突然食べなくなった!?犬がドッグフードに飽きたときの解決方法

2020/08/30

目次

犬にとってドッグフードは美味しくない?飽きる理由

フードボールにドッグフードを入れる様子を、足元で目を輝かせて待っている愛犬。
与えた途端に夢中で食べ始める姿を見ていると、
「今日も元気で良かった」なんてホッとする飼い主さんも多いのではないでしょうか。

しかしある日突然、愛犬がドッグフードを食べなくなったら……

今日は、日常的に起こることのある問題点を探りながら、ドッグフードの食いつきが悪くなる原因と対策をご紹介します。

ドッグフードを食べない愛犬に悩む飼い主さん必見です!

美味しくないので飽きた

犬も人間と同じで、毎日同じ物を食べていると飽きてしまいます。

ドライフードは数多くありますが、犬が必ず食べるドッグフードと言われていても、
愛犬が「不味い」と感じてしまえば食べることは難しくなります。

袋を開けた瞬間は強い匂いに惹き付けられて食べていても、
時間が経つと匂いが薄れてしまい、美味しく感じなくなってしまうこともあります。

たくさん入った大袋のドッグフードの方が経済的ではありますが、
酸化で変質したり匂いが薄れてしまったりするので、
愛犬の食べる量に適した内容量のフードを買って新鮮なうちに食べきるようにするのも1つの方法ですよ。

季節も関係している

犬も気温が上がって暑くなると食欲が落ちやすくなります。

また、暑い夏はご飯よりも水分を摂りたくなるものです。
逆に秋になると人間同様に「食欲の秋」とばかりにモリモリ食べられるようになることもあります。
犬によっては2、3種類のフードを食べている場合もありますが、
季節によって食べなくなるフードがあるという飼い主さんもいます。

室温はエアコンで調節されていても、
散歩などで外出して外気を感じることで、
犬の食欲にも影響が出ることがあります。

季節の変わり目や極端な暑さや寒さを感じる季節は注意したいですね。

病気や老いで食べにくい

犬は10歳を過ぎた時点で老犬期に入ります。
さらに15歳に突入すると、人間の80歳半ばに相当する年齢となります。

硬い物を噛む力も衰え、歯の病気になったりすれば余計にドッグフードを食べることが難しくなるかもしれません。
また、何も問題がない場合でも食べることには体力を使うため、途中で疲れて完食できないこともあるでしょう。
老犬では老いで食べられないのか、病気のせいなのかの判断が難しい場合もあります。

食べないことが続くようであれば、早めに獣医さんに相談してみることをおすすめします。

若い犬でも、何かの病気や体調不良でドッグフードを食べられなくなることがあります。

食欲がないということ以外に何か変わったところはないか、
排泄は問題ないかなどに気を配り、異常があればこちらも動物病院に連れていくことが必要です。

ストレスが関係している

犬は非常に感受性の強い生き物です。

いつもと異なる場所へ行ったり、環境が突然変化したりすると、
ドッグフードをたべなくなることがあります。

引っ越しをして新居での生活が始まった途端、家でトイレができなくなったという犬もいます。
これらは元の生活に戻ったり、新しい生活に慣れたりすることで改善することが多いのですが、
体力が落ちて思わぬ病気になることもあるため注意が必要です。

ストレスが溜まらないように気遣いながら、食べ物を工夫して与えることを考えてあげてくださいね。

犬はいつかドッグフードに飽きる?食べない時の対処法

愛犬がドッグフードに飽きてしまった、もしくはドッグフードが嫌いな犬がいた場合、飼い主さんがどんなことができるでしょうか。

ここからは犬がドッグフードを食べない時の対処法をご紹介します。

工夫次第で愛犬がまたモリモリ食べてくれる可能性もあるので、是非お試しください。
そして、自分の愛犬にピッタリの方法を見つけてくださいね。

ドッグフードをアレンジ

ドッグフードを少し工夫するだけで、犬が食べてくれるパターンもあります。

ドッグフードにトッピングしたり、フードを湯通し、
もしくはぬるま湯でふやかして美味しそうな匂いを強調したりと、
いつものドッグフードにアレンジを加えることで食べやすくなることもあるのです。

トッピングの場合は、カロリーに気をつけて与えましょう。
トッピングが多すぎると食い付きが良くなることが多いのですが、
トッピングの内容によってはカロリーオーバーになり肥満の原因になってしまいます。
せっかく食べるようになったのに今度は食事制限をしなくてはならなくなったら残念ですよね。

ふやかしフードを与える場合は、
一緒に水分も摂れるため効果的な食べ方にもなります。
しかしフードが歯につきやすくなるので、
歯磨きや食べた後に水を飲ませるなど口の中を清潔に保てるように気をつけましょう。

ご飯を下げる

ご飯をあげても犬が全く食べる素振りを見せなかったら、
ご飯を下げてしまうのも1つの方法です。
この場合、次の食事まで何もあげないようにします。

少し可哀想に思えますが、「このタイミングで食べないとダメなのか」と愛犬に覚えさせることも必要です。

ただし、これは健康な若い犬にだけ行うようにしましょう。
病気の犬や老犬にとってはしつけよりも健康管理の方が大切です。

ワガママによるフードの拒絶なのか、
体調が原因による食欲不振なのかをしっかり見極めた上でご飯を下げるかどうかを考えるようにしてくださいね。

食べたら褒める

犬がドッグフードを食べる上で一番重要なことは、食べた後でたくさん褒めてあげることです。

しかし食べ始めから終わるまで見届けようと気負って見つめていると、
犬にプレッシャーを与えてしまいます。

食べているかどうか気になるのは仕方ありませんが、ここは少し気楽に考えて軽く見守る程度にしておきましょう。

そして犬が食べ終えたら目一杯褒めてあげてください。少し大げさなくらいが吉です。

ご飯を食べるとパパ(ママ)はこんなに喜んでくれるんだ!とわかると、
愛犬もまた喜んだ顔が見たくてがんばって食べようと考えるようになります。

食事内容を変える

栄養バランスが優れているドッグフードの場合、
フリーズドライタイプやウェットフードという食感の違うものにしてみる
または手作り食に挑戦してみるなど、愛犬の好みを観察して内容を変えてみてはいかがでしょうか。

温めて与えれば匂いも強くなるので、食欲が増すかもしれませんね。
老犬ならば柔らかい食べ物の方が口にしやすい場合もありますので、食感を変えることで改善することも多くあります。

手作り食は栄養バランスが難しいので、毎食完全な手作り食は大変な作業になります。

そんな時は手作り食にドッグフードを混ぜて与えると栄養補給もできるし、
徐々にドッグフードの分量を増やすことでやがてフードのみで食べられるようにしていくこともできます。

まとめ

ドッグフードはすぐ飽きると困っている飼い主さんも多くいますが、
食べなくなる本当の原因は犬の好みだけでなく、年齢や体調、季節などにも左右されます。

全て言いなりになってしまえば犬のしつけの上で問題が出るし、
かと言って「食べないなら食べるまで我慢比べ」なんてことをしていたら人間も犬もつらくなってしまいます。

まずは原因を考え、自分の犬にとってどんな対策がベストかを見つけ出すことから始めましょう。
対策が見つかったら、すぐに取り掛かり、またたくさん食べてくれる生活に戻してあげたいですね。

愛犬の健康は、美味しい食事から。楽しく美味しく食べられるように、ほんの少し工夫してやってみましょう。

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