【猫の多頭飼いで失敗しないために】相性や種類から見る注意点とポイント

2020/11/29

目次

猫の多頭飼いで失敗しない方法や注意点

猫を見ていると、ほんとに癒されますよね!
飼い主の言うことを聞かずに、マイペースに自由気ままに生活している姿が、少し憎かったり、でもそれ以上に可愛かったりと…。

そんな猫ちゃんにもっと囲まれて生活したいと言う思いや、今いる猫の遊び相手にと多頭飼いを考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

でも、猫の多頭飼いは簡単なものではありません。
とりあえず始めたけど、失敗した…なんてことも少なくないのです。
猫の多頭飼いを始める前に、まずは失敗しない方法や注意点を見ていきましょう!

先住猫が新入り猫に寛容か見極める


まずは、先住猫(今すでに家にいる猫)が新入りの猫に寛容かを見極めましょう。
例えば、先住猫が飼い主さんを独り占めしたいタイプの場合、新入り猫を受け入れることはストレスになります。
そのストレスから体調を崩したり、今までしなかったような悪さをしてしまう子も…。

多頭飼いが難しそうであれば、先住猫のために諦めるか、相性の良い猫を迎えるなど、考慮や工夫が必要です。

先住猫を優先してあげる

また、実際に多頭飼いを始めたら「先住猫を優先する」ことも必要になってきます。
「この子(先住猫)は寛容だから大丈夫!」と思っていても、いざ新入り猫が入ってきて、その子ばかりを可愛がっていると先住猫は新入りを認めません。
ときには、新入り猫をいじめてしまうこともあります。

多頭飼いで一番大切なのは「どんな時でも先住猫を優先してあげる」こと。
新入り猫を可愛がりたい気持ちも分かりますが、先住猫のためにも、何事もこの子を優先してあげましょう。
例えば、ご飯を与えるときも、先住猫に与えてから、新入り猫に与えるといった配慮が必要になってきます。

多頭飼いができる環境を作る

多頭飼いを始める「事前の環境作り」も大切です。
猫を多頭飼いする前に、必ず物件(アパートやマンション)の契約書を確認し、多頭飼いをしても良いのか調べておいて下さい。
物件によっては、飼育頭数に制限があることも。

また、猫が増える分トイレの数も増やさないといけないなど、空間的な問題も生じます。
猫を多頭飼いできるだけのスペースはあるか?ここの見極めも大切になってきます。

防災グッズを用意しておく

最後に「防災グッズ」を用意しておくのも重要です。
災害が発生したり、住居に何かしたのトラブルが起きたときには、もちろん猫ちゃんたちも一緒に避難し、避難先でも守らなくてはいけません。

多頭飼いをしていれば、当然移動するのも一苦労です。
もしもの時を考えて、多頭飼いに適した大きなキャリーバックや食料、トイレなどの日用品を必ずそろえておきましょう。

猫の多頭飼いは相性が大切


では、ここからは実際に猫を多頭飼いするときに、どのように新入り猫を選べばいいのかを、相性という観点から紹介します。
新入り猫を探しているという飼い主さんは必読ですよ!

子猫(オス)と成猫(オス)

子猫(オス)と成猫(オス)の場合は注意が必要です。
去勢をしていない成猫の場合、本能的に子猫を攻撃する可能性があります。
最悪の場合は子猫を殺してしまうことも…。
オス同士で多頭飼いをする場合は、少なくとも子猫が成猫になるまでは、飼い主さんの目の届く範囲で飼育して下さい。

子猫と子猫

子猫と子猫の場合は、性別に関わらず、相性抜群!
1歳以下の子猫は環境に順応しやすく、子猫同士で仲良くなる可能性が非常に高いです。
猫の多頭飼いを考えた時には、もっとも最適な組み合わせとも言えます。

成猫(オス)と成猫(メス)

成猫(オス)と成猫(メス)の場合、多頭飼いは少し難しいかもしれません。
まず最初に、交配の予定がなければ避妊・去勢手術をしておく必要があります。

成猫同士の多頭飼いは複雑です。
というのも、それぞれの性格が既に確立しており、それによって相性が決まるためです。
成猫同士の多頭飼いを考えている時には、しっかりとトライアル期間を設けるなど、慎重なアプローチをすることが必要になってきます。

子猫(メス)と成猫(メス)

子猫(メス)と成猫(メス)の場合は、多少注意が必要なものの比較的安心です。
というのも、オス同士と違って縄張り争いなどがないためです。
その一方で、メス同士の場合は、どちらも神経質になってしまう場合があるので、お互いににストレスが溜まっていないかなどのチェックは必要になってきます。

年齢で相性は変わる?


では、猫の年齢によって相性は変わってくるのでしょうか?

「子猫と成猫」の場合は、成猫の性格次第では比較的、良い相性が望めます。
成猫は自身の性格が確立しており、温厚な性格であれば、新入り子猫に対しては寛容に受け入れやすいからです。

一方で「シニア猫と子猫」になると注意が必要にもなります。
シニア猫は、毎日、新入りの子猫が遊びまわっているとそれをストレスに感じてしまうことがあるからです。

また、猫の年齢を見た時に、比較的同じ歳くらいの方が良いという見解もあります。

多頭飼いに向いてる猫の性格


次に、どのような性格の先住猫であれば、多頭飼いに向いているかを見ていきましょう。

先住猫が甘えん坊、または寂しがり屋な性格の場合は多頭飼いに向いていると言えます。
その子がお留守番などが多いのであれば尚更です。

先住猫も家に1匹でいるのは寂しいもの。
そんな中、もう1匹遊び相手にでもなってくれる猫が現れれば、不安やストレスも解消されます。

場合によっては、むしろ多頭飼いをしてあげた方が良いかもしれません!

多頭飼いに向かない猫の性格

逆に、先住猫が「自立心の強い一匹狼タイプ」であれば多頭飼いは向かない性格と言えるでしょう。
新入り猫がくることで、自身の生活が乱され、それをストレスに感じることが多いためです。

もしも先住猫が「自立心の強い一匹狼タイプ」であれば、新入り猫も同様に「一匹狼タイプ」の子を選んであげれば、多頭飼いが成功する確率がアップします。

まとめ

この記事では、猫の多頭飼いについて「多頭飼いの注意点」や「相性の良い猫とは?」を解説しました。

猫の多頭飼いは簡単なものではありませんが、成功すると飼い主であるあなたにとっても、先住猫にとってもよいものとなります。
ぜひ、この記事を参考にしながら多頭飼いを成功させてみて下さいね!

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