突然犬がご飯を食べなくなった!わがまま?病気?原因と対策をご紹介!

2020/09/06

目次

犬がご飯を食べないのはわがままが原因?

特に変わった様子もなくて元気そうなのに、愛犬がご飯を食べなくなってしまった……

犬がドッグフードを食べない、朝は食べるけれど夜は食べないとか、
トッピングしか食べない、と悩む飼い主さんは意外に多くいます。
1回や2回ならそれほど気にしなくても、何日も食べないなんてことになったら心配してしまいますよね。
そんな時、少しだけ普段の生活を振り返ってみてください。

飼い主さんが何気なくしていることが原因の場合もあります。

犬のわがままがエスカレートする前に、しっかり対策を取りましょう。

わがままの原因①美味しいおやつをあげる

おやつはしつけのご褒美などにも使えて、犬には魅力的なものです。

しかしおやつがいくら美味しいからといっても、
それらを食べるだけでは必要な栄養が体に行き渡りません。

それどころか犬の健康を害する恐れもあるため、しっかりと「ご飯を食べる」という習慣付けが必要だといわれています。

目の前でお座りして可愛い顔で要求されると、
ついおやつをあげて喜んだ顔を見たくなってしまいますが、
言われるがままに与えていると犬はおやつしか食べなくなってしまうこともあります。
また、「今日はたくさんおやつをあげたからご飯を減らしてカロリーの摂り過ぎにならないようにしよう」と考えてしまうのも問題です。

ご飯はきちんと決まった量を与え、
おやつを調節することが大切です。

わがままの原因②頻繁にドッグフードを変える

飼い主さんがいつもと違う別のドッグフードをあげたとしても、
しっかりと食べ続けているのであれば栄養面で特に気にすることはありません。

しかし1袋を食べ終わらない内に、すぐそのフードに飽きて食べなくなってしまうこともあります。

ドッグフードは袋を開けた時が一番匂いも強く、犬は夢中で食べることが多くあります。
しかし匂いも薄れてしまい、興味を持たなくなってしまうことも少なくありません。

食い付きの良いフード探しや、
飼い主さんが納得できる原材料のフードに切り替えようと頻繁に新しいものを与えると、
犬はあまりドッグフードを食べたがらなくなることがあります。

まずは栄養面で問題のないフードを2、3種類から始めて、じっくり試していくことをおすすめします。

犬がご飯を食べないのはわがまま?老犬の悩み

元気な成犬がご飯を食べない時は「少しくらい食べなくても平気でしょ」と
飼い主さんもそれほど気にせずにいられるかもしれませんが、
老犬が食べないと心配になってしまいますよね。

老犬の場合はわがままなだけなのか病気なのか
それとも何か他に理由があるのかと色々思い悩んでしまうかもしれません。

老犬がご飯を食べない場合はどのような原因が考えられるでしょうか。次の項目で見ていきましょう。

老犬がご飯を食べない原因

老犬がご飯を食べないという場合は、単純にわがままである可能性も否めませんが、
シニア期という年齢を考えると、どうやら他にも理由がありそうです。

ドライフードでないものなら食べられるのか、
それともどんな食べ物も口にしないのか、
水はきちんと飲めているかなど、
普段の様子を観察してみましょう。

老犬は偏食よりも食べられないことの方が心配です。

老犬の食欲不振は珍しくない

人間は歳を重ねていくごとに、代謝が悪くなったり、消化機能が低下し、体のあちこちに不調が出ます。
それと同様に、老犬にも様々な体の変化が起こり、食欲がなくなることも珍しくありません。

顎の力が弱まれば、ドッグフードを噛み砕くことが辛くて疲れてしまうこともあるし、
脂肪分の多いフードでは胃もたれが起きて消化に影響することもあります。

そんな時は食べやすいウェットフードに切り替えたり、ぬるま湯でフードをふやかして与えることで改善できる場合もあります。

ただし、工夫しても食欲が出ずに何日も食べ物を口にしない時は病気で食べられなくなっていることもあります。

そんな時は体力の消耗が激しくなるので、すぐに動物病院で相談することが必要です。

犬がご飯を食べない時の対処法!わがまま解消法

一度美味しいおやつやウェットフードなどの口当たりの良い美味しいご飯の味を覚えてしまうと、
犬はまたその美味しいものを食べたくて出てくるまで待ち続けてしまうことがあります。

待っていれば必ず出てくるはずだと、目の前のドライフードを無視してしまうのです。
「失敗した~」と飼い主さんは悩んでしまうかもしれませんが、まだ改善策はあります!
少しハードな方法になりますが、悪い習慣は早めに改めるようにしましょう。

わがままの場合は絶食

ドライフードではなくウェットフードを選り好みするような偏食やわがままの場合は、
ドライフードをいつも通りに置き、犬の様子を少し伺いながら、
5分以上経っても食べないのであればフードを下げてしまいましょう。

可哀想ではありますが、与えられたものを食べるようにしつけ直すために試してみる価値はあります。

次の食事の時間になるまで、もちろんおやつも与えることはできません。
偏食に伴う要求吠えがある時は、一度しっかり直すためにやってみてはいかがでしょうか。

絶食の注意点

飼い主さんと愛犬の根比べとなる絶食作戦。
健康な成犬の場合、1~2日間は絶食が可能ですが、新鮮な飲み水は必ず与えるようにしましょう。

しかし成犬でも体調不良の時は絶食させてはいけません。

むしろそんな時は食べられるものを与えて栄養を摂り、体力を回復させることの方が大切です。
また、成長期の幼犬や体力の衰えた老犬は、抵抗力が弱く、常に十分な栄養が必要なため絶食には向きません。

特に老犬は体が弱ってくることで食べられなくなるものが増えてくることが多いため、
偏食を無理に直そうと考えるよりは、「食べられる」ということを維持するように心がけることが必要です。

絶食は愛犬の健康管理のためにやむなく取る方法です。
少しでも体調に不安がある場合は避けるようにしましょう。

まとめ

愛犬がわがままでご飯を食べなくなってしまった場合、
飼い主さんは自分のしつけが悪かったと悔やんでしまうかもしれません。
でも反抗期の子供と同様に、時にはきちんとしつけているつもりでもうまくいかなくなることがあります。

あまり深く悩むとますます状況が悪くなることもあるので、
サラッと「これしかあげないよ~」とドライフードを出し続けてみるのもアリだと思います。

また、必ず1日2食摂らなければ病気になるわけでもありません。
一般の常識ではなく、自分の愛犬にとって一番正しいご飯の食べ方を見つけてあげてくださいね。

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