愛犬のおしっこの臭いに4つの消臭方法|カーペットやフローリング・庭でも解決!

2020/01/09

目次

お家の中で我が子とも言える愛犬を飼っている人も多いのではないでしょうか?
見ているだけで和ませてくれるワンちゃんですが、家で飼っているだけで困ったことも出てきます。
それが”動物臭”です。

この記事では、そんな”動物臭”の中でも特に気になる「おしっこの臭い」について、その消臭方法をシーン別で解説していきます。
また、おしっこだけでなく、普段の生活の中でも使える消臭方法も紹介するので、室内で犬を飼っている人は必見ですよ!

「臭い」は飼い主さんの天敵。しっかり対策を!

「犬独特のにおいというものは慣れてしまえばなんてことない。」
そう思っていたのに…。
なんて方も多くいますが、実は動物臭はそこまで軽視してよいものではありません。
特に、トイレの臭いに関してはアンモニア臭や排便の独特なにおいにより、いつまで経っても慣れることはなく、むしろ不快感を感じる人が多いのです。

家にいるだけでペット臭も…

また、ペットを飼っていない人にとっては、トイレ臭の前に犬自身の臭いも気になる人がいるかもしれません。
実際に、犬を室内飼いしているお家で、近所の方が家に訪れたときなど顔を歪められるという人もいるほどです。
可愛い愛犬たちと楽しい暮らしをしていくためには、臭いに対して正しい対策が必要なのです。

特にトイレは要注意!

飼い主にとっても、そうでない人にとっても、最も気になる臭いは「トイレの臭い」です。
トイレの臭いが一番強烈に鼻に残り、不快を覚える人にとっては、「犬のトイレの匂いが臭い=犬が臭い」という残念な勘違いも招きかねません。
可愛い愛犬のためにも、トイレのにおいに関してはより注意が必要なのです。

おしっこの臭いは○○にある!?

では、なぜそこまでトイレの臭いは気になるのでしょうか?
おしっこ自体が臭い?
いいえ、違います。
実は、ワンちゃんのおしっこ自体は、「臭くない」のです。
おしっこが臭うというのは、ほとんどの場合は雑菌が繁殖して、それが原因で臭い匂いが発生しているにすぎません。

また、稀に犬の健康状態が悪い場合に、おしっこそのものが臭うようになることもあります。
もし、そういった異変を感じたらすぐに病院に連れて行ってあげましょう!

【シーン別】愛犬のおしっこの消臭方法

おしっこ自体が臭うのでないことはお分かりいただけたでしょうか?
そうであれば、おしっこをしてしまった後しっかり対処すればトイレ臭は気にならなくなるということです!
さて、ここから紹介するのは「正しい対処」とはどうやって行うのか?です。

室内飼いしている犬にとっておしっこができる場所はいくつもあり、特に雄犬は自分の縄張りを示すため、マーキングという習性があります。
そのため色んなところにおしっこをかけてしまいます。
すべての場面で同じ対処法ではなく、それぞれおしっこをしてしまった場所により最適な対処を行っていきましょう。

①カーペットにおしっこが…

汚れたカーペット

まず、よくあるのがカーペットにおしっこをされてしまった場合。
カーペットは洗えるものであればまだいいですが、洗えないものもあり、おしっこをされてしまうと厄介なものになります。

まずはしっかりと吸い取る

もし、おしっこをされてしまったら、まずはそのおしっこを吸い取ることが大切です。
雑巾、もしくはトイレットペーパーなどで押し付けるようにおしっこを吸い取ります。
雑巾の場合は、乾いている面を何度も変えて、トイレットペーパーはおしっこが染み付いてこなくなるまで繰り返します。
その際、気を付けなくてはいけないのが、ゴシゴシこすらないこと。
こすってしまうとおしっこの臭いは逆にどんどん中へ入っていってしまいます。

おしっこが吸い取れなくなってきたら、そこにお湯をかけ、そのお湯を吸い取る作業を2~3回繰り返します。
その吸い取る際も、先程のおしっこを吸い取るのと同様、吸い取れなくなるまで雑巾もしくはトイレットペーパーをカーペットに押し付けます。
そうすることで、おしっこはカーペットからある程度抜けてくれるのです。

臭い対策もしっかりする

おしっこが抜けたら次に臭い対策です。
臭い対策には、それに適した市販の商品を使うのがおすすめ。
例えば、このような「ピーピークリーナー」という商品があります。 リンク

とにかくアンモニア臭に強く、犬が舐めても安全な成分でできています。
使用方法は、上記のおしっこの吸い取りが終わった後、吹きかけるだけ。
これだけで十分な消臭効果が見込めるんです!
吹きかけた後表面上に残ったピーピークリーナーはベタつくことがある為、乾いた布や濡れた雑巾等でふき取ってあげるとさらに快適に使用することができます。

②フローリングにおしっこが…

次にフローリングにおしっこをされてしまった場合です。
フローリングはすぐに張替えもできないですし、臭いがしみこみやすいので特に早い処理が必要となります。
フローリングにおしっこをされた場合、おすすめなのは人間のトイレ用洗剤です。
人間のトイレ用洗剤の中には、「トイレ用の床にも使える」と書いてあるものもあり、それを薄めて少しずつ使用します。
使い方は簡単で、おしっこをふき取ってから、薄めたトイレ用洗剤を吹きかけ、濡れた雑巾やモップなどで掃除する様に拭きとるだけ。
実は、意外にもこれだけで、たちまち臭いがなくなっていくのです!
最近ではトイレ用洗剤も色んな種類を見るようになったため、自分の好みに合わせ好きなにおいのトイレ用洗剤を使用すると良いでしょう。

③庭のおしっこ臭が消えない…

庭におしっこをする犬

次に、庭に染み付いてしまったおしっこの臭いが取れない場合。
これは特に注意が必要で、直接近所の方からクレームをもらってしまうかもしれない場面です。

庭のおしっこが臭う時には、ちゃんとした専用の商品を使わないと臭いはなかなかなくなりません。
ワンちゃんを飼っている人から特に人気の高いのが「ニオワンちゃん」です。 リンク

ニオワンちゃんは犬のおしっこやうんちの成分そのものを微生物の力で分解・消臭する効果があり、土や芝生の庭はもちろん、下がコンクリートやアスファルといった屋外でも使用することができます。

庭が土か芝生のとき

まず、庭に十分に水道水をまき庭の土を湿らせます。
その後、ニオワンちゃんを水道水で10倍に薄め、ジョウロかペットボトルの噴霧器で庭の表面全体にかかるようにまきます。
これだけで、臭いを消すことができ、十分な消臭効果を得ることができます。

庭がコンクリートやアスファルトのとき

おしっこが水溜りになっている時は、まず新聞紙や雑巾などでふき取ります。
その後、ニオワンちゃんを水道水で10倍に薄めジョウロかペットボトルの噴霧器で表面全体にかかるようにまきます。
微生物が住みつくことが土などと比べ難しいため、一度やっても臭いが気になる場合は、都度「ニオワンちゃん」をまいてあげると安心です。

④日常的な臭い対策

最後に、トイレ以外の日常的な臭いの対策です。
日常的な臭い対策には、重曹を使った対策手法が、お手軽で、効果も高くおすすめです。

おもちゃやベッドには「重曹スプレー」を

重曹スプレーは、市販の重曹3~5グラムに対し、水300mlを混ぜ合わせて作ります。
それを、噴霧器等に入れて、犬のおもちゃやベッドにスプレーして拭きます。
消臭効果は抜群で、これだけでもペット臭をグンと抑えることができます。

絨毯や床には「重曹パウダー」を

絨毯や床に重曹を直接まき、数時間おいて(2~3時間)から掃除機で吸いとります。
重曹をまくときのポイントは「全体的に薄く」ことです。
掃除機からの排気の匂いもよい匂いになるほどこちらも消臭効果抜群です。

また、この消臭方法は簡単に洗濯できないペットのベットやキャリーバックにもおすすめ!
袋に消臭したいものと重曹バウダー1カップ程度を入れ、袋の口を閉じ、よく振ります。
重曹パウダーがいきわたったら袋を開け、重曹パウダーを掃除機で取り除きます。

最後に…トイレのしつけ方を間違えないで!

いろいろなトイレのにおい対策を紹介しましたが、それと並行してトイレのしつけをすることも大切になってきます。
トイレのしつけをする際に多くの飼い主が間違ってしまうのが、「怒ってしまう」ことです。

多くの方が、愛犬がトイレを失敗してしまった後に「何でここにおしっこしたの?」と怒ってしまうのではないでしょうか?
ですが、犬にとっては何を怒られているのかわからない状態です。
そのため、何度怒っても同じようなところにトイレをしてしまいます。
これは、あなたにとってもワンちゃんにとっても良くありません。

また、最初のほうでも書きましたが雄犬は自分の縄張りを示すためマーキングと言って色んな所におしっこをしてしまいます。
もともとの習性もある為、飼い主の都合で一概に怒ってはいけないのです。

トイレを失敗したときは、「何も見てなかったよー」という感じでトイレの後片付けだけをするようにしましょう。

まとめ

この記事では、気になるワンちゃんの「おしっこの臭い」の消臭方法などをシーン別で解説しました。
可愛いワンちゃんですが、臭いはトラブルのもとになってしまいます。
飼い主さんも、ワンちゃんも快適にお家で過ごせるように、臭いの対策はしっかりしていきましょう!

関連タグ

この記事を読んだ人におすすめの記事