【完全版】柴犬の毛色は何種類?赤毛や虎毛の特徴や価格相場について

2021/02/21

目次

柴犬の毛色の種類と特徴

日本犬の代表とも言える柴犬は賢く、飼い主に忠実な犬として大変人気があります。

飼うなら柴犬がいいなぁと思っている人も多いでしょう。

柴犬の毛色は5種類あり、毛色によって雰囲気が違います。

飼い主によっては「この色!」という好みがはっきりと出るところでもあり、子犬を決める時の重要な判断材料の一つです。

ここでは柴犬の毛色の種類とそれぞれの特徴、そして毛色による柴犬の値段について詳しく説明します。

ぜひ参考にしてください。

赤毛の柴犬(赤柴)

柴犬の中でも一番よく見かけるのは赤毛の柴犬だと思います。

赤柴と呼ばれています。

赤毛と言ってもいわゆる赤い色ではなく、茶色っぽい毛の色です。

そして、一番よく見かけるということは柴犬の中で一番人気のある毛色ということです。

赤毛の柴犬は、まるでキツネのように明るい茶色の毛を有しています。

目の周りや頬の部分、お腹や胸、耳などは、白く色づいている個体が多いです。

その白い部分は「裏白」と呼ばれます。

子犬の時は色が濃いめですが、成犬になるにつれてだんだん薄くなってきます。

口の周りが黒っぽいこともありますが、それも成犬になると薄くなってきます。

柴犬と言えば、赤柴という毛色が多くとてもチャーミングで可愛らしく、飼い主への忠誠心も高いところが特徴です。

虎毛の柴犬(虎柴)

虎毛の柴犬は虎柴と呼ばれていますが、大変珍しい毛色です。

虎毛というと甲斐犬や秋田犬を思い浮かべると思います。

そして虎毛の柴犬の最大の特徴は、甲斐犬や秋田犬などの日本犬とそっくりなところです。

柴犬と比較して、甲斐犬や秋田犬は虎毛の子が多いため、虎柴と初めて会うと甲斐犬や秋田犬に間違えてしまうことも少なくありません。

虎柴は黒っぽい毛の色もあるし、赤っぽい茶色に黒が混ざったような色の子もいます。

また子犬の時には虎毛だとしても成長すると毛色が変化することも多く、実際に色のバランスがそのまま成犬になる確率は1%とも言われているほどです。

確実に虎柴が生まれるという遺伝的根拠もまだ判明していないようなので、虎毛の柴犬はとてもレアなのだということを知っておいてください。

白い毛の柴犬(白柴)

白い毛の柴犬は白柴と呼ばれていますが、数は少ないです。

子犬時代は茶色っぽい赤毛がが混ざっているケースもありますが、成長するにつれて毛の色は変化し、真っ白になる子や茶色が薄くなる子もいます。

「毛が白い」と聞くと、遺伝的にメラニンが少ないアルピノ種で弱いのではないかと思う人もいますが、白柴はアルビノ種ではないため、体が弱いということはありません。

他の毛色の柴犬と何も変わったところはありません。

数が少ないということもあり、最近人気が高まっています。

白いもふもふとした毛が魅力ですが、よく見ると白と赤の2種類の毛が混ざっています。

後ろから見ると白い毛に赤毛がチラチラ混ざって見え、お腹や尻尾の裏は純白です。

黒い毛の柴犬(黒柴)

黒い毛の柴犬は黒柴と呼ばれています。

赤柴についで人気がある毛色です。

黒い被毛で覆われている黒柴は、赤柴と同様に目の周りや頬の部分、お腹や胸、耳など体の内側が白または薄茶色になっています。

柴犬は夏の暑さに弱い犬種ですが、特に黒い毛色の場合、温度の吸収率が高く熱中症などの危険性は高いです。

夏の過ごし方には注意がより必要です。

黒柴の一番の特徴は目の上に眉毛のような斑点があるところです。

そのため「まろ」などと呼ばれていてチャームポイントになっています。

その可愛らしさが注目されますが、他の柴犬と同様にとても活発で運動量が多い犬です。

慎重な性格も持っていて、あまりベタベタ構われるのを好まないこともあります。

自分だけの時間も過ごせるように、メリハリのある接し方・生活を心がけましょう。

胡麻色の柴犬(胡麻柴)

胡麻色の柴犬は胡麻柴とも言われ、虎毛の柴犬と似ているような色合いのところもあります。

赤毛、白い毛、黒い毛が混在した毛色を胡麻色と呼びます。

胡麻色は柴犬の中で一番珍しい毛色とも言われています。

そのため、胡麻柴に会うことは滅多にありません。

他の柴犬と同様に子犬の時の色が変化することが多いため、成犬になっても赤・白・黒の毛色がそのままのバランスで混ざっているとは限りません。

つまり大きくなってみないとはっきり胡麻柴だとわからないということです。

従って非常に数が少なく貴重な毛色の柴犬です。

性格や体格は他の色と違いはなく、賢く活発でしっかりと運動をさせることが大切です。

警戒心が強い面もあるので、しつけもしっかりと行って無駄吠えなどがないようにしましょう。

柴犬の価格相場

柴犬の毛色について紹介しましたが、好みの毛色は見つかりましたか?

それぞれの毛色の柴犬の価格相場について説明します。

一般的にはペットショップよりブリーダーの方が値段が低いとされていますが、ブリーダーによっても価格は違いがありますのであくまでもご参考として検討してください。

説明してきましたように毛色によって非常に数が少ないものがあり、それらは希少価値があり、価格も高くなってしまいます。

犬を育てることはその後の一生を面倒見るっことで、経済的な負担がかかることなのでしっかりと考えるようにしましょう。

赤毛の柴犬(赤柴)の値段や相場

赤毛の柴犬の値段は、メスがおよそ17万円で、オスがおよそ16万円。

そのため、相場は17万円程度となります。

通常メスの方が若干高くなります。

赤柴は生まれた子犬の8割近くを占めるので、他の毛色よりもやや低い設定の場合があります。

値段は親犬や生後何ヶ月かということでも違いが出てきます。

ブリーダーと直接話ができると親犬の性格もわかり安心できます。

また標準的なサイズよりもかなり小さな柴犬を豆柴と言い、人気がありますがJKCでは公認していません。

豆柴の値段はより高くなっています。

虎毛の柴犬(虎柴)の値段や相場

虎毛の柴犬は珍しいということで、値段が高い場合が多いです。

メジャーな赤柴と比較すると、約1.5倍ほど値段が高いこともあります。

人気のあるペットショップでは、価格が上がりやすいと言われています。

虎柴の子犬が生まれることはなかなか難しいため、ブリーダーもあまりいないようです。

もしどうしても虎毛の柴犬が欲しいという人は、柴犬専門のブリーダーに相談してみることをおすすめします。

その場合、20~25万円程度となる可能性があります。

白い毛の柴犬(白柴)の値段や相場

白い毛の柴犬は展覧会では認められていません。

だからブリーダーも白柴が生まれないように交配しています。

そのため数が少なくめったに見かけることがありません

一方で、現在白い犬は柴犬に限らずブームになっていて、CMに出てくる北海道犬や白いゴールデンレトリーバーなど人気が高まっています。

そういう理由で価格が高騰することも少なくありません。

どうしても白柴が欲しいという人は生まれるのを予約していることもあるからです。

そして、メスもオスも値段はほとんど均一で、およそ18~20万円となります。

黒い毛の柴犬(黒柴)の値段や相場

黒い毛の柴犬は全体の1割程度しかいないと言われており、その稀少性から赤柴よりも値段は高くなります。

メスがおよそ19万円で、オスがおよそ17万円。

そのため相場は18万円になります。

目の上にある斑点もくっきりと見えるほうが好まれており、黒い毛色はつややかな光沢のある黒よりもややグレーに近いようなくすみがある色が良いとされています。

そういう点でも値段に違いがあるようです。

また黒い毛の豆柴も人気が高く、20万円を超えることも多いです。

胡麻色の柴犬(胡麻柴)の値段や相場

胡麻色の柴犬はめったに出会えないもので、幼犬の時の毛色のバランスが成犬になると変化することが多いです。

それは時間が立たないと分かりづらいものなので、胡麻柴だからという希少価値は付きにくいようです。

胡麻色の柴犬の値段は、メスがおよそ15~16万円、オスがおよそ14~15万円。

相場は14~16万円程度になり、赤柴とそう変わらない印象です。

ただし、色の付きかたでかなりの高額の子犬も存在しているようなので、しっかりと確認することをおすすめします。

口元が黒い?柴犬の子犬だけの毛色

柴犬の子犬は毛色にかかわらず、コロコロとしていて本当に可愛いですね。

実は子犬だけに見られる毛色というものがあるのをご存知ですか?

それは子犬の時期だけに見られる口元の黒い毛です。

柴犬の子犬に現れる口元の黒い毛。

これは成長すると共に段々と赤や白に生え替わり、2歳以上になると、ほとんど消えてしまいます

まれに口元に白い毛が生える子犬もいて、とても珍しいことです。

こんなふうに口元に見られる毛色は成犬になると見られないので、飼うことになったらぜひ写真に撮って残しておいてください。

まとめ

日本犬として多くの人に愛され、海外でもブリーダーがいるほどの人気ぶりの柴犬

毛色も意外とはっきり分かれているため好みが出ます。

一番人気の赤柴、稀少性のある白柴や胡麻柴、まろの雰囲気の黒柴、特別な魅力の虎柴。

それぞれの良さがあります。

色によって性格に大きな違いがはないので、柴犬の良さを理解して可愛がってあげてください。

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