【愛犬のトリミングを自宅で】準備するものや手順・コツを解説
2021/01/28
目次
犬のトリミングとは?
トリミングとは、犬の毛をカットすることを示していますが、単にカットするだけではありません。
シャンプーやブラッシングなどのグルーミングにトリミングも含まれています。
トリミングを行うことで愛犬の見た目をすっきりさせることができ、犬の伸びすぎで邪魔になっている毛をカットすることでストレスをなくすことができます。
また、不要な毛をカットすることで不衛生になることを未然に防ぐ効果も期待でき、病気を防ぐことも可能です。
トリミングにはハサミでカットするカッティングやバリカンを使用するクリッピングなどの作業に分けるられています。
以前まではトリミングをする飼い主は少なかったですが、最近ではメジャーになっていることもあり、トリミングをしないと悪目立ちしてしまいやすいです。
犬のカット・トリミングで準備するもの
犬の毛をカットしたり、トリミングは店で頼むこともできますが、飼い主自身が行うこともできます。
自身でできれば大幅にコストを削減することができ、より想像のスタイルに完成させることもできます。
しかし、トリミングをするのであれば準備しなければならない物がいくつかあります。
次に、犬のトリミングに必要なアイテムを紹介します。
自身で愛犬のトリミングをしたい人は参考にしてください。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシとは、犬の被毛を整えるアイテムであり、人でいえばクシにあたります。
スリッカーブラシを使用することで愛犬の被毛を整えることができ、それだけでも綺麗に見せることができます。
また、スリッカーブラシにはほこりや小さな虫を除去する効果もあり、ダニなども取り除くことができます。
そのため、ダニなどによる影響を抑えることができ、病気を未然に防ぐことが可能です。
日常的にスリッカーブラシを使用することでコミュニケーションをとることができたり、皮膚の異常にもいち早く気付くことができるメリットもあります。
犬用シャンプー・リンス
トリミングをした後や被毛が汚れる際にシャンプーやリンスをすることで被毛を綺麗にすることができます。
ここで注意しなければならないことが人用のシャンプーを愛犬に使用しないことです。
動物の皮膚は酸性やアルカリ性などに分けることができ、人は弱酸性に近いですが、犬は中性に近いです。
人用のシャンプーは弱酸性に作られている場合が多く、中性の皮膚の犬に使用してしまうとフローラが乱れてしまい、皮膚炎などの原因になります。
また、犬用のシャンプーの中にも疑わしい成分が含まれているケースもあり、成分表をしっかり確認して購入することをおすすめします。
トリミング用はさみ
トリミングを行うのであればトリミング用のハサミを購入することをおすすめします。
100均などのハサミでも被毛を切ることはできますが、被毛を傷つけてしまいます。
また、先端がとがっているハサミでは犬の皮膚を傷つけてしまうため、先端が丸いハサミがおすすめです。
犬の皮膚は人の皮膚よりも薄いため、ちょっとひっかくだけでも傷ついてしまいます。
ハサミは切るアイテムであるため、切れ味が良いハサミを選ぶようにしましょう。
トリミング用のハサミは多種多様であり、いくつかの種類のハサミを用意しておくことで本格的なトリミングを行うことができます。
ハサミの中心部分のネジを調整できるタイプであれば被毛の硬さによってハサミの締め具合を調整することができ、おすすめです。
トリミング用バリカン
トリミング用のバリカンは全身用と部分用の2種類に分けることができ、犬種や使用する用途で使い分けるようしましょう。
そのため、バリカンでトリミングする際には最低でも2種類のバリカンを用意しておくことで効率性が高まります。
バリカンの中には振動や駆動音が小さいタイプが販売されており、トリミングする際におすすめです。
トリミングでバリカンを使用するのであれば犬はじっとしておくことが大切です。
振動や駆動音が小さければ犬が暴れてしまうリスクを下げることができ、スムーズにバリカンをかけることができます。
犬のカット・トリミングのやり方・コツ
犬のカット・トリミングのやり方やコツを把握しておくことが大切です。
初めてトリミングやカットを行うのであればコツを知ることでうまくトリミングを終えることができ、綺麗に仕上げることも可能になります。
次に、カットやトリミングのコツを紹介するため、トリミング初心者の方やうまくトリミングする自信がない人は参考にしてください。
順番①ブラシで下準備
トリミングをする際にいきなりカットから始めてしまう人もいますが、うまくカットできないだけではなく、仕上がりも悪くなってしまいます。
そのため、まずブラシで被毛を整えることから始めましょう。
被毛を整えることで均等にカットすることができ、被毛を切りやすくなります。
ブラッシングする際にはブラシの握り方が重要であり、鉛筆を持つような握り方をすることをおすすめします。
鉛筆持ちをすることで力を入れすぎてしまうことがなく、皮膚を傷つけてしまったり、無理やり被毛を引っ張ってしまうことも防げます。
また、手首のスナップを利かせることも危険であり、犬の体とブラシが平行になるようにブラッシングをしましょう。
順番②シャンプー&ドライ
シャンプーとドライヤーによる乾燥を行うことでカットがよりしやすくなります。
そのため、最後のシャンプーを行うのではなく、ブラッシングの後に行うことをおすすめします。
シャンプーは犬によっては嫌がってしまう場合が多く、初めてシャンプーを行う場合は高確率で暴れてしまいます。
特に、顔周りを洗う際に暴れやすいため、注意しましょう。
直接に顔にお湯が当たってしまうと嫌がる場合が多いため、手で顔を隠すなどの工夫をすることで苦労が軽減されます。
乾燥させる場合も顔付近は嫌がる可能性が高く、ティッシュやキッチンペーパーで水気をとってからドライヤーを使用することで短時間で乾燥させることができ、ストレスも与えにくいです。
順番③はさみでカット
トリミングをするのであればカットの工程が重要になってきます。
初心者の人ほど緊張する部分ではありますが、慎重に行うことで綺麗に被毛を整えることができます。
いきなりバッサリ被毛を切ってしまうと取り返しのつかない状況に陥ってしまうこともあるため、まずは伸びている被毛だけを切るようにしましょう。
特に、手足の被毛で地面についてしまっているものだけを切るだげでもすっきりさせることができ、おすすめです。
また、床を汚してしまうことをさける効果もあり、愛犬にとってもストレスがかかりません。
順番④バリカンで仕上げ
バリカンで仕上げる場合は愛犬が暴れないようにしっかり抱きかかえるようにしましょう。
慣れれば一人で行うことができますが、最初は二人で行うことをおすすめします。
カットする人と動かないようにする人に分けることで安全に行うことができます。
手足の指先にバリカンをかける場合は関節を固定することで動きにくくすることができ、安全に被毛を刈ることができます。
特に、前足にバリカンをかける場合は暴れてしまうリスクが高いため、特に注意する必要があります。
犬もバリカンに慣れれば寝転んでいる状態でもできるようになります。
まとめ
犬のカットのやり方で悩んでしまう飼い主もいますが、コツと必要な物を準備すれば行うことができます。
トリミングに慣れていない犬の場合は暴れてしまう可能性がありますが、徐々に慣れさすことで暴れてしまう頻度を少なくすることができ、安全にトリミングをすることが可能になります。
気軽にトリミングをして愛犬の被毛を整えたい人はトリミングやカットのコツを把握するようにしましょう。
最近では愛犬にトリミングやカットを行うことは常識のようになっている傾向があるため、自身でトリミングでできることは大きなメリットとなります。
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