【要注意!】犬のお腹がキュルキュル鳴るのはなぜ?病気の可能性と対処法

2022/02/16

目次

犬のお腹がキュルキュル鳴るのは何故?

愛犬の中がキュルキュル鳴っているのを聞いたことはありませんか?

そんな音を聞くと「お腹が痛いのかな?」と不安になってしまいますよね。

お腹が鳴る原因には確かに体調不良を示しているものもあるのですが、他にもさまざまな理由があります。

ここでは、犬のお腹がキュルキュル鳴る理由についてご紹介します。

理由①:お腹が痛い

人間のでもお腹の調子が悪いとキュルキュル鳴ることがあると思うのですが、それと一緒で犬のお腹が痛いとお腹が鳴ることがあります。

原因としては、胃の調子が悪かったり、異物を食べてしまったり、ご飯が合っていない、お腹にガスが溜まっているなど。

すい炎や寄生虫による感染症など何かしらの炎症や病気を発症している恐れもあるので、注意が必要です。

お腹が痛い場合、愛犬も何かアクションを起こすと思うのでしっかり様子をみてあげてくださいね。

理由②:生理現象

お腹が空いている時や食べ物を消化しようとしている時に胃や腸が動いて音が鳴ることがあります。

これも人間と同じですよね!

愛犬がいつもと同じ様子で、痛いとかしんどいなどの様子が見られない場合は、生理現象である可能性が高いので、心配する必要はないでしょう。

理由③:環境の変化

犬は環境の変化が苦手です。

普段と違う生活サイクルをしたりすると、お腹の調子が悪くなる子がおり、キュルキュルとなってうずくまったり、動かなくなることも。

食欲も出ないのか食べ物に関心を示さなくなっていることもあるので、そのような場合は便秘の可能性があるでしょう。

人間でも急な環境の変化で便秘になるのと同じように、犬もナイーブな生き物なので、環境に影響される子が多いようです。

お腹の調子が悪い状態は4日程度続くようであれば、一度受診することをおすすめします。

犬のお腹は病気以外でもキュルキュル鳴る

体調が悪くなくてもお腹がキュルキュルなっている場合は、他の理由も考えられるでしょう。

病気でなくても飼い主からすれば心配ですよね。

そこで病気以外にお腹がキュルキュル鳴る理由についてご紹介します。

フードが体に合っていない

愛犬がいつも食べているフードですが、それが合わないとお腹がキュルキュルなることがあります。

体質に合っていないフードを食べた場合、消化する時に胃に負担がかかったり、消化不良を起こすことがあり、このときに音が鳴るのです。

また、フードが異常発酵することでお腹にガスが溜まり、ガスを動かすために音が鳴る場合も。

そんな時は一度かかりつけの先生に相談し、愛犬に合ったフードに変えてあげるのがいいかもしれませんね。

ガスがお腹に溜まっている

犬は基本的に早食いです。

それに咀嚼していないことも多いですよね。

急いでご飯を食べることで食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまったり、ご飯が体内で異常発酵することで、ガスが溜まりお腹が鳴ってしまうのです。

便秘のときも腸内にガスが溜まりやすくなります。

ガスが溜まり過ぎるとおならやげっぷをする頻度が増えるので、そのような現象が頻繁に見られる場合は一度受診することをおすすめします。

お腹が空いている

空腹時には、胃や腸といった消化器官が収縮運動をして、食べ物を受け入れるための準備を始めます。

この時に、空気や消化しきれなかった食べ物が動くことで、音が鳴ると考えられます。

明らかにご飯をあげる感覚があいてしまう場合は、一回の量を調整するなどしてあげるのがいいでしょう。

あまりに空腹が続くと胃液を吐くこともあるので、ご飯の時間を再度見直してもいいかもしれませんね。

異物を誤飲した

犬は基本的に口で物を判断します。

そのため、食べる物かどうかを確認するために誤飲してしまうこともあるでしょう。

誤飲した場合、異物を排出しようとして腸の運動が起こることで、お腹が鳴ることがあります。

また、便秘や嘔吐が見られることもあるので、何か誤飲した物はないか確認し、しっかり様子を見てあげてください。

少しでも様子がおかしい場合は受診するようにしましょう。

運動不足で胃腸機能や食欲が低下している

現在は、さまざまな理由で室内犬が増えてきており、散歩の量も少なくなっている可能性があります。

日頃から運動不足気味な犬は、食欲不振や胃腸の機能が低下してしまうことがあるため、腸が正常に動かず、キュルキュル鳴ることがあるのです。

明らかに運動不足でお腹が鳴っている場合は、少し運動量を増やすなどの調整をしてあげましょう。

犬のお腹キュルキュル=膵炎なのか?

病気の中でも膵炎の場合、お腹がキュルキュル鳴ることがあります。

膵炎は膵臓に炎症が起こり、消化酵素が膵臓自体を溶かしてしまう病気で、最悪の場合、死に至る怖い病気です。

症状としては、激しい嘔吐や食欲不振、強い腹痛が特徴です。

犬は腹痛を感じると、前足を伸ばして頭を下げ、腰を持ち上げる「祈りのポーズ」をすることがあるので、この姿勢をとってしんどそうにしている場合は膵炎を疑いましょう。

犬のお腹キュルキュルに適した対策法は?

病気以外でお腹がキュルキュルなる場合は、少しの工夫で対策することができます。

ここでは犬のお腹がキュルキュルした場合の対策法についてご紹介します。

絶食を24時間させる

犬の軽い不調が原因でお腹が鳴っているのであれば、絶食をさせることで対策することができます。

絶食をさせることで体内の不要物を排出するための時間を確保することができるので、胃の負担を軽減させることができるでしょう。

また、トイレに行く回数も増える可能性が高いので、いつでもトイレできるような環境を整えてあげるのも大切でしょう。

フードを与える回数を増やす

前述しましたが、お腹が空いてキュルキュルなっている場合は、エサの回数を増やすことで改善できます。

ですが、エサの量を増やすと肥満の原因になってしまう場合があるので、普段を同じ量を複数回に分けて与えるようにし、できるだけ空腹の時間が少なくするよう工夫してあげてください。

それでもお腹が空いている場合は、低カロリーのフードに変更し、量を少しだけ増やすことで解消できるでしょう。

マッサージする

信頼する飼い主さんに触れられることで、愛犬はリラックスしたり、精神的な安らぎに繋がります。

お腹がキュルキュル鳴っている場合も正しいマッサージ方法をしてあげることで改善できるでしょう。

その場合、きちんと腸のある場所の確認や強さなどを理解していないと逆効果になることもあるので、体を触って声をかける程度に優しくマッサージしてあげてください。

腸内環境を改善する

胃腸を健康に保つことは、愛犬の長生きをサポートする秘訣の1つです。

人間でもそれは同じで腸内環境を改善することでとても体調がよくなるのと同じですよね。

そんな時は、乳酸菌のサプリメントなどを与えて、腸内の善玉菌を増やし動きを良くしてあげると、腸内環境が改善され、蠕動運動が活発なったり、ガスの発生が抑えられることがあります。

犬に与えても問題ない整腸剤としては「ビオフェルミン」と「エビオス」があるので、愛犬のお腹が気になる場合は試してきてください。

その場合、しっかり説明書を見て愛犬の体に合った容量を守るようにしましょう。

まとめ

今回は、犬にお腹がキュルキュル鳴る原因や対策法についてご紹介してきました。

犬のお腹がキュルキュルなる原因には病気もあればその他の問題もあります。

そのため、飼い主さんは何が原因でキュルキュル鳴っているのか把握してあげなければいけません。

キュルキュルが長期間続いて心配な場合は、かかりつけの先生に相談し支持を仰ぎましょう。

明らかに元気でキュルキュルなっている場合は、病気以外の理由が考えられるので、今回ご紹介した対策法を試してみてくださいね。

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