犬にピーナッツを与えても大丈夫?注意点やNGのピーナッツ商品など
2022/02/09
目次
犬はピーナッツを食べても大丈夫?
犬にピーナッツを与えたことはありますか?
なんとなく消化が悪いような気がしますが、与えても問題はないのか、調べてみました。
ピーナッツはアーモンドやくるみなどとは違い、落花生と言われる植物です。
落花生の殻をきちんと外し、薄皮も取った状態そのままであれば犬が食べても大丈夫とのことでした。
ピーナッツが含むオレイン酸は悪玉コレステロールを減らし、ビタミンEは老化防止を助けます。
しかし、大量に与えるのはやはりNGです。
消化不良や下痢を起こし、体調を壊してしまいます。
ピーナッツは犬にとってあまり消化の良くない食べ物だからです。
ここでは、犬にピーナッツを与える際の注意点や与えてはいけない加工品などについて説明していきます。
犬がピーナッツを食べる時の注意点
ピーナッツはタンパク質が豊富で抗酸化作用が強いビタミンも含んでいる食品です。
犬が食べても問題ありませんが、いくつかの守るべき注意点があります。
注意を守らないと健康に支障が出ることがありますので、次からの詳しい説明を参考にしてください。
注意点①:カロリー
ピーナッツは100gあたり573kcalあり、一般的なドッグフードよりも高カロリーです。
1粒1g程度で約6kcalになる計算です。
少量だけ与えたつもりでも、カロリーの過剰摂取で、肥満に繋がるケースがあります。
おやつ全般に言えることですが、喜んで食べるのでついつい多く与えてしまうものです。
犬のおやつは1日分のカロリーの20%までにすることが望ましいので、体重に合わせた適量を守り、その日のフード量を調整しましょう。
注意点②:誤飲
ピーナッツをそのまま犬に与えてしまうと、誤飲する可能性が増え、食道や喉に詰まってしまうことがあります。
1粒でも気管や腸につまらせるとたいへんなことになるので、小型犬や子犬、老犬は特に注意しなければいけません。
消化器官が発達していない子犬や弱っている老犬は下痢を起こしやすいものです。
また、殻はほとんど消化できないので食べると腸閉塞になってしまうことがあります。
ピーナッツは殻をむき、生の落花生を柔らかく茹でたものや細かくしたものを与えましょう。
注意点③:アレルギー
人間のピーナッツアレルギーは意外と多く、激しいショック症状を起こす人がいます。
犬ではアレルギー症状の報告は少ないようですが、絶対にないとは限りません。
犬の場合、口や目の周り、鼻、耳など皮膚を痒がったり、赤みが出たり、脱毛、下痢、軟便、嘔吐などの症状が見られます。
ピーナッツを与えた後に、上記のような疑わしい症状が出た場合は、ピーナッツを与えるのをやめましょう。
そして、動物病院で他にもアレルギーがないかどうかの検査を受けてみることをおすすめします。
犬が食べるとNGなピーナッツ商品
ピーナッツの加工品はいろいろありますが、犬には人間用の塩味などがついた加工品は与えないようにしましょう。
ピーナッツチョコレートなどのお菓子類や柿の種などは絶対に与えてはいけません。
犬にNGな商品を詳しく解説しますので、ぜひお読みください。
ピーナッツバター
犬にとって過剰な塩分と糖分が含まれているピーナッツバターは、あげない方が良い食品です。
犬は甘いものが好きで、味を覚えるとテーブルにあるピーナッツバターをなめてしまうということもあるでしょう。
ピーナッツよりもさらに高カロリー高脂肪のため、与えてしまうと肥満の原因になりかねません。
コング用のペーストにピーナッツ味のものや薬を飲む際の補助食品にも同様のものがありますが、できれば獣医師と相談の上扱うようにしましょう。
ピーナッツのお菓子
ピーナッツチョコやミックスナッツ、おつまみピーナッツなど、人間用に作られたお菓子・おつまみには塩分が多いため、愛犬の健康を害する恐れがあります。
特にチョコレートはご存知の人も多いかと思いますが、その成分には犬が中毒を起こす危険性が含まれており、絶対に食べさせてはいけない食品です。
チョコレートの致死量は体重1kgあたり100~200mgですので、板チョコ1枚分で小型犬はかなり危険な量となります。
次に塩分ですが、適量の塩分は与えても問題ありませんし、塩分不足も良いものではありません。
しかし、一般的なフードには適量の塩分が含まれていますので、それ以上に与える必要はなく、おつまみなどを与えると体調を崩す原因になってしまいます。
また腎臓や心臓に疾患を持っていると、塩分のとりすぎにより病気が悪化する場合もありますので、お菓子やおつまみ類の加工品は与えないようにしましょう。
まとめ
ピーナッツはアレルギーを持っていない犬にとっては、食べても良いものですが、必ずしも与える必要はありません。
注意点を確認した上で適量を与え、肥満にならないように飼い主がうまく調整してあげてください。
愛犬の体調管理をしてあげられるのは飼い主だけですので、正しい知識をもって食事を用意してください。
この記事を読んだ人におすすめの記事
-
【これを読めば安心】犬も車酔いをする?症状や対処法、予防策を...
犬も車酔いをする? 車酔いの辛さは、経験した人にしかわからないかもしれません。 犬も車に酔いやすい犬とそうでない犬がいま...
犬
知って得する
飼い主さんの悩み
-
ジャーパンシェパードの特徴や性格とは?意外な一面を持った性格...
ジャーマンシェパードとは?性格が優しい? ジャーマンシェパードと言えば、警察犬で認知されている事が多く、番犬や使役犬とし...
ジャーマンシェパード
犬
犬の特集
-
【犬を飼ったばかりの方必見!】狂犬病ワクチンや値段について解...
狂犬病とは? 狂犬病とは、狂犬病に感染している動物に噛まれたり、傷口や目・口などの粘膜を舐められた場合に感染する病気のこ...
犬
狂犬病
病気
-
犬の肉球の色で健康状態が分る?肉球の役割や病気について詳しく...
犬の肉球の役割とは? 犬の肉球をじっくり見た事がありますか? 印象としてはやらわかくてプニプニしているイメージですが、役...
怪我
犬
病気
知って得する
飼い主さんの悩み
-
【必見】愛犬が異物を誤飲してしまった!異物11種別の症状と対...
愛犬が異物を誤飲してしまった?!その時の症状は? 私達人間と一緒に暮らす犬たちにとって、危険なことがいっぱいあります。そ...
犬
誤飲
飼い主さんの悩み
-
【散歩デビュー必見】子犬の散歩で失敗しないために必要なアイテ...
子犬の散歩デビューはいつから? 子犬の散歩デビューはいつから始めればよいのか判断付かない場合が多いのではないでしょうか。...
ペット用品
犬
飼い主さんの悩み
「犬の特集」おすすめの記事
-
愛犬がトイレシートをぐちゃぐちゃに!3つの対策を詳しく解説
犬がトイレシートをぐちゃぐちゃにする原因 ケージで留守番させて帰って来たら、ケージの中が大変なことに! トイレシートはぐ...
おしっこ
しつけ
トイレ
犬
飼い主さんの悩み
-
【徹底解説】犬のミネラル不足を解消!症状チェックやレシピ、Q...
愛犬のミネラル不足とは? 普段あまり意識しないことですが、犬は人間よりもミネラルを必要とする動物です。 犬は「動物性たん...
おやつ
ご飯
低カロリーや無添加
犬
療法食
食べ物
食事
飼い主さんの悩み
-
愛犬の破壊行動の原因は分離不安障害かも?20サインと5つの解...
愛犬の破壊行動の原因はストレス? ある日突然、可愛い愛犬が留守番中に、ありとあらゆる物に噛みついて引っかいて、家の中をめ...
怒る
気持ち
犬
病気
飼い主さんの悩み
「犬の特集」新着記事
-
栄養が豊富!犬に蕎麦を与えるメリットや与える時の3つの注意点...
犬に蕎麦は食べさせても大丈夫? 結論から言うと、犬に蕎麦を食べさせるのは大丈夫です。 実は、蕎麦には犬にも食べさせたくな...
犬
食べ物
飼い主さんの悩み
-
肥満になる可能性も!犬に山芋を与えても大丈夫?栄養素や与える...
犬に山芋は食べさせても大丈夫? 山芋といえば、「山のうなぎ」と言われるほど高い栄養価を持っており、日本では古くから食べら...
犬
食べ物
飼い主さんの悩み
-
犬に刺身を与えて大丈夫?栄養素や注意点は?サーモン・マグロ・...
犬に刺身は食べさせても大丈夫? 私たち人間の主食の1つとも言える食材が「魚」です。 魚といえば、刺身などで食べることも多...
犬
食べ物
飼い主さんの悩み
-
犬が爪切りを嫌がる理由とは?嫌がらなくなる方法や暴れてしまう...
犬が爪切りを嫌がる理由 犬の爪は伸ばしたままにしていると、肉球に食い込んでしまったり、骨や関節の変形、思いがけない怪我に...
ペットの気持ち
犬
飼い主さんの悩み