チワワのかかりやすい病気とは?突然死の原因や対処法も紹介

2020/09/06

目次

チワワが幼少期から死ぬときまで患いやすい病気

チワワは人気ランキングの上位に常に入っている大人気の犬種です。

魅力は愛くるしい目ではないでしょうか。
臆病な性格ですが比較的飼いやすい犬種と言われています。

そんなチワワですが幼少期から死ぬ時までに患いやすい病気というものはいくつかあります。
ここでは、その病気について詳しく解説いきたいと思います。

水頭症

水頭症は、遺伝や脳挫傷などの後天性のものもありますが、ほとんどは先天性の奇形が原因です。

どんな犬種でも水頭症は発症します。
しかし、チワワはアップルヘッドと言われる独特の丸い頭をしているため、水頭症が特に発症しやすくなっています。

症状としては運動障害、知覚障害、麻痺や斜視など。

治療は水頭症を根本的に治すものではなく、脳圧を下げるための薬の服用など症状を軽減する対処療法が中心です。

場合によっては、脳と腹腔を結ぶバイパス手術などが行われることもあります。

完治が難しい病気なので、水頭症と診断された場合は残念ながらどのような予後を過ごさせてあげるかを考えなければなりません。

低血糖症

低血糖症とは、血液の糖分濃度が低下する病気で、体の冷えや長時間の空腹、内臓障害などによる栄養九州の悪化が原因で起こります。

特にチワワは体が小さいので生後3か月までの子犬は、1回の食事量が少なく、6時間~12時間食事をしないだけでも低血糖を起こすことも。

低血糖状態が長く続くと命を落とす可能性があるので、チワワがぐったりしている場合はすぐに病院へ行きましょう。

チワワは活発な犬種なので、低血糖症を起こす可能性が子犬だけではなく成犬でも老犬でも起こりやすいもので、チワワと低血糖症は切っても切れない仲と覚えておきましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

チワワの40%がかかると言われている僧帽弁閉鎖不全症

一般的には心臓弁膜症と呼ばれる心臓の病気で、大型犬よりも小型犬に多く発症します。

心臓内で血流が逆流してしまい、診察をすると雑音が聞こえるだけで他の症状は特にありません。

しかし、進行すれば肺水腫や不整脈を起こし突然死する可能性もある怖い病気です。

治療法は食事療法や薬の投与などがあり、運動も制限されます。

症状が雑音のみとわかりにくいので、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。

チワワは突然死が多い?死ぬ前は元気だった?

突然死とは症状が出てから24時間以内に死亡してしまうことを言い、チワワはこの突然死が多い犬種と言われています。

朝は普通にご飯を食べていつも通りに過ごしていたのに、飼い主さんが仕事から帰宅したら死んでいたというようなケースもあります。

死ぬ前は元気だったのに…と飼い主さんは突然の死にショックが大きいでしょう。

そこで、今回はチワワの突然死は何が理由で起こるのかご紹介していきます。

突然死の理由①心臓病

チワワの突然死の原因として最も多いと言われているのは心臓病で、患ってしまうとほとんどの子が命を奪われていまします。

先ほどもご紹介しまししたが、チワワで見られる心臓病には先天性と後天性があり、先天性では動脈管開存症、肺動脈狭窄症、心室中隔欠損症、心臓中核欠損症などがあります。

後天性の心臓病では僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症などがあり、先天性でも後天性でも心臓の中の血液の流れが変化してしまう病気なので突然死を起こしやすい大変怖い病気ばかりです。

心臓の音を聞けば見つかる病気もあれば、わからず突然死してしまうこともあり、心臓の音が変化しない病気としては不整脈があります。

不整脈も心臓を急に止めてしまう怖い病気です。

突然死の理由②発作

てんかんに代表される発作も突然死の原因となり、全般発作(大きな発作)は意識のある間に上手く呼吸をすることが不可能になり、呼吸困難によって突然死を引き起こします。

原因は様々あり、原因が特にない突発性てんかん、脳腫瘍、脳炎、水頭症など脳の病気や、腎臓や肝臓の病気による有毒蓄積によって脳が障害を受け、発作を起こす場合があります。

水頭症になりやすい犬種のチワワは発作がよく見られ、なんの前触れもなく突然起こる場合もあれば、

少しぼ~っとしている軽い発作、全身の筋肉の痙攣を引き起こす大きな発作まだ様々ですが、その中でも突然死を引き起こす発作は全般発作になります。

飼い主さんの日々の観察が大切となりますので、少しでも変わった様子が見られた場合は病院で診察を受けるようにしてください。

突然死の理由③犬種の特徴

チワワは他の犬種と比べて突然死を起こしやすい犬種と言われていますが、特に統計的な根拠はなく、飼育されている頭数が多いためではないかと推測されています。

チワワは他の犬種に比べ圧倒的に体が小さく、生活環境や小さなきっかけで体調が変化しやすいデリケートな犬種です。

この体の小ささが寒さや暑さ、他の犬種にすればなんてこともない嘔吐や下痢という軽い症状でも急激に体調が悪化し、死亡する原因となります。

チワワの突然死防止法?死ぬときを回避できる?

チワワにとって生活の急激な変化がストレスとなり、突然死を引き起こしてしまう原因となりますので、生活環境に注意をし、隠れた病気がないかを注意深く観察することが重要となってきます。

突然死を防ぐためには、チワワと十分なコミュニケーションをとることが必要となり、しっかりご飯を食べているか、便や尿に異常はないかなどがすぐわかるようにしておきましょう。

日々の小さな変化や軽い症状であってもチワワにとっては命取りになる可能性が大きいので、少しでも様子がおかしいと感じた場合は病院で診察を受けることをオススメします。

様々な検査を実施してもらい問題が発見できれば、突然死を回避できるかもしれません。

まとめ

今回はチワワの突然死についてご紹介してきました。

チワワは他の犬種に比べ突然死が起こりやすい犬種ですが、飼いやすいという理由でチワワを飼っている方が多いです。

しかし、チワワを飼った以上は、チワワがなりやすい病気や突然死はどのようにして起こるのかということを飼い主さんは事前に調査しておく必要があります。

そうすることで、なりやすい病気や発作も回避することができ、突然死を防ぐことができるでしょう。

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