【これだけ読めば大丈夫!】犬の交尾とは?マウンティングや交配方法
2021/01/25
目次
犬の交尾とは?
犬の交尾とは、性行為のことであり、受精することができれば妊娠し、出産に至ります。
雄は特別発情期はありませんが、雌の場合は発情期があり、その時に交尾をすることで妊娠する可能性があります。
雄は発情期がないため、いつマウンティングするかわかりませんが、交尾が成立するかは雌が発情しているかに関わってきます。
そのため、雄がマウンティングしていても必ず交尾をしているわけではありません。
また、マウンティングは発情している以外にも相手より上の立場であることを表す行動でもあります。
犬の交尾方法とは?
犬の交尾方法にはさまざまなあり、愛犬に合った方法で交尾させることが大切です。
一般的に自然交配が多いですが、どうしても交配させたい場合には違う方法が適用されます。
次に、犬の交尾方法について詳しく紹介します。
どのような交尾方法があるのか知りたい人は参考にしてください。
人工交配
人工交配とは、雄の精子を採取したのち、カテーテルやシリングを使用して精子を直接膣内に注入する方法です。
そのため、交尾をしなくても受精させることが可能になっています。
直接触れ合うことがないため、感染病などのリスクが少なく、病気を伴っている犬に使用される場合が多いです。
また、雄の生殖器に何らかの異常があり、勃起や発情しない場合にもおすすめです。
交尾はある程度体力が必要となる行為でもあり、体力がない老犬に使用されることもあります。
人工授精
人工授精とは、精子を卵子に直接注入する外科的方法であり、犬に対して使用されることはレアケースです。
自然交配や人工交配と比べて格段と受精率が高まるメリットがありますが、一部の人からは批判されることもあります。
日本では一部の犬種では認められている方法ですが、それ以外の犬種では使用が認められていません。
そのため、家庭で飼っている犬に対して人工採精を使用されることはほとんどなく、優秀な犬の子孫を残す際などに使用されることが多いです。
自然交配
自然交配とは、文字通り自然に行う方法であり、人の手がほとんど加わらない方法でもあります。
雄と雌の相性があるだけではなく、発情するタイミングも加わるため、上記で紹介した方法と比べると受精率は低いです。
しかし、道徳的には最もよい方法であり、特別なことがない限りは自然交配が行われることが多いです。
多頭飼いする場合は自然交配を行ってしまう場合が多く、数年後にはより多くの犬を飼うことになってしまい、一部では問題視されることもあります。
犬の交配の種類・特徴一覧
犬の交配にはいくつかの種類や特徴があります。
場合によっては交配しない方がいい犬種もいるため、注意が必要です。
次に、犬の交配の種類や特徴を詳しく紹介していきます。
ブリーダーなど犬の交配をする人になりたい人は参考にしてください。
アウトブリーディング(交配)
アウトブリーディングとは、代々続く血統の犬と全く関係のない血統を交配させる方法です。
同じ血統の犬ばかり交配させてしまうと優秀な個体が生まれる可能性が高まりますが、同時に遺伝に異常が起きてしまう可能性も高まってしまいます。
遺伝に異常が起きないように全く違う血統を交配させることで血が濃くなりすぎることを防ぐ目的で行われる場合が多いです。
しかし、頻繁に行ってしまうと血が薄くなりすぎてしまい、代々継がれてきた血統の失われてしまいます。
アウトクロッシング(異種交配)
アウトクロッシングとは、違う犬種を交配させることであり、生まれてくる犬はミックス犬や雑種と呼ばれます。
自然交配でもアウトクロッシングになってしまう場合もあり、それぞれの犬種の特徴が引く継がれる特徴があります。
交配の組み合わせによってはタブーとされている物もあり、アウトクロッシングによって体に異変をもって生まれてきてしまうことも多いです。
自然交配の元アウトクロッシングしてしまった場合は仕方ありませんが、ブリーディングするのであれば組み合わせの危険度も把握しておきましょう。
インセスチュアスブリーディング(極近親交配)
インセスチュアスブリーディングとは、一代または二代の血統と交配させる方法であり、最も血が濃くなる組み合わせでもあります。
兄弟や親子と交配させる方法であるため、人ではタブーとされていますが、犬の場合はそこまでタブー扱いにはなっていません。
しかし、遺伝に問題が起きる可能性が高く、インセスチュアスブリーディングを行う場合は事前に繁殖計画書を提出し、審議の元認定されなければ行ってはいけない決まりがあります。
インブリーディング(近親交配)
インブリーディングは、異母兄弟や従兄妹と交配させる方法であり、比較的血も近いため、クオリティーの高い犬が生まれやすい特徴があります。
そのため、より優秀な犬を残したい場合に使用される場合が多く、昔から行われている交配方法でもあります。
上記で紹介したインセスチュアスブリーディングと比べると遺伝的に問題も起こりにくいメリットがあり、交配に対するリスクも少ないです。
しかし、いくらかは近い血が交わるため、アウトクロッシングなどと比べるとやはり遺伝的に問題は起こりやすいです。
インターブリーディング(変種間交配)
インターブリーディングとは変種間交配とも呼ばれており、サイズや毛の種類が違う犬同士を交配させる方法です。
しかし、犬種は同じもの同士を交配させるため、アウトクロッシングとはまた違ってきます。
犬種は同じであるため、交配に対するリスクは低いですが、体に異変は起こりやすいです。
例えばストレートの被毛の犬とくせっ毛のある犬の場合は程よいウェーブのかかった毛の質感になる場合もありますが、どちらかの毛の特徴が強く引き継がれる場合もあります。
ラインブリーディング(系統交配)
ラインブリーディングはインブリーディングの一種であり、同じ犬を祖先に持つ犬同士を交配させる方法です。
血が濃くなりすぎることを防ぐため、比較的リスクも少なく、良い血統を引き継ぐことも可能で、最も多く行われている交配の仕方でもあります。
例えば、祖先にチワワの犬種がいる同士の犬を交配させることで現在の犬種の特徴ととチワワの特徴を引き継ぐことが可能になります。
血が薄くなることを防ぐことも可能です。
犬のマウンティングについて
犬のマウンティングについて詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
マウンティング=交尾というイメージがついてしまっていますが、必ずしも交尾をしているわけではありません。
次に、犬のマウンティングについて紹介します。
マウンティングを行う理由
犬がマウンティングする理由にはさまざまなあり、交尾以外にもマウンティングを行います。
例えば人に対してマウンティングをする場合は、その人物を下に見ていたり、遊んでほしいと考えている可能性があります。
後者の理由であれば遊んであげることでマウンティングをしなくなりますが、前者の場合は主従関係が崩れているため、放置するということを聞かなくなります。
また、同性の犬に対してもマウンティングをすることもあり、人と同じように自分の方が立場が上だという表現です。
マウンティングをやめさせたい場合
マウンティングをやめさせたい場合上記で紹介した原因をまずは把握することが大切です。
飼い主を下に見ているのであれば甘やかすだけではなく、きつく叱ることも大切になります。
マウンティングされ続けることを放置してしまうと主従関係が崩れてしまいます。
そのため、遊んでほしい以外の理由でマウンティングしてくるのであればその都度やめさせるようにしましょう。
また、やめさせたあとにおやつなどを与えると効果的で短期間でマウンティングをしなくなります。
マウンティングのデメリット
マウンティングにはデメリットがあることを知っているでしょうか。
飼い主の中には生理現象であるため、放置してしまうこともありますが、上記でも紹介したように主従関係が乱れてしまい、躾ができなくなるだけではなく、吠える回数や噛む回数が多くなるデメリットもあります。
また、マウンティングは腰を振る行動であり、雄の場合は陰部を傷つけてしまう可能性もあります。
陰部はデリケートな部分であるため、傷つきやすく注意が必要です。
まとめ
犬のマウンティングは交尾というイメージが強く、そのほかのマウンティングをする理由を知らない場合が多いです。
マウンティングはオスだけではなくメスも行うため、おかしい行動ではありませんが、デメリットになることもあるため、頻繁にマウンティングをするのであればやめさせることも必要です。
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