから、寄り添う行動は信頼と安心感の証です。

つまり、犬が身体を預けて眠るという行動は、安心している、この人に身体を任せることができるという意思表示でもあるでしょう。

「お腹が空いた」の意思表示

飼い主さんが食事中にあごののせてこちらを見ているのであれば、お腹が空いている時やみんなが食べている食事を自分も食べたいというサインかもしれません。

そんな行動が見られる場合は、ご飯や量などを一度見直してみるのもいいかもしれません。

しかし、十分な食事量を摂取しているにも関わらず、おねだりをするような仕草の場合は「もうない」という態度を示すようにしてください。

そうでないと、食事をする度におねだりをする行動を見せるようになり、栄養過多になる可能性が高くなります。

「構って欲しい」と言っている

甘えたいという気持ちと同じく、飼い主の気をひこうとする場合もあります。

飼い主の体に愛犬があごを乗せてくる場合は、「構って欲しい」という気持ちの現れかもしれません。

これは小さい子供が構って欲しくて、服の袖を引っ張ったりするような行動と同じと思ってください。

中には鼻でつついて来る子もいるでしょう。

そんな際も先ほどと同じでいきなり構うのではなく、「おすわり」などの号令に従ったご褒美として構ってあげてくださいね。

「気持ち良い」と思っている

犬は飼い主の体だけではなく、ソファや机にもあごをのせることがあります。

このようにさまざまな場所にあごをのせる仕草も犬がリラックスしている証拠。

例えば、ソファやベッドなどの柔らかい場所にあごを乗せて寝ている場合は、心地よさを求めています。

柔らかい場所は落ち着くのは人間でも多いですが、犬でも同じなのです。

また、犬は極端に狭い場所や暗い場所であごのせをしていることもあります。

これも本能的なもので、その場所が犬にとって落ち着く場所を示していると言えるでしょう。

犬がモノにあごのせする時の気持ち

犬があごのせをする際のサインをご紹介してきましたが、犬があごのせをする際の気持ちとはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、あごのせをする時の犬の気持ちをご紹介していきましょう。

ふんわりしたモノにあごのせ

人間も同じですが、犬もふわふわした物を好みます。

自分のベッドやぬいぐるみ、同居犬の体など柔らかい物にあごのせをしている場合は、心地よいぬくもりを感じ、リラックスしていると言えるでしょう。

また、犬によっては暗く狭い場所であごのせをしながら寝ている子もいますが、これは「ねぐら」に入るような感覚で、本能的に落ち着けるからと言えます。

不思議な場所にあごのせ

中には「そんなところであごのせをしているけど大丈夫?」と思うような不思議な場所であごのせをする子も。

これは犬が自分の好奇心を満たそうと、あれこれ追求した結果なのかもしれません。

例えば「何かを集中して観察したい」「日差しが心地よい暖かい場所で寝たい」と考えた時に、その場所にあごのせをするのはsその犬にとってベストだということ。

飼い主からすれば「しんどそう」と思うかもしれませんが、犬自身がしんどいと感じれば自発的にやめるので、危険な場所でない限りはそっと見守ってあげてくださいね。

犬のあごのせの教え方を紹介

中にはあごのせをしない子もいるでしょう。

ですが、あごのせをする子ってとてもかわいいですよね!

そのため、「ぜひとも我が子にもあごのせをしてもらいたい!」と思っている方も多いと思います。

ここでは、あごのせの教え方をご紹介します。

犬のあごの下に手を添えておやつをあげる

まずはやはりおやつを使う方法です。

犬のあごの下に手を添えて、おやつを与えてみてください。

添える手の位置が低すぎても高すぎても犬があごのせをしにくくなってしまうので、

手の位置の目安は、犬がおやつを食べようとした際に、あごで手を下にグッと押し付けるくらいが調度いいでしょう。

犬があごを手にのせておやつを食べたら、褒めてあげてください。

ですが、中にはあごを添える手に警戒心を持つ子もいるので、「おやつをあげる」とアピールし、手に対する警戒心を取り除いてからにしてくださいね。

犬が自分から手にあごを乗せるようにする

続いて犬が自分からあごを乗せてくるようにします。

犬から離れた場所で、おやつを見せてあごに添える手の位置は変えずに待ちましょう。

そして、手にあごをのせておやつを食べてくれたら、すぐに褒めてあげてください。

すぐに褒めてあげることで「手にあごをのせるといいことがある」と理解することができます。

愛犬が自分からあごをのせてくるようになったら、のせてから褒めるまでの時間をだんだん伸ばしていきましょう。

おやつを隠してチャレンジ

数秒間あごをのせ続けることができれば、最後はおやつを見せずに練習してみてください。

おやつを見せずにできるようになったら、愛犬があごのせを覚えてくれたことになります。

マスターさせる際、3つのポイントがあります。

1、人の手に警戒心を持たせない

2、人の手にあごをのせたら褒めてくれると教える

3、だんだんと長い時間のせられるようにすること

以上のポイントを意識した上で試してみてくださいね。

まとめ

今回は、かわいい姿が魅力のあごのせについてご紹介してきました。

単なるあごのせでも犬にとってはさまざまなサインであることがわかりますね。

SNS映えする姿なので、愛犬があごのせをしないという方は是非とも今回ご紹介した方法でチャレンジしてみてくださいね!

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