犬が噛むしうなる?その理由やしつけの仕方、対処法を詳しく紹介!

2020/08/22

目次

犬が噛むしうなる!理由や飼い主との関係


愛犬が噛んだりうなったりして困るという声をよく耳にしますが、何が原因でそのような行動に出てしまうのか人間にはわからないですよね。

言葉を話せない犬がそうなってしまう理由は様々考えられますが、飼い主さんが犬の行動からなぜこうなってしまうのかを理解してあげる事が大切になってきます。

そこで、今回は犬が噛んだりうなったりする理由や飼い主さんとの関係についてご紹介していきます。

物に執着する犬


犬は元々独占欲が強い生き物で、ご飯を食べている時やお気に入りのおもちゃで遊んでいる時に近づいたり、邪魔したりしようとすると「自分の物を取られてしまう」と感じ、うなり声をあげて抵抗する事がよくあります。

飼い主やその家族にそんな気持ちがなくても噛みついてしまうという事も。

物に執着する愛犬の場合は、「飼い主は取り上げたりしないよ」というイメージを愛犬に持たせるのが大切です。

具体的な例をあげると、飼いはじめた時に、ご飯皿に盛ってあげるのではなく、飼い主さんの手から直接あげるようにすれば「奪う人ではない」と認識できるでしょう。

遊びに関してもおもちゃなどに対しては「ちょうだい」「ダメ」「離せ」などのコマンドを使い、引っ張り合いや遊びを終わらせるのです。

飼い主さんの言うコマンドに従った場合は、褒めてあげる事を忘れないようにして下さい。

ご飯にしてもおもちゃにしても強引に取り上げたりすると、より執着心が強くなってしまいますので注意しましょう。

飼い主との関係


よく耳にするのは「噛み癖が治らないのは飼い主を下に見ているからだ」「完全になめられている」という事ですが、果たして飼い主と愛犬の主従関係は必要なのでしょうか?

もし愛犬に噛み癖があるのでしたら以下のような事があるかもしれませんのでチェックしてみましょう。

・体罰を使った事により、愛犬が飼い主に危険を感じる事が増えた

・体罰を使った後の方が、抵抗が激しくなり、うなりや噛みつきが増えた

・今までうなって警告していたものが警告なしに噛みついてくるようになった

上記の事は、飼い主が愛犬に体罰をしてしまった副作用によるものでよくあります。

このように噛み癖を治そうとする時に飼い主と愛犬の主従関係は必要なく、飼い主と愛犬の日頃からのコミュニケーション、愛犬の気持ちを理解してあげる事が先決です。

ですので、愛犬が噛みつくような状況をまず作らないこと、動機をなくしてあげるのが重要になってくるのです。

犬が噛むしうなる!しつけは必要?


犬が噛んだりうなったりした場合、しつけは必要だと思いますか?

犬は通常、攻撃的な生き物ではないのですが、そうだとしたら何故噛みついたりうなったりするのでしょう?

飼い主はそこをまず考えてあげなければなりません。

犬の気持ちを理解せず、しつけで治そうとしても中々難しいかもしれませんね。

ここでは、噛んだりうなったりした時にしつけではなく他の方法もあるという事をご紹介していきます。

噛んだ後のNG行動に注意


もし愛犬が噛んでしまったらどのようにしていますか?

多くの飼い主さんは怒ったり、叩いたりしてしまうのではないでしょうか?

もしそのようにしてしまっているのであればそれはNGです。

犬は恐怖から噛みついてしまったのに、叩いたり怒ったりする事でより大きな恐怖を与えてしまうという事になり、そうなると信頼関係の崩壊、より噛みつく頻度が増えてしまうという悪循環になってしまいます。

では、犬が噛んだ後にどのようにすればいいのかというと、恐怖の状態にある犬の状況を安心なものに変えてあげるだけでいいのです。

「安心していいよ」「大丈夫だよ」と安心させてあげて下さい。

そして何より大切なのがそのような状況を作らないこと、噛まなくてもいい状況を作ってあげることが重要です。

しつけよりもリスクを避けよう


噛んだから、うなったから=しつけではなく、噛まなくてもいい、うならなくてもいいリスクを避けてあげましょう。

例えば、愛犬が他人を苦手だとわかっているのであれば、公園に散歩に行き、いきなり他人に触らるような事はしません。

そうなれば愛犬も噛むという事をしなくて済むのです。

家族以外の人が玄関に入ってくるだけで、噛みつこうとする、うなるというのであれば、わざわざそこにいさせる必要はなく、別の部屋にいさせてあげればいいのです。

というように、噛む状況やうなる状況を人間がわざわざ作ってしまっているという事が多くあります。

そうならないためにも、愛犬が苦手とするもの、状況を理解して、リスクを避ければ噛んだりうなったりする事もなく、飼い主が怒ったり、叩いたりする事もなくなるでしょう。

まとめ


今回は犬が噛んだりうなったりする理由と、改善方法についてご紹介しました。

人間もそうですが、理由がなくては怒ったりしませんよね?

それは犬も同じで、噛みついたりうなったりする理由としてはわざわざ人間がそうさせている状況を作っているという事にあるのではないでしょうか。

ですので、しつけや主従関係は必要なく、愛犬の気持ちを理解してあげる事は噛んだりうなったりする事も減っていくでしょう。

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