【結論】犬はとうもろこしを食べてもいい6つの理由とメリットを解説
2020/03/25
目次
【結論】犬はトウモロコシを食べてもいい!
犬にはドックフードが最適とは分かっていますが、
やはり、季節の旬のものを食べさせたくなるのが飼い主心というものですよね。
その点、トウモロコシは犬に与えても大丈夫な食材の一つですので安心して食べさせられますよ。
基本的に甘いものが好きな犬は、トウモロコシのほのかな甘みが大好きです。
そればかりか、トウモロコシに含まれる栄養分は犬にとって嬉しいものばかり。
ですが、与え方にはちょっとした注意が必要になってきます。
トウモロコシを愛犬に与えるメリットと注意点をまとめました!
犬はトウモロコシを食べていい理由は?(栄養素編)
トウモロコシは栄養満点!
カリウム、葉酸、ビタミン類などがバランス良く含まれています。
このように、犬にとっても嬉しい栄養素がたくさん含まれているんです。
では、トウモロコシに含まれる代表的な栄養素をご紹介します。
①カリウム
トウモロコシにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは体の中で一番多いミネラルと言われています。
体内のナトリウムとのバランスをとって血圧などを正常に保つ働きがあり、生命維持にはかかせない栄養素です。
代謝や神経伝達の働きを助けてくれ、腎臓の老廃物の排出や、体内の不要となった水分と塩分を体外に排出する働きがあります。
また、カリウムにはあらゆる酵素を活性化させる働きもあります。
そのため、むくみや代謝アップの効果が期待できます。
また、近年はストレスを改善する効果もあると言われています。
②葉酸
葉酸が豊富に含まれているのもトウモロコシの特徴です。
葉酸はDNA形成の助けをするビタミンB群の一種です。
人間の胎児の発育に欠かせない栄養素として知られていますが、それは犬でも同じです。
ですから妊娠中の犬や成長期の子犬の発育にとても必要な栄養素です。
ですが、水溶性な栄養素であるため、茹でると大半が失われてしまいます。
トウモロコシだけで葉酸を摂取しようとするのは難しいので、少し補うという意識で与えるといいですね。
他にも、葉酸は赤血球を作る働きをサポートしてくれます。
このため、葉酸を摂ることによって血流が良くなると言われています。
トウモロコシは炭水化物(糖分)が主成分で、野菜の中でもカロリーが高い部類に入ります。
炭水化物は、大切なエネルギー源となります。
ビタミン、ミネラル、食物繊維、たんぱく質を体内に供給する重要な役割を担っています。
そのため、トウモロコシはドッグフードの材料としてもよく使われています。
(ですが、私たちが食べるトウモロコシと、ドックフードに使われるトウモロコシは少し種類が違います。)
また、体内で作り出すことができない必須のアミノ酸を多く含んでいます。
このように、愛犬の健康を保つのに必要なエネルギー源となっているのです。
③良質なエネルギー源
トウモロコシは炭水化物(糖分)が主成分で、野菜の中でもカロリーが高い部類に入ります。
炭水化物は、大切なエネルギー源となります。
ビタミン、ミネラル、食物繊維、たんぱく質を体内に供給する重要な役割を担っています。
そのため、トウモロコシはドッグフードの材料としてもよく使われています。
(ですが、私たちが食べるトウモロコシと、ドックフードに使われるトウモロコシは少し種類が違います。)
また、体内で作り出すことができない必須のアミノ酸を多く含んでいます。
このように、愛犬の健康を保つのに必要なエネルギー源となっているのです。
犬がトウモロコシを食べていい理由は?(メリット編)
トウモロコシを食べることによって得られる主なメリットはこちらになります。
・むくみや冷えの改善
・皮膚や被毛のケア
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①便秘改善
トウモロコシの実の黄色い皮には、不溶性食物繊維セルロースがふんだんに含まれています。
この不溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を排出する働きをします。
つまり、腸内環境を整えてくれるのです。
そのため、便秘の予防や改善に効果があります。
ですが、食物繊維を摂りすぎると逆に便秘の原因となってしまうこともありますので適量を与えるようにしてくださいね。
②むくみ冷えの改善
トウモロコシに含まれるカリウムは、むくみや冷え改善の効果も期待されます。
実は、犬も運動不足が原因で人人間と同じようにむくむことがあります。
ですので、むくみは寝たきりの老犬などによく見られます。
むくむのが多い箇所は、足元や腰付近となります。
むくみの原因は、血流が悪くなり老廃物が溜まるなど、水分調節が上手くいかないことが原因です。
また、むくみや冷えを放っておくと体調不良の元となることもあるようです。
その点、トウモロコシに多く含まれるカリウムは、体外に不要な水分を排出する働きがあります。
むくみや冷えが気になる愛犬に上手に利用してあげたいですね。
特にトウモロコシのひげは効果が高いと言われており、薬膳料理にも取り入れられています。
トウモロコシのひげは、天日干しや煎った後、煮出してお茶として飲ませると良いようです。
③皮膚や被毛のケア
トウモロコシには皮膚や被毛の健康を保つのに必要なビタミンB1、B6、ナイアシン、リノール酸などが含まれています。
ナイアシンは、細胞でエネルギーを作るのために特に必要な栄養素です。
また、リノール酸という不飽和脂肪酸は皮膚のバリア機能に一役買ってくれたり、コレステロール値を下げる効果が期待できる成分です。
ただ、リノール酸を過剰摂取すると善玉コレステロールを減らしてしまいます。
ですが、犬に与えるトウモロコシの量から考えると、その心配の必要はないと思われます。
犬にトウモロコシを与える注意点
ここまでの解説で、トウモロコシが体に良いことは良く分かってもらえたと思います。
ですが、1回に与える量や、生では与えないなど少し注意が必要です。
また、稀にですがトウモロコシアレルギーというものがあるようです。
トウモロコシを与える時の注意点をまとめました。
詳しく説明していきますね。
①生で与えない
トウモロコシの黄色い実の部分の皮はとても硬く、消化が非常にしにくいです。
なので、生のままで食べてしまうと消化不良を起こす可能性が高いです。
ですので、愛犬にトウモロコシを与える場合はかならず過熱調理をしてからにしてください。
茹でるだけでなく、ペースト状にして与えてるのも良いですね。
また、人が食べるときは塩を入れて茹でると思います。
ですが、愛犬に与える場合は塩を入れないようにしてください。
茹でる際に入れる塩はごく微量なので、犬の健康に害はないと言われています。
ですが、塩分を摂取しないに越したことはありませんよね。
それと、塩に限らず、その他の味付けも犬には必要ありません。
②芯を与えない
トウモロコシの芯は食物繊維の塊と言われています。
とても硬く、消化しきれません。
噛み切れずに丸飲みしてしまい、喉に詰まって窒息などの恐れもあります。
上手く丸飲みできたとしても、胃や腸などの消化器官に詰まってしまう可能性が高いです。
そうなると、最悪の場合死亡してしまうケースもあります。
胃や腸に詰まってしまったら、犬自身で出すことは難しく、開腹手術をするしかありません。
特に、腸に詰まってしまう「腸閉塞」を引き起こした場合は、かなり危険な状態なので早急な対処が望まれます。
芯が消化器官のどこかに詰まってしまった場合、症状が出てくるのは数日後という場合が多いです。
芯を食べてしまった当日だけでなく、数日はきちんと排便できているか、元気はあるか、嘔吐していないかなど様子を見る必要があります。
トウモロコシを与えるときは実がついた芯ごと与えるのではなく、
実だけを取って与えてくださいね。
トウモロコシの芯は、誤飲しやすい物の1つと言われています。
誤飲の可能性を感じたら、すぐにかかりつけの動物病院に連れて行くのが一番の対処法と言えます。
③アレルギーに注意
トウモロコシでごく稀に、アレルギーを発症してしまう犬もいます。
症状は以下のようになります。
・嘔吐
・下痢
・かゆがる
・外耳炎
・元気がない
「トウモロコシでもアレルギーがあるんだ!」と驚いた方もいると思います。
特に、小麦アレルギーを持っている犬がトウモロコシアレルギーを発症しやすいようです。
小麦もトウモロコシも同じイネ科穀物で、小麦やコメなどと交差抗原性が高い為ためです。
トウモロコシに限らず、初めての食材を与える場合は少量からにしてください。
かゆがる仕草などがないか、愛犬の様子をよく観察して与えてくださいね。
④与える量に注意
トウモロコシは先述したように、食物繊維がとても豊富です。
ですので、まだ消化器官が未熟な子犬や、胃腸が弱い体質の犬が大量に食べると下痢や嘔吐などの症状を起こす可能性があります。
また、トウモロコシにふくまれるカリウムには利尿作用があります。
食べ過ぎると一時的にですが、頻尿になるかもしれません。
また先述したように、トウモロコシは糖分をたくさん含んでいるので野菜の中でも高カロリーです。
トウモロコシ1本のカロリーはおよそ138キロカロリーとなっています。
与えすぎは肥満の原因となるので注意してくださいね。
よく食べるからと言って、犬の欲しがるままに与えるのは控えてくださいね。
目安としては、小型犬(4㎏程度)は1/3本、中型犬は1/2本、大型犬は小さめ1本です。
最後に
与える量と誤飲には十分に注意してくださいね。
それさえ注意すれば、トウモロコシは犬のおやつとしてぴったりです!
スーパーでは缶詰のトウモロコシもよく目にしますね。
手軽に粒だけを与えるのに丁度良いと思われるかもしれません。
ですが、缶詰の「トウモロコシは甘く味付けしているものが大半なのであまり犬に与えないほうがいいようです。
なるべく新鮮な生のトウモロコシを調理して与えてくださいね。
また、ペーストをお湯で伸ばしてスープにしてあげると食べやすくなります。
最後までありがとうございました。
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