犬にグループフルーツは与えても大丈夫?与えるメリット・デメリットと注意点

2022/04/05

目次

犬にグレープフルーツは食べさせても大丈夫?

結論から述べると、犬がグレープフルーツを食べるのは大丈夫です。

ですが、積極的に食べさせるべき食べ物でもないということはポイントになってきます。

後に詳しく紹介しますが、グレープフルーツには薬物の代謝に影響を与える成分が入っていたり、食べ過ぎると下痢や嘔吐を起こしてしまう可能性があるなどの与えることへの注意点やデメリットが多いことに対し、与えるメリットが少ないためです。

では、もう少し詳しくグレープフルーツを食べるメリット、デメリットなどを詳しくみていきましょう。

グレープフルーツの成分と栄養素

まずはグレープフルーツに含まれる成分や栄養素を見ていきましょう。

ビタミンC

グレープフルーツは、ビタミンCが多く含まれていることが最も特徴的です。

ビタミンCには、抗酸化作用や抗ストレス効果、免疫力の上昇などの効果があるとされています。

ですが、多く含まれているといってもグレープフルーツ100gあたりのビタミンC含有量は36mg程度と、みかんなどの他の柑橘類と大きく差があるわけではありません。

さらに、人間と違い、犬は体内でビタミンCを生成する力があるため、わざわざグレープフルーツを食べる必要もないのです。

リモネン

リモネンとは、柑橘類に含まれる爽やかな香り成分のこと。
リモネンには、リラックスやリフレッシュ効果があるといわれています。

ナリンギン

ナリンギンとは、グレープフルーツ特有の苦味の原因となっている成分です。
ナリンギには、免疫力を高める効果があるといわれています。

グレープフルーツを食べさせるメリット

ここまでは、グレープフルーツに含まれる成分や栄養素を紹介してきました。
改めて、グレープフルーツを食べるメリットを見ていきましょう。

グレープフルーツには、ビタミンCが多く含まれているため、これによる抗酸化作用や抗ストレス効果、免疫力の上昇などの効果が最大のメリットとなります。

ですが、実はグレープフルーツを食べさせるメリットはこれくらいしかありません

グレープフルーツを食べさせるデメリット

メリットが少ない一方で、グレープフルーツを食べさせるデメリットは多く存在します。
詳しく見ていきましょう。

まず、グレープフルーツには薬物の代謝に影響を与える成分が含まれています。
そのため、飲み合わせが悪い場合は薬の効果が薄れるだけでなく、さらに愛犬の体調を壊すことになってしまうことも…。
投薬中であれば、まず最初に医師の判断を仰ぐ必要が出てきます。

次に、グレープフルーツは消化不良を起こす原因になるというデメリットも存在します。
特に皮の部分は消化不良を引き起こす可能性が非常に高い部分なので、注意が必要です。

また、グレープフルーツに限った話ではないですが、犬の中には食物アレルギーを持っている子もいます。
このように、グレープフルーツは食べさせるメリットよりもデメリットの方が大きいので、犬には食べさせる必要のないものとなります。

グレープフルーツを食べさせる時の注意点

では、もし犬にグレープフルーツを食べさせるという時には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?
与え方や適量などを解説します。

①与え方

まず最初に、グレープフルーツの皮や筋に注意しなければいけません。
犬にとって、皮や筋は消化に悪く、食べてしまうと下痢や嘔吐など体調を崩してしまいます。
グレープフルーツを与えるときは、外皮はもちろん、薄皮、白い筋など全てを完全に取り除いた上で食べさせるようにしましょう。

②適量

グレープフルーツを食べさせるときの適量は、果肉の部分1房だと言われています。
グレープフルーツには果糖が含まれているため、食べすぎると肥満の原因になってしまうことも…。

また、犬は水分を多く果実を好みますが、これらは食べすぎると下痢や嘔吐につながってしまいますので、「食べさせすぎない」「グレープフルーツの場合は果実1房だけ」という量のルール守って食べさせるようにしましょう。

まとめ

この記事では、犬はグレープフルーツを食べても大丈夫か?について解説しました。

グレープフルーツを犬が食べることで得られるメリット・デメリットは…

【メリット①】ビタミンCを多く含んでいる
【デメリット①】投薬中には注意が必要
【デメリット②】消化不良を起こす原因に
【デメリット③】食物アレルギーを持っている場合は危険

と、デメリットの方が非常に多くなっています。

このことからも、グレープフルーツは犬に食べさせる必要はないものと言えますので、興味本位で食べさせるのはやめておきましょう。

また、もし食べさせる時には与え方や適量などのルールを必ず守って下さいね!

この記事を読んだ人におすすめの記事