【これって大丈夫?】犬が寝てる時に痙攣してる原因と対処法について

2021/02/15

目次

犬が寝てる時の痙攣の原因

犬を飼っている方であれば、寝ているときに痙攣している場面を一度が見たことがあるのではないでしょうか。

初めて見る方はびっくりするでしょうし、なぜこんなことが起きるのか不安になることもあるでしょう。

そこで、今回は犬が寝ているときの痙攣の原因についてご紹介していきます。

寒さや痛み

犬も人間と同様、寒さを感じることもあるので、筋肉を小刻みに動かすことで熱を発生させるため体を震わすことがあります。

そのため、寒い場所で寝ているときなどは寝ているときでも体を震わせることがあり、子犬や老犬など体温調節が苦手な子も場合は、適温の部屋で寝かせてあげるようにしましょう。

また、病気やケガなどによる痛みで体を震わすこともあり、そんなときは発熱していることが多いです。

なかなか気づきにくいかと思いますが、小刻みに震えていたり、体を触ろうとすると嫌がったりする場合は何かしらの不調を抱えていることがあるため、しっかり観察してあげてください。

夢で記憶の整理

人間は寝ているときに寝言を言ったり、小刻みに動くことがありますが、犬でも同様のことが起こります。

犬が寝ながら痙攣を起こしているときは夢を見ている可能性もあり、一番の可能性はその日にあった出来事を夢として見て、頭の中で記憶として残しているのではないかという説があります。

そのため、その日に走って遊んだ場合は、寝ながら走っているような仕草をしたり、寝言を言ったりするのです。

てんかん発作

寝ているときに痙攣する原因として心配なのがてんかん発作です。

てんかんは脳神経系の病気で、痙攣を起こすことがありますが、いつ起こるか予測できず、それが寝ているときに起こることもあります。

てんかんは全身発作だけではなく、体の一部だけということもありますので、発作を起こしているという認識がわかりにくいかもしれませんが、てんかん発作を起こしている場合は、呼びかけても反応しません。

小刻みに動いているときに声掛けをし全く反応しないようであれば、てんかんからの痙攣の可能性が高いので、痙攣がおさまるまで様子をしっかり観察し、目が覚めたらできるだけ早急に受診するようにしてください。

腎不全など代謝の異常

体内の老廃物を代謝・排泄する肝臓や腎臓などの臓器がきちんと機能できなくなると、毒素を溜め込んでしまい、痙攣を起こすことがあります。

こうした内臓の機能不全として、肝硬変や慢性腎不全が挙げられます。

腎不全になると、痙攣のほかにも、元気や食欲の低下、嘔吐といった尿毒症状も見られるようになり、最悪の場合命を落としてしまう怖い病気なので、少しでも様子がおかしいと思ったらすぐに受診するようにしてください。

犬のてんかん発作などの痙攣症状の対処法

犬が寝ている時にてんかん発作などの痙攣症状が現れると飼い主さんはとても焦ってしまうでしょう。

しかし、痙攣の場合は、飼い主さんの観察がとても大事になってきますので、焦らず対応することが大切です。

そこで、ここでは、痙攣直後と痙攣中・痙攣後の対処法についてそれぞれ詳しく解説していきます。

痙攣直後の対処法

痙攣を起こしている愛犬を見てすぐにでも抱っこしてあげたいとか撫でて落ち着かせてあげたいと思う気持ちは強くなりますが、痙攣を起こしているときは絶対にやめてください。

痙攣は愛犬自身の意志とは全く関係なく起こっており、痙攣中に愛犬が飼い主に噛みついてしまうことも考えられます。

しかし、一度噛みついてしまっても愛犬の意志ではないのでなかなかやめることができず、一歩間違えると大けがをしてしまうこともあるでしょう。

痙攣直後は、愛犬自身がケガをしてしまわないようにクッションのような柔らかいもので囲ってあげ、様子を観察することが一番です。

痙攣中の対処法

痙攣と一言で言っても、さまざまな種類があり、どんな痙攣が起こっているのかを先生に確認してもらうために痙攣中は動画で撮影しておいてください。

それと痙攣がおさまるまで長く感じると思いますが、どれくらいの時間痙攣が続いているのか計測しておくことも大切です。

また、重責発作が起きていないかの確認も忘れないようにしましょう。

痙攣中は傍で見ている飼い主の様子観察が非常に大事になってきますので、焦らずよく観察しておくようにしてください。

痙攣後の対処法

痙攣が終わると、しばらくは意識が朦朧としており、フラフラしている状態ですが、少し時間が経過すると落ち着いてくるでしょう。

完全に元の愛犬に戻ったといっても群発発作が出ていることもありますので、その日は1日一緒に様子を見ることが大切です。

また、痙攣が激しい場合は、ケガをすることがあるので、体を一部を気にしていたり、痛がったりしていないかの確認も忘れないようにしましょう。

痙攣が治まったら、できるだけ早めに受診し、痙攣の種類によっては内服薬を飲む必要が出てきます。

まとめ

今回は犬が寝ている間に痙攣を起こす原因や対処方法などをご紹介してきました。

痙攣は予測なく急に始まるので、飼い主さんは焦ってしまうかと思いますが、痙攣直後、痙攣中、痙攣後と飼い主さんの観察が非常に重要になってきます。

焦らず落ち着いて対処するように心がけておきましょう。

痙攣の種類を断定することも重要になってきますので、小さい痙攣であってもそのままにせずできるだけ早めの受診をおすすめします。

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