【もう悩まない】子犬のフケ4つの原因とは?簡単にできる予防と対策法
2021/01/22
目次
子犬のフケが出る4つの原因
人の皮膚は新陳代謝することでフケが出ますが、子犬も同じようにフケが出ます。
しかし、フケの量が極端に多い場合は何かしらの原因で皮膚にトラブルが起きている可能性があります。
病気によっては被毛が抜けてしまうこともあり、早めに治療を開始することをおすすめします。
次に、子犬のフケが出る原因を紹介します。
皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症とは、皮膚が皮膚糸状菌というカビの一種に感染してしまうことであり、痒みのほかにフケが多くなったり、円形脱毛症になる場合もあります。
皮膚糸状菌に感染すると皮膚は菌を追い出そうとする働きが始まり、皮膚のオーバーターンが早くなります。
そのため、フケが多くなり、被毛が抜けてしまいます。
人にも感染してしまう可能性があるため、皮膚糸状菌症であれば即座に治療を開始することをおすすめします。
抗生物質を与えたり、薬用のシャンプーで洗うことが主な治療方法です。
ツメダニ症
ツメダニ症とは、ツメダニという寄生虫による皮膚炎のことでフケが多くなる症状が現れます。
主な症状はフケが多くなるだけですが、場合によってはかゆみや脱毛の症状が現れることもあります。
ツメダニは宿主から離れても数日間は生息することができ、犬同士で感染するだけではなく、散歩中に入った草むらにツメダニが生息している場合もあり、さまざまな場所で寄生されてしまいます。
犬などの動物だけではなく、人にも移ってしまう病気であるため、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。
ちなみにツメダニは小さいですが、肉眼でも見ることができます。
脂漏症
脂漏症は皮膚の新陳代謝が非常に早くなってしまう病気であり、2種類の病名に分けることができます。
一つは油性脂漏症で体が油っぽくなったり、体臭がきつくなる傾向があります。
もう一方は乾性脂漏症で皮膚が乾燥している状態であるため、余計にフケが多く見えてしまいます。
どちらとも強い痒みがあらわれ、掻くことでさらに症状を悪化させてしまいます。
放置しても完治することはないため、動物病院で治療を開始するようにしましょう。
油性脂漏症はベトベトしていることでフケが多く出ていても気付きにくいです。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は痒みのほかにフケが出やすい特徴があります。
また、皮膚が乾燥してしまいやすくなり、掻くことでさらに症状が悪化してしまいます。
アトピー性皮膚炎の原因は何かしらのアレルゲン物質が関係しており、どのような物質が原因なのかを究明することが大切になります。
治療することで症状を和らげることはできますが、原因を究明していないと再び発症してしまうリスクがあります。
アレルギー検査をすることでどのような物質が原因でアトピー性皮膚炎になってしまったのかを知ることができます。
子犬のフケは病気以外でも出る?
子犬のフケは病気が関係していない場合もあります。
上記で紹介した病気のどれにも当てはまらないのであれば違う原因が関係している可能性が高いです。
次に、病気以外で子犬のフケが多くなる原因を紹介します。
病気ではないにも関わらずフケが目立つ場合は参考にしてください。
ストレス
フケは健康な状態でも一定量出てしまうものですが、ストレスを感じてしまうフケが多くなる傾向があります。
ストレスでフケが多くなる原因は犬の習性が関係しています。
犬は気分を落ち着かせたり、リラックスするために体のさまざまな部分を舐める行動をします。
そのため、ストレスを頻繁に感じてしまう場合はストレス発散のための舐める行動も多くなってしまい、皮膚トラブルを誘発し、フケが多くなります。
ストレスを感じてしまう主な原因は生活する環境が変わってしまった場合や落ち着ける空間が確保されていない場合です。
スキンケアが不適切
スキンケアが不適切でもフケが多くなります。
シャンプーの回数が少なければ不衛生になるため、当然フケは多くなります。
しかし、過剰にシャンプーをすることもフケが多く出てしまう原因になるため、適度な回数シャンプーを行う必要があります。
また、シャンプーの成分が合っていない場合もフケが多くなったり、皮膚トラブルを誘発してしまう原因にもなります。
人用のシャンプーは犬の皮膚には合わない場合が多く、必ず犬用のシャンプーを使用するようにしましょう。
乾燥
皮膚が乾燥することでフケが多く出てしまいます。
乾燥してしまう主な原因はこたつやホットカーペットなどの暖房器具にあたることであり、長時間あたる場合は高い確率で皮膚は乾燥してしまいます。
皮膚が乾燥することで表面の細胞が剥がれ落ちやすくなってしまい、フケが目立ちます。
暖房器具を使用する冬はただでさえ乾燥しているため、注意が必要です。
冬の季節にフケが多くなる場合は乾燥が関係している可能性が高いです。
暖房器具を使用する時間を決めておくことで乾燥を予防することができます。
子犬のフケの予防と対策法
子犬のフケの予防方法や対処方法を知っておくことでフケの量を抑えたり、原因を改善することも可能になります。
次に、子犬のフケの予防と対策方法を紹介します。
予防法と対策法を知っておくことでフケが多く出てしまうことを未然に防ぐことが可能です。
ブラッシング
ブラッシングを定期的に行うことでフケが増えてしまうことを防ぐことができます。
ブラシはさまざまな種類別で販売されており、子犬の被毛に合ったブラシを購入するようにしましょう。
フケは被毛に付着する場合が多いですが、ブラッシングすることでフケを落とすことができ、清潔な状態を維持できます。
また、通気性を高める効果も期待でき、フケができにくい環境にすることが可能です。
ブラッシングの適した回数は2~3日に1回で多すぎても少なすぎでもよくありません。
ブラッシングをする際に子犬の皮膚状況を確認することで皮膚トラブルにいち早く気付くことができるメリットもあります。
シャンプー
シャンプーをすることでフケを落とすことができ、綺麗な被毛に仕上げることができます。
しかし、正しいシャンプーの仕方で行わないとかえってフケが多くなる原因にもなります。
人が頭を洗うようにごしごし洗うと皮膚を傷つけてしまうため、優しく洗うことを心がけましょう。
また、シャンプーはあらかじめ泡立てておくことでより皮膚への刺激を抑えることができます。
子犬のシャンプーは月に1~2回がベストであり、それ以上多く洗ってしまうと必要な皮脂まであらいながしてしまい、フケが多くなってしまいます。
ストレスをためこませない
上記でも紹介したようにストレスが溜まるとフケが多くなってしまいます。
そのため、ストレスをため込ませないようにすることが大切です。
どのような時に子犬がストレスを感じているかを把握する必要があり、嫌がったり、寂しがる時間が長い場合は改善することをおすすめします。
住む環境が変わるとストレスに感じやすいため、落ち着ける空間を確保するようにしましょう。
室内の場合は部屋の一室に犬小屋をなどの専用スペースを用意することもおすすめです。
ただし、人の行き来が激しい場所や大きな音がする近くは不適切です。
まとめ
子犬のフケが多くなる原因はいくつかあり、病気の可能性もありますが、ストレスやシャンプーのし過ぎなど飼い主が改善できる原因の場合もあります。
そのため、フケが多くなっている場合はまず原因を把握するようにしましょう。
病気の可能性がある場合はすぐに動物病院で治療してもらうことが大切です。
フケは皮膚トラブルの原因でもあるため、放置することは症状を悪化させるだけであり、正しい対処方法を行いましょう。
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