【初心者必見!】犬のトリーツとは?おやつとの違いと与える時の注意点

2022/02/05

目次

犬のトリーツとおやつの違い

皆さんはトリーツをご存知でしょうか。

愛犬が正しく指示に従ったりお留守番をしっかりできたりしたときに与えるものです。

ですが、おやつとトリーツが混同してしまっている場合があるかもしれません。

「おやつのことを言うんじゃないの?」と感じる飼い主様も多いはず。

犬のトリーツとおやつの違いと与え方についてご紹介していきます。

トリーツはご褒美を指す

長く犬と共に暮らしていても、トリーツという言葉を口にする機会は多くないかもしれません。

それは、家庭で行うしつけに対して「愛犬が大好きなおやつを使って褒めて教える」という言葉が様々な場所で使用されているためでもあります。

「TREATS」という英語は、「ごちそう・もてなし」という意味があります。

つまりは、「おやつ」という意味は含まれていません。

愛犬が指示に従うことができた・良い行動を起こすための動機付けとしてトリーツをごほうびとして与えます。

おやつは間食を指す

では、おやつはどんな意味を持つ言葉なのでしょう。

漢字で書くと「御八つ」という字になり、はるか昔の江戸時代から習慣となった午後3時(八つ時)の間食が元になっています。

つまりおやつは間食の意味を持ち、特に良いことや指示に従ったから与えるといった動機はないものと考えられています。

愛犬に何か与えるときは、ご飯とおやつの2つに分けられていることが多く、実際にしつけに使用するトリーツは愛犬が喜ぶものや大好きなものであれば、おやつを与えても問題はありません。

トリーツの注意点

では、トリーツを与えるタイミングはいつが良いのでしょうか。

ご褒美は愛犬にとってとても嬉しく、飼い主様との信頼関係を築くことにも役立ちます。

注意点を守って愛犬とより親密な関係性を築いていきましょう。

タイミングは早い方が良い

飼い主様の指示を守っておすわりやマテができたり、アイコンタクトがキチンとできたりしたタイミングにすぐ与えてみましょう。

犬は大好きな飼い主様に喜んでもらうことや褒めてくれることが大好きです。

良いこと=トリーツ(ご褒美)を繰り返して、自分の行動が褒められたことを愛犬に覚えさせます。

少しでも間を開けてしまうと、なぜもらえるのかわからずに単におやつがもらえたと勘違いしてしまうかもしれません。

また、指示に従ったけれどすぐ立ち上がってしまったときや動いてしまったときは、与えないようにします。

飼い主様が解除の指示を口にしないうちに与えると、動いたところまでを一括にして覚えてしまうことがあります。

トリーツを先に与えるのは禁止

玄関のチャイム吠えでお困りの飼い主様は多いかもしれません。

そんなとき、トリーツで犬を大人しくさせる使い方をしていませんか。

吠えた愛犬に対して、先にトリーツを与えて静かにさせても、犬は吠えたらおやつがもらえたと勘違いしてしまいます。

まず愛犬を落ち着かせるためにおすわりやハウスなど簡単な指示で静かにさせましょう。

最初は言うことを聞かずに、玄関に走っていくかもしれませんが少しづつ根気よく続けていくことが大切です。

少しでも静かに出来たらトリーツを与えましょう。

時間を徐々に伸ばしていくことで、例え吠えたとしてもすぐに静かに落ち着いた状態を保つことができるようになります。

ですので、トリーツは静かにさせるためのおやつではなく静かにできたことへのご褒美として利用しましょう。

運動と共に行う

トリーツは指示を理解し良い行動をしたときに与えますが、散歩といった体を動かすことが少ない場合が多いのでカロリー過多に繋がることも考えられます。

しつけのトレーニングにトリーツを利用するときは、体を動かす遊びを取り入れて運動とセットにするとより効果的です。

愛犬も楽しく遊びながらご褒美ももらえるので、トレーニングの時間が待ち遠しくなりやる気にも繋がるでしょう。

トリーツの適量はどのくらい?

時間を置かずにすぐ与えられるように、飼い主様が扱いやすく愛犬がぺろっと食べられる大きさが大切です。

愛犬の体の大きさに関わらず、ごく少量で大きさにすると数ミリ程度でしょうか。

何粒もまとめて与えるのではなく、一粒ずつ与えましょう。

あくまでご褒美ですので、食べごたえや長持ちするような大きさは必要ありません。

すぐに与えられるように、飼い主様は取り出しやすい専用ポーチにトリーツを入れて腰に付けておくと、とても便利です。

トリーツの選び方

トリーツはご褒美だということをご説明してきましたが、食べ物である必要はありません。

愛犬が好きなもの・喜ぶものであれば、おもちゃやボールといった遊ぶものでもトリーツになります。

犬によっては、食べ物にあまり興味を持たないコもいますので飼い主様が愛犬の喜ぶものを把握し、トリーツとして利用してください。

ドッグフードが大好きなコなら、フードを何粒も用意してあげれば喜びます。

犬の個性や好き嫌いで変わりますので、適切なトリーツを用意してあげましょう。

トリーツは心の栄養になる

犬は長い歴史の中で、人と共に暮らし様々なサポートをしてくれる存在として信頼関係を築いてきました。

自分を可愛がってくれる大好きな飼い主様に褒められながら行うしつけやトレーニングは、愛犬の心にも大きく作用します。

褒められることは自信と喜びになり、より飼い主様と深い絆が生まれていきます。

トリーツは愛犬の心にも充足を与えますので、飼い主様は積極的に愛犬と関わりながら褒めていきましょう。

まとめ

なかなか上手にしつけが出来なくて困っている飼い主様も、トリーツを効果的に使用しながら愛犬とより良い関係を築くために頑張ってみませんか。

おやつとトリーツを上手く使い分けながら、適切な量をタイミングを逃さずに与えることが大切です。

そのためにも、おやつの分量が日頃多いなと感じる飼い主様は量を見直してトリーツと区別がつくようにすると良いかもしれません。

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