猫を飼ってから臭いと言われる?!猫の匂いについてや対策を解説!
2020/05/17
目次
猫の匂いはどんな匂い?
猫は不思議なほど匂いがしないと感じませんか?
ほぼ無臭といえるほど匂いがしない生き物です。
では犬はどうでしょうか?犬は猫と違い、ある程度の時間を費やせば、犬種によって違いはありますが必ず独特の犬臭がしてきます。
毛並みもベタッとしてきて洗うタイミングがきたなと感じるほどニオイがしてきます。
しかし猫は定期的にお風呂に入れなくてもニオイがすることはほぼありませんね。
今回はなぜ猫は匂いがしないのか、詳しくご紹介していきます。
猫は無臭
ニオイの元になっているのは、体からかく汗とそこに増殖する雑菌が原因です。
これを踏まえ猫が汗をかく箇所をあげてみると、肉球と鼻だけしかありません。
しかしその箇所ですら、猫はほぼ無臭なのです。
猫は昔から本能的に狩りをする性質を持っています。狩りをするには、狙った獲物に近くに自分が居ることを知られてはなりません。ニオイがあると相手に自分の存在が分かってしまい逃げられてしまいます。
狩りを成功させるには体臭を消す必要があったのです。
そのために猫は自分のニオイを消すためせっせと毛づくろいをしてきました。猫の唾液は無臭で、さらには消臭効果があります。
猫が無臭でいられる理由には、本能的に体臭を消すための毛づくろいが関係しているのですね。
猫から甘い匂いがする理由
猫は温かくて心地よい場所を探すのがとても得意です。
猫が気持ち良く日向ぼっこして眠っている姿を見ると、フワフワした毛並みの体に思わず顔を埋めてしまうことも。お日さまの光をたっぷり浴びた猫からは、甘くてふわっと漂ってくる良い匂いで何とも言えず幸せな気分にしてくれますね。
実は猫の大好きな日向ぼっここそが、猫を甘くて良い匂いにしてくれているのです。
太陽からの日差しの中に含まれている紫外線には、殺菌・消臭効果があります。日向ぼっこしながら自然に紫外線を受け、猫の体についた汗や脂肪、汚れなどニオイの元になる原因が分解されているのです。
また被毛にこもった湿気も乾かすことができるため猫には体臭がなく、変わりにお日さまの匂いや布団を干した後のカラッとした匂い、甘い匂いなどがするのです。
猫は眠いからだけでなく、日向ぼっこをしながら体についたニオイの元をキレイに落としていたということになりますね。
猫臭いと言われる理由は尿臭が大部分を占める
猫は無臭というのに、今日はすごく匂う!と感じたとき、その原因は猫のオシッコです。
猫を飼っていると鼻につくオシッコの強烈な匂いは、ほんとにたまりませんよね。これだけの匂いになるのは、猫のオシッコが他の生き物に比べかなり濃度が濃いためです。
猫の祖先をたどってみるとカラカラに乾燥した砂漠の出身です。そのため水は貴重なものでいつでも飲めるものではなく、ニオイの元アンモニア臭のきついオシッコが排出されているからです。
猫が匂うのではなく、正しくいえば猫がオシッコをするトイレが匂っていることになります。
猫の匂い対策を紹介
②トイレ
③毛並み
④猫によるマーキングまずはこの4つをチェックしてみてください。原因さえ分かれば必ず解決法が見つかるはずです。
匂い対策①餌選び
匂い対策の1つ目は普段から与えている餌のチェックです。
価格だけでフード選びをしているなら、これを機会に見直しをしてみることもオススメします。
安いからと選んでいるフードには、猫にとっては消化しにくい素材が使われているものかもしれません。
消化不良を起こすと便の臭いも酷く、回数も増え、下痢をしてしまう可能性が高くなります。
毎日食べるフードには、やはり安全な素材を使用したものを与えるようにしなければいけませんね。
だからといって高価なフードを選べば良いのではなく、飼っている愛猫の体と好みに合わせつフード選びをすることが一番です。
与えたフードを食べた猫の様子や便のチェックも忘れないように行ってあげてくださいね。
匂い対策②トイレ掃除
2つ目はトイレのチェックです。
猫には、そもそも匂いはないことをご紹介してまいりました。猫のオシッコに強烈な匂いがあるため、トイレの掃除は毎日こまめに行うようにしなければなりません。
猫の砂、オシッコシートも汚れたままにしておくと、かなり匂うようになってきます。
猫も一匹一匹オシッコをする態勢が違い、尻尾をピンと立ててオシッコをする猫もいれば、座って用を足す猫と様々です。トイレの側面にもオシッコはかなりかかっていて、こらからニオイが立ち込めていると考えられます。
つまり猫の匂い対策には、トイレの掃除すると解決するのです。
トイレが汚れているとニオイの問題だけでは済まなくなるかもしれないこと。匂いに敏感な猫がトイレを我慢して病気になったり、トイレ以外で用を足す様なことにならないよう、キレイ好きな猫の健康のためにもトイレの掃除は欠かさないようにしてくださいね。
匂い対策③毛並みを観察
3つ目に注目したいのは猫の毛並みです。
猫はキレイ好きでグルーミング(毛づくろい)が大好き!しかし体調を崩している時や、老猫はあまりグルーミングをしなくなります。
いつもより毛並みに艶や整っていないことがあれば、それは病気かもしれません。
猫腸炎を代表とする内臓疾患や歯周病などがあると、口臭がするようになります。
そんな状態でグルーミングをすれば、被毛にもニオイがついてしまい、その結果が猫臭がするということにつながってしまうのです。体調不良は全てが悪循環となってしまうため注意が必要です。
老猫でグルーミングができない状態なら、変わりにブラシでといてあげて抜け毛除去とマッサージも兼ねて行ってあげると良いでしょう。
毛に空気が入りニオイの元となる雑菌やフケがたまるのも抑える事ができます。ブラッシングの後には、お日様の当たる場所に連れて行き日なたぼっこさせてあげるのも良いですね。
匂い対策④日々の匂いチェック
4つ目は、猫の様子を普段からどれくらいチェックしているかでよく分かります。
ご説明してきた猫の匂い対策のどれでもないとなったなら、もう1つ疑いたいことが「マーキング」です。
特に尿臭がするときは大いに疑ってみたほうが良いでしょう。マーキングは発情期に多くあると言われていますが、その他でも知らないニオイがするものや、香水・柔軟剤の香りがきつい時にも行われるようです。
猫は自分の縄張りや、大好きな飼い主に違ったニオイがついているとマーキングをすることかあるので気をつけなければなりませんね。
あとは猫の肛門近くにある肛門にたまったニオイの元、「肛門絞り」をする必要があるかもしれません。
これは素人かやると嫌がる猫が多いので、動物病院に連れて行き処置してもらうことをオススメします。
とにかく毎日猫の様子をチェックして、普段よりも違ったニオイがするなら原因を探すようにすると良いでしょう。
まとめ
猫は基本、無臭の生き物です。生きていくための本能的な知恵で自分のニオイを消してきました。
今でも猫はグルーミングで毛並みを整え、さらにニオイを消しています。
もし、愛猫にいつもはしない猫臭がしたときには、何かしらの原因があるはずです。
それは、毎日食べているフードなのか、病気なのか、トイレが汚れているのか、とにかく原因を探して猫と飼い主のストレスも減らしてください。
猫がニオイのは猫からの何かしらのアピールのはずです。これからも愛猫との、より良い関係を築いていきたいですね。
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