【初心者必見!】犬のリーダーウォークとは?教えるコツや必要性など
2022/02/06
目次
犬のリーダーウォークとは?
散歩での引っ張り癖で悩んでいる飼い主が多いです。
犬がリードを引っ張って歩くことは体に負担をかけていますし、トラブルの原因になることもあります。
リーダーウォークを身につけてリラックスした散歩ができるようにしたいものです。
リーダーウォークとは、飼い主がリーダーとして率先して歩くことです。
歩くスピードや行く先は飼い主が決め、飼い主が止まると犬も止まり、座れと命令されたら座ります。
リーダーウォークができるようになると、生活の様々な場面でとても役立ちますのでぜひ覚えてください。
リーダーウォークの教え方
リーダーウォークは、犬が人よりも前に出ないで歩き、常に飼い主を意識することが必要です。
教え方としては次のステップを繰り返して教えます。
1,まずリードをたるませた状態で犬を左横につけて歩かせます。
2,犬が自分よりも前に行こうとした時に、無言でターンをして反対方向に進みます。
ターンはその場で180°クルッと回ります。
左ターンと右ターンの両方をして、犬に多少ぶつかっても気にせずに回ります。
犬が人よりも先に行きたい方向に進もうとすると、必ず反対方向に人が向くということを繰り返して行うことで、飼い主を意識するようになってきます。
飼い主を意識し、動きに注意することで前に出て引っ張って歩かなくなります。
リーダーウォークを教えるコツ
リーダーウォークをすることは犬と飼い主との信頼に繋がります。
時間はかかりますが、少しずつ散歩のたびに練習しましょう。
犬は言葉がわかりませんが、ゆっくりでも必ず伝わっていきます。
できるようになると、リラックスした散歩が楽しめますので、次の教えるコツを参考にしてください。
頻繁にアイコンタクトを取る
リーダーウォークを練習する時にはお互いを意識させることが大切なので、犬とは何度もアイコンタクトを取るようにします。
アイコンタクトが十分にできない場合は、まずその練習をしましょう。
アイコンタクトは全てのしつけの基本で、飼い主に注目させることで犬は飼い主の言葉や行動に従います。
名前を呼んで、目が合えばよく褒めておやつを与えます。
家の中・外・何かに気を取られている時などいつでも、名前を呼ばれたらアイコンタクトができるようにします。
リードが緩む練習をする
リーダーウォークはリードがいつも緩んだ状態で犬が歩くことです。
引っ張って歩く犬にリードが緩むと良いことがあるのだと発見させ、そのメリットを強く認識させるようにします。
大好きなおやつを用意し、リードが緩んだらすぐに褒めておやつをあげます。
またすぐにリードが張ってしまうかもしれませんが、名前を呼んで誘導し、緩んだらおやつがもらえるということを理解させます。
何度も繰り返して行ってください。
リードとハーネスは無理のない物を使う
首周りが引っ張られてしまう首輪やハーネスは、犬の体に大きな負担をかけるので、リーダーウォークがまだ無理な内は、本当に犬の体に合った首輪・ハーネスをつけてあげます。
胸の部分を支えられるようなハーネスがおすすめです。
またリードの握り方を間違えていることがあります。
正しい握り方はリードの輪っか部分に右手の親指をかけて握ります。
左手でリードをつかんで持ち、両手でしっかり犬をコントロールしましょう。
伸縮するタイプのリードは使わないようにしましょう。
成犬に教える場合は補助器具の検討も
子犬の頃からリーダーウォークを身に付けさせるのが一番良いですが、いろいろな事情で成犬から飼うことになったり、コントロールできないままで大きくなってしまうことがあります。
成犬の場合も基本的な教え方は同じですが、効果が現れずくじけてしまう飼い主も多いです。
その場合、成犬には補助器具を用いてリーダーウォークを教えるのも手です。
補助器具にはイージーウォークハーネスやジェントルリーダーなどがあり、正しく使うことが必須となります。
使い方が分からない場合や対処が難しい犬にはプロであるドッグトレーナーに相談し、一緒に指導していくことをおすすめします。
リーダーウォークの必要性
犬にとって、外の世界は近づいてくる人や犬、いろいろな臭いや音など刺激的なものであふれています。
興奮や警戒心が高ければ、飼い主のことは完全に忘れているかもしれません。
そんな時にこそトラブルは起こりやすく、飼い主にとっても散歩が苦痛になる人もいます。
でも、リーダーウォークができれば飼い主の存在を意識しつつ、リラックスして歩けるようになります。
その必要性を具体的に解説していきましょう。
拾い食いの防止に役立つ
犬がリーダーウォークで飼い主に注意を向ければ、地面にある物を拾い食いしなくなります。
引っ張り癖のある犬はあちこちの臭いに釘付けで、食べてはいけないものや犬の糞などを食べてしまうことが多いので困っている人が多いでしょう。
拾い食いは健康面で問題を起こす可能性があるため、止めさせたい行動です。
しっかり飼い主の隣について歩き、意識を自分に向けさせていると拾い食いを止めさせることができます。
犬を危険から守れる
犬を常に左側について歩かせることで、左側通行の車から守りやすくなります。
急に人や自転車などが現れた時にもすぐに飼い主が指示を出して待たせたり座らせたりできます。
つまり何か危険が迫った時には、いつでも飼い主の指示を守れることが犬の安全を守ることにつながるのです。
また、リーダーウォークが身についている犬は飼い主の存在を意識しながら余裕を持って歩くため、すれ違う犬や人にも興奮せずに穏やかでいられるでしょう。
人混みでも安心して歩ける
犬と一緒にお出かけしたいけれど、すぐに興奮して引っ張るので連れて行くのは心配と思っている人がおられるでしょう。
そんな時こそリーダーウォークの出番です。
犬が常に横で歩いてくれるので、街中で歩く際の飼い主の精神的な負担も減ります。
先程述べたように都会の車などからも守りやすいので安心して歩けます。
いつも飼い主の指示を聞いてくれる犬と一緒なら、周りの人も犬連れを温かい目で見守ってくれるでしょう。
街中の人が多い場所でも安心して犬と出かけられる日を目指してリーダーウォークを頑張って練習しましょう。
心のバランスが安定する
リーダーウォークはリードが緩んでいる状態で、犬の体が前のめりになっていません。
周囲への反応も興奮度が低く落ち着いた状態です。
そのような状態は犬の負担も減るので、心に余裕が生まれます。
興奮状態になりにくいので、命令にも耳を傾けやすくなります。
つまり心のバランスが安定し、ゆったりとした気持ちで散歩を楽しめるわけです。
犬が安定していると、飼い主ももちろん穏やかな気持ちでいられます。
お互いに信頼し合った理想的な関係と言えるでしょう。
まとめ
リーダーウォークの必要性や教え方のコツを紹介してきました。
「トライしてもうまくいかない。」と思っている人もおられるかもしれません。
刺激の多い場所では簡単にはできないこともあるでしょう。
でも、諦めないで根気よく少しずつ努力してください。
愛犬がこちらを意識して歩けた瞬間の喜びは何物にも代えがたいものになります。
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