猫が腕枕をしたがる5つの理由|腕枕をしてもらいたい・外したい時のコツも

2022/03/14

目次

猫が腕枕をしたがる5つの理由

腕枕をしてもらいスヤスヤ気持ち良さそうに寝ている猫を、テレビや動画などでよく見かけます。

喉をゴロゴロ鳴らしながら腕にギュッと抱き着く様子は、とても愛おしく癒されます。

そんな猫の腕枕をしたがる5つの理由を紹介します。

理由①:ここは自分の縄張りだとを主張している

猫は縄張りのマーキングをする際に、体を柱や人の足に擦りつける事があります。

飼い主さんにも同様に、額や顎の下にある臭腺から匂いを出して擦りつけ縄張りをアピールします。

腕枕をする事で飼い主さんにマーキングをし、「この人は自分のものだよ」と親愛の気持ちを伝えています。

飼い主さんと一緒の布団で寝る事で、ここは自分の縄張りであると主張しているのです。

理由②:腕の中が暖かい

布団で一緒に眠る際に猫が腕枕を求めてくるのは、飼い主さんの腕の中がとても暖かいことを知っているからです。

猫にとって飼い主の腕の中はとても安心でき、くっついて一緒に眠ればおたがいの温もりを感じ合える事を知っています。

ふわふわ暖かい服を着ていれば猫にとっても心地が良く、寒い時期は特に腕枕をしたがります。

飼い主にとっても愛猫が安心して眠る姿には癒され、信頼されている実感がわきます。

理由③:飼い主が大好きだから

猫は好き嫌いがはっきりしていて警戒心が強い動物で、嫌いなものや信頼できないものには決してつかずこうとはしません。

飼い主さんの腕枕で毎晩のように眠る猫は、強い愛情を飼い主さんに向けています。

腕枕の位置が顔に近い程猫の親愛の気持ちは強く、愛情と同時に深い信頼を寄せていると言えるでしょう。

猫なりに飼い主の傍にいれば、安心して眠れる事を感じ取っているのかもしれません。

理由④:母親の愛情を求めている

毎日身の回りの世話をしてくれている飼い主さんは、猫にとってほとんど母親と同じような存在です。

飼い主さんから愛情をもらいたい時に、母親に甘えるように腕枕で眠る時があります。

腕枕をしてもらう事で一番安心でき、喉をゴロゴロ鳴らすのはリラックスをして嬉しいサインでもあります。

猫にとって腕枕は母親に愛情を求める愛情表現でもあります。

理由⑤:安心感を抱いているから

普段から面倒を見てくれ可愛がってくれる飼い主さんに、猫は安心感を抱いています。

飼い主さんの声や足音などを聞き分けるように、猫は眠っていても外敵と思われるものには常に警戒しています。

腕の中で安心して眠っているようでも、いつもと違う音などには敏感に反応し様子を確認する場合もあります。

猫が熟睡し心地よさそうに眠る姿は、飼い主さんに対して安心感を抱いていない限り見られない行為です。

猫に腕枕をしたい時の方法

全ての猫が腕枕が好きだとは限らず、飼い主さんの中には腕枕をしたくてもできない人もいます。

腕枕が嫌いな猫には過去に嫌な思い出があったり、ひとりで眠るのが好きな場合があります。

どうしても猫に腕枕をしたい方の為に方法を幾つか紹介します。

寒い時期が狙い時

猫は寒さに弱く温もりを感じられる場所を好みますので、寒い季節になればそっと寄り添って眠ってくれる事もあります。

寒い時期は猫が布団の近くまで寄ってきやすくなりますので、猫が入りやすいように布団を開けておくと興味を示してくれる場合があります。

布団の中でじっと動かずに安全な場所だと分れば、自然と布団の中で寝てくれるようになります。

飼い主さんとくっついて眠る事が心地いいと感じられれば、いつかは腕枕をしてくれるかもしれません。

時間の経過を待つ

猫は強制されるのを嫌いますので、腕枕をさせてくれるまで時間がかかる場合があります。

性格次第で腕枕を嫌がる猫もいますので、無理矢理抱いたりせずにのんびりと構えて待つ事も大切です。

猫が腕枕をしてくれるのは、飼い主さんとの信頼関係があってこそです。

早く腕枕がしたくて焦ってしまう飼い主さんもいると思いますが、一度失敗してしまうと余計時間がかかってしまう事もありますので注意が必要です。

一緒の部屋で眠る

別の部屋で寝ている場合は、おたがいの様子がわからず腕枕をするチャンスを逃してしまう事があります。

猫は警戒心がとても強い動物ですが、一緒の部屋で寝ていれば飼い主さんとの距離を縮めやすいと言われています。

飼い主さんがすやすや眠っていると傍に行きやすく、自分の思い通りに眠れるのが心地いいようです。

慣れてくると同じ時間帯にやって来て、自分のお気に入りの場所で毛づくろいをし飼い主さんの腕枕で寝るようになります。

猫の腕枕を外したい時のコツ

猫は飼い主さんの腕枕に慣れてくると気を許して、長い時間眠り続ける事があります。

気持ち良さそうに寝ている猫を見てるだけで癒されますが、腕が疲れて腕枕を外したい時もあります。

そんな時の腕枕を外す方法を紹介します。

腕枕から本物の枕にすり替える

小さな猫でも長い時間腕枕をしていると筋肉痛になるほどの重さを感じ、爆睡していても起きてしまう事があります。

腕枕をする場所はだいたい決まっていると思いますので、近くに猫用の枕を用意しておくようにします。

猫が気持ち良さそうに眠っている隙に、腕枕から本物の枕すり替えることも可能です。

頭の高さが変わらなければ腕枕を外された事に気づかず、安心してまた気持ち良さそうに眠ってくれます。

撫でながらそっと腕を抜く

猫の背中や頭を撫でながら、気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らしている隙にそっと腕を抜く方法もあります。

この方法は高確率で猫を起こさずに腕枕を外す事ができ、猫は飼い主さんから撫でてもらっている事で気持ちが良く飼い主さんも腕のしびれから解放されます。

腕枕を外した後もそのまま優しく撫でてあげると、安心して眠り続けるようです。

優しく声をかけて静かに外す

猫は飼い主さんの声に敏感に反応しますので、腕を動かして外す前に穏やかな声で「ごめんね」と声をかけるようにします。

そうする事で猫を驚かさずに済み、難なく腕を外すことが可能です。

急に腕枕を外してしまうと、気持ち良さそうに寝ていたのに睡眠を妨害してしまう事になります。

猫の睡眠を邪魔しないようにする為にも、腕を外す時は優しく声をかけてゆっくりしてあげるようにします。

まとめ

ほとんどの猫は飼い主さんの腕枕が心地よく、安心して眠れるようです。

猫にも人間と同じように性格があり、飼い主が嫌いなわけではないけれど腕枕が無理という場合もあります。

飼い主にとって腕枕ができないのは少々悲しい事ですが、焦らずに時間をかけて待ってあげる事も大切です。

どうしても駄目な時には、他の方法でコミュニケーションをとりながら信頼関係深めていく方法もあります。

猫と一緒にいる時間が長く成る程家族のような存在になり、姿が見えなかったり様子が違うだけで心配になってしまいます。

猫が心を許して飼い主の腕枕でスヤスヤ眠る姿は、とても可愛らしく癒され時間を忘れてしまいそうになりますね!

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