犬に唐辛子はNG!舐めた時の対処法や唐辛子スプレーについても解説

2020/11/30

目次

犬に唐辛子はNGの理由


犬にとって唐辛子はNGな食べ物です。
当たり前のようですが、なぜダメなのかを知らない人も多いはず。
まず最初に、唐辛子が犬にとって、なぜ危険な食べ物なのかを解説しましょう!

唐辛子の成分が危険

まず最初に、唐辛子の成分が危険というのが挙げられます。
唐辛子には「カプサイシン」という辛味成分が入っています。
これは人間にとっても摂取のしすぎは脅威で、カプサイシンを摂りすぎるとお腹を壊したり、気分が悪くなったりといった症状が現れます。

犬にとっても同様で、「カプサイシン」は犬の胃腸を刺激し、下痢や嘔吐などの症状を引き起こしてしまうのです。

炎症が起こるため

また、唐辛子などの刺激物を大量に食べてしまうと、呼吸器官や食道器官にも炎症が生じてしまうこともあります。
唐辛子は、犬にとって、直接的に内臓にダメージを与える非常に危険な食べ物です。
ワンちゃんのためにも必ず食べさせないようにしなければいけません。

どうして食べちゃうの?


人間であれば、ひとくち食べただけで「辛い!」となって吐き出しますが、ワンちゃんは吐き出すことはありません。
どうしてワンちゃんは唐辛子を思わず食べてしまうのでしょうか?

これには犬と人間との味覚の違いが関係しています。
実は、犬は人間よりも味覚が鈍く、唐辛子を食べても辛さをあまり感じません。
そのため、思わず最後まで食べてしまうのです。

犬が唐辛子を食べた時の対処法

ここからは、犬が誤って唐辛子を食べてしまった時の対処法を解説します。
しっかりと読んでおき、万が一の事態に、適切な行動ができるようにしておきましょう!

今後食べることがないようにする

まずは、大前提ですが犬食べてしまうような場所に、唐辛子を置かないようにしましょう。

唐辛子に含まれるカプサイシンは、人間には肥満防止や食欲増進などの作用があると言われていますが、犬にとっては食べるメリットはひとつもないのです。

必ず、ワンちゃんの手の届かないところに唐辛子は保存して下さい!
また、犬が盗み食いをしていた場合は、今後一切食べることがないように、尚更注意が必要です。

様子を覗う

仮にワンちゃんが唐辛子を食べてしまっていた場合、その量が少量であればとりあえずは、そのまま様子を見ましょう。
ほんの少しの唐辛子であれば、体調も崩す大丈夫な場合があります。

ですが、万が一食べてしまっていた場合などは、なんらかの症状が見られないかなどしっかりと注意をして観察してあげて下さいね!

水分補給をさせる

また、ワンちゃんが唐辛子を食べてしまった場合、脱水症状にも注意をする必要があります。
唐辛子を食べると、下痢の原因をしてしまい、それが原因で脱水症状になってしまうことがあるからです。
脱水状態を防ぐためにも、もしワンちゃんが唐辛子を食べてしまったら、こまめに少しずつ、水分補給をするようにして下さい。

犬のしつけに唐辛子スプレーは必要?


さて、もうひとつ気になるのが「犬のしつけ用唐辛子スプレー」です。
犬にとって唐辛子はNGなのですが、これは大丈夫なのでしょうか?そもそも効果や使用する必要はあるのでしょうか?

唐辛子スプレーの効果と必要性

しつけ用の唐辛子スプレーは、販売されているだけあって多少なりとも効果はあります。
ですが、このようなしつけ用品は唐辛子の臭いに効果を頼るものです。
日常的にそれを使うことで、犬がその臭いに慣れてしまったとしたら、しつけ用品としての効果はなくなります。

犬は唐辛子の匂いが嫌い

実際に、唐辛子の匂いは、犬からすると心身共に受けつけない刺激臭です。
それによりワンちゃんの体調が崩れてしまう可能性も考えると、唐辛子を使用したしつけ用スプレーは使う必要性はないと言えます。

たとえ少量の唐辛子スプレーでも、症状として、くしゃみが止まらない、鼻が痒いなどが出てしまうことも…。

まとめ

この記事では、犬に唐辛子がNGな理由と、唐辛子によって引き起こされる症状、しつけ用唐辛子スプレーについて解説しました。
唐辛子は犬にとっては、不必要なものです。
飼い主さんがしっかりと管理をして、ワンちゃんを守ってあげて下さいね!

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