【これだけ読めば大丈夫!】柴犬の室内飼いするメリットや注意点を紹介
2021/02/01
目次
柴犬を室内飼いするメリット
柴犬は大変人気のある日本犬です。
猟犬・番犬として飼い主への服従心が強く、昔から飼われてきた犬です。
今までは「犬は庭や玄関先など外で飼うもの」という考えが一般的にありましたが、最近は室内で飼うことも増えています。
柴犬を室内飼いするメリットはどんなところにあるのでしょうか。
この記事では室内で飼うことのメリットと注意点、環境作りのポイントを説明したいと思います。
いつも飼い主の側にいられる
柴犬は飼い主への忠誠心が高く、猟犬としても非常に高い能力を持っています。
そして、ベタベタしすぎるスキンシップは苦手で自分の時間も大切にすると言われています。
しかし、大好きな飼い主のそばにいたいという気持ちは強いので、室内で飼い主といられる時間は幸せでしょう。
犬が示すいろいろな感情表現を飼い主側も気づきやすいので意思の疎通が図れると思います。
また犬はもともと群れで過ごす動物なので、飼い主や家族と共に過ごすことで精神的にもより安定するでしょう。
暑い夏も快適になる
最近の夏は、その暑さが尋常ではないほどになってきています。
熱中症で倒れる犬は毎年多く、命が奪われることもあります。
他の犬種と同様に、柴犬は夏の尋常でない暑さや高い湿度が苦手です。
毛皮を着て夏の昼間に外を歩いていると想像してください。
人間以上に猛暑には弱く、ダメージを受けているのが犬なのです。
しかし、柴犬を室内飼いにすれば、激しい気候の変化から守ってあげることができます。
病気や事故を防げる
外飼いと違い、柴犬が脱走するという事故は確実に減ります。
また、毎日一緒にいて観察する時間が増えるため、病気などの体の異変に気づきやすくなります。
柴犬は皮膚病にかかりやすいというデータもあり、毎日のブラッシングや環境で予防することができます。
ダニやノミに感染するリスクも外飼いよりも少なくなり、室内に入れることでいつも体を清潔にしたり、ブラッシングの機会も増えるので病気にかかりにくくなるというメリットがあります。
柴犬を室内飼いする注意点
柴犬は独立心が高く何事にも高い能力を持っていますが、初めてのことには警戒心を持ち、慎重になるデリケートな面も持っています。
そのような柴犬の性格を理解し、環境を整えることが重要です。
また愛玩犬と呼ばれるような小型犬とは違い、野山を走り回ってきた柴犬は運動量が多く必要です。
室内飼いであっても毎日の散歩は必ずしっかりと時間をかけて行いましょう。
また犬のケアという点でも外飼いの場合とは違う注意がありますので、次に紹介します。
運動量の多さ
柴犬の運動量はとても多いです。
室内ばかりで存分に運動できないことは、柴犬にとって大きなストレスとなり、肥満にもつながります。
ストレスが溜まると、吠えたり物を噛んだりという破壊行動が出ることもあります。
そのため、散歩する時間や外でボール遊びなどの機会をしっかりと確保することが大切です。
散歩の後、家では疲れて横になり休むくらいがちょうど良い運動量です。
外では運動をしっかりして発散させ、室内ではゆっくりと落ち着いて過ごすというメリハリをつけるようにしましょう。
抜け毛が多い
柴犬は2種類の毛を持つダブルコートという種類です。
そのうちのアンダーコートという毛を増やしたり減らしたりすることで体温を調節しています。
柴犬のアンダーコートは毛の量が非常に多いです。
毎日ブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげる必要があります。
また定期的にシャンプーをするようにしましょう。
春と秋の換毛期には毛がすっかり抜け替わりますので、その時想像を超えるほどの抜け毛が出ます。
室内で飼うということは、その抜け毛が部屋に落ちるということなので掃除の大変さを理解しておくことが必要です。
柴犬を室内飼いする環境の作り方
犬にはその犬種による個性があります。
柴犬はデリケートな面やテリトリー意識の高さなど独特の性格・個性を持っています。
室内飼いをするとよりその個性がわかってくると思いますが、柴犬にとって過ごしやすい環境を準備してあげることが大切です。
ストレスがたまらないような環境づくりのコツをお伝えしていきます。
ケージでテリトリーを作る
室内でいつも飼い主や家族と一緒に過ごし、寝る時も同じベッドで休むという生活を好む犬もいますが、柴犬にはあまりおすすめしません。
柴犬はテリトリー意識が強い犬種です。
ケージを使ってテリトリー空間を作ってあげてください。
ケージは自分だけの場所として安心して休める場所になりますので、留守番の時間もケージでリラックスできるようになり、飼い主としても安心です。
また、ケージで過ごせるということは災害時などにも身を守ることにつながる重要なポイントになります。
トイレのレイアウト
犬はとてもきれい好きであり、一度排泄したらそこでは寝ないものです。
柴犬は犬の中でも特にきれい好きで、トイレと食事の場所が近くにあることを嫌います。
サークルやケージの中にトイレシートを置いて、食事もトイレもサークルの中でさせるというスタイルは柴犬には適していません。
トイレのスペースは別の場所に置いて、食事や寝る場所など生活スペースとはなるべく離すようにしましょう。
環境の変化に敏感な柴犬
デリケートで警戒心が強い柴犬は、環境の変化に適応することが苦手な子が多いです。
旅行や引っ越しなどにも注意が必要です。
ですから一度サークルやケージ、トイレの位置などを決めたら、そのレイアウトは変えないようにしましょう。
柴犬は生活のリズムを常に同じ設置場所で行わないと落ち着かないのです。
特に室内トイレの躾は一度覚えさせたら場所を変えないように気をつけましょう。
夏の室温
柴犬のようなダブルコートの犬種は寒さに強いですが、夏の暑さや高い湿度が苦手です。
夏はエアコンを利用して室内の温度調整をすることが重要です。
室内の温度は25~28℃、湿度は50~70%になるように調整してください。
エアコンの冷たい風がいつも当たっていると体が冷えてしまうこともあるので、留守番の時には特に注意しておきましょう。
ケージやトイレの場所は動かさなくてもよいように、初めからエアコンの風向きをチェックしておくと万全ですね。
まとめ
日本犬人して賢く愛らしい柴犬は独特の個性を持っています。
その個性を理解し、ストレスを溜めないような環境作りをして、室内飼いをするようにしましょう。
ポイントにさえ気をつければ、犬と一緒に部屋で暮らすことはとても楽しく、また犬にとってもメリットが多いです。
健康で楽しい犬生を一緒に作ってあげてください。
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