犬がトイレで寝る4つの理由|トイレで寝させないための5つの対策とは

2022/01/27

目次

トイレで寝る・くつろぐ犬の4つの心理

「トイレとベット、それぞれ準備しているのに…。どうしてベットで寝てくれないの?」なんて頭を悩ましている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

不思議なことにそのような、謎の行動を取ってしまう犬はたくさんいます。

ですが、もちろんこれは犬なりの理由があってこそのもの。

まずは、犬がトイレで寝る・くつろぐ4つの心理を知り、そこからどのようにこれを止めればいいのか、対策法を学んでいきましょう!

快適な寝床と認識している

犬がトイレで寝る心理のひとつに「トイレを快適な寝床」と認識してしまっていることが挙げられます。

このような場合、ワンちゃんはそもそも「ベット=寝床」と認識していませんし、「寝るなら、ここ(ベット)よりもトイレが快適!」と感じています。

トイレを快適と感じている理由には、

・トイレトレーのサイズ感や素材を心地よく感じている
・トイレシーツを気に入っている
・自分の匂いがして落ち着く

などの理由があります。

ベットが落ち着かない

「トイレを快適な寝床と認識している」と似ている理由に「ベットが落ち着かない」という理由があります。

例えば、配置されているベットの位置周辺が悪く、私たちの生活音でうるさかったりするとワンちゃんも落ち着いて寝れず、ベット=落ち着かない場所と認識されてしまいます。

その他にもベットそのものに問題があり、

・ベットが狭い
・ベットが広すぎる
・材質が嫌い

などと犬が感じているとベットでは寝てくれません。

また、子犬の場合は飼い主さんの目が常時届くところを好みます
飼い主さんから離れたところにベットを設置している場合、トイレで寝てしまう子犬の心理としては「ひとりでベットで寝ることへの不安感」があるのかもしれません。

季節による問題

季節によるある問題でも、犬はトイレで寝ることを好むようになります。

それが「気温」です。

人間も、寒かったり、暑かったりと気温による不快を感じる場所では寝たくないですよね?

犬も同様に、ベットに気温による不快感を抱いたときには、そこで寝たくないという思いからトイレで寝るという選択をする場合があります。

例えば、トイレシーツが夏にはヒンヤリして気持ちいい、冬にはポカポカして気持ちいいといった理由から寝床にトイレを洗濯する場合があります。

他にも、家のエアコンの位置的に、トイレがある場所が一番ワンちゃんにとって快適な温度になっていることなども考えられます。

飼い主さんの気を引きたい

飼い主さんの気を引きたいという心理から、寝床にトイレを選択する犬もいます。

トイレで犬が寝ているとき、それを注意したことはありませんか?

他にも、いつもトイレトレーやトイレシーツで犬が遊んでいるから、注意しているといったこともあるのであれば、飼い主さんのこの行動が要注意です。

残念なことに、ワンちゃんはあなたに注意されていると正しく理解しておらず、かまってもらえていると感じている可能性が高いです。

このような場合、「トイレで何かする=飼い主さんの気を引ける」と勘違いしてしまい、トイレで寝るようになってしまう場合があります。

犬がトイレで寝るのを防ぐために、まずは習性を知ろう!

さて、犬がトイレで寝てしまう心理には様々なことがあることはお分かり頂けたでしょうか?

ここからは、それを防ぐためにどうしたらいいのか?を紹介します。

まずは、犬がトイレで寝る・くつろぐのを防ぐために、犬の「習性」を正しく知っておきましょう。

犬は安心感のあるところで寝る

「トイレで寝る・くつろぐ犬の4つの心理」でも紹介しましたが、犬は「安心感」のあるところで寝ます。

例えば、子犬であれば飼い主の目が届く範囲で寝たがるなどです。

犬の習性的には成犬も同様で、出来るだけ安心感の持てる場所を探し、そこで寝るようにします。

そのため、成犬でも飼い主が出来るだけ見える場所で寝たがったり、モノで周りが囲まれている場所で寝たがる子もいます。

また、トイレは排出物をする場所であり、自分のおしっこの匂い=安心できるということからトイレで寝る場合も。

まずは「犬は安心感のあるところで寝る」という習性があることを知っておきましょう!

犬は快適な場所で寝る

人間同様に、犬も快適な場所を探して、そこで寝るという習性があります。

犬は、寝床の材質であったり、場所の気温、周りの音がうるさくないかなどをチェックし寝るのに快適な場所かそうでないかを判断します。

他にも寝床がもので溢れて汚れていたりすると、よりキレイで快適な場所を探し、結果的にはトイレで寝たりします。

また、寝床を汚いと判断してしまう理由のひとつに「食事スペースが寝床と近い」という理由が挙げられます。

犬によっては食事スペースはキレイな場所と認識しないことがあります。

そのため、食事スペースと寝床が近いとトイレの方をよりキレイに感じ、そのままトイレで寝てしまうということも。

このように「犬はより快適な場所を探して寝る」という習性があります。

犬がトイレで寝るときに具体的な対策方法5つ

ここからは、先ほど紹介した「犬の習性」を踏まえた上で、実際にどのようにすれば、あなたのお家の犬がトイレではなくベットで寝てくれるようになるのか、トイレで寝させない5つの対策方法を解説します。

愛犬がいつもトイレで寝ていて困っているという飼い主さんは、是非試してみて下さいね!

トイレとベットの位置を変える

最初の対策方法は、トイレとベットの位置を変えるです。

こうする理由は複数ありますが、例えば周辺環境的に、今のベットがある場所よりもトイレが配置されている場所の方が「家族の目が届き安心する」や「エアコンの風がちょうどいい」などが考えられるからです。

手間もかからないので、対策方法としてまずはこれを試してみましょう!

ベットを変える

次に紹介するのはベットを変えるです。

犬がベットで寝てくれないのは、単純に今のベットの素材や大きさ、形が気に入ってないのかもしれません。

そのような場合は、新しいベットを用意することで「トイレよりもこっちの方が快適!」と感じてトイレで寝ることをやめてくれる可能性があります。

飼い主にとっては、少し費用もかかるため苦渋の決断となりますが、どうしてもワンちゃんをベットで寝させたいとなると仕方のないこととも言えます。

臭い消しスプレーを使う

消臭スプレーを使うという対策方法もあります。

犬は、自分のおしっこの匂い=安心できる場所と判断します。

そのような場合は、消臭スプレーを使うことで「トイレは安心できる場所ではない」と理解させ、ベットで寝ることに誘導させることができます。

また、安心できる匂いのひとつに「飼い主の匂い」もあります。

ですので、トイレには消臭スプレーをし、ベットには飼い主の匂いがついた洋服などを置いておくとより効果的にベットで寝させることができるでしょう。

季節にあった道具を使う

季節による気温などが原因でワンちゃんがトイレで寝ている可能性がある場合、そのシーズンにあった犬用グッズをベットに置くことが対策となります。

例えば、夏にはヒンヤリマット、冬には犬用湯たんぽをベットに置くことで、トイレよりもベットの方が快適と考えてくれます。

もし特定の季節でトイレで寝てしまうという場合があるときには、是非試してみましょう!

何もしない

最後に紹介するのは「何もしない」です。

犬の中には、成長するにつれトイレで寝るのをやめる子も多く存在します

特に、今飼っているワンちゃんがまだ幼いのであれば、ひとまず何もせずに見守るのも良いでしょう。

長期戦にはなりますが、ワンちゃんに下手に不安や不信感などを与えたくないという場合には、何もしないという方法もあります。

トイレで寝ると犬が病気になる可能性も…

最後に、トイレで犬が寝ることの危険性を紹介しておきます。

トイレは基本的に排出物をする場所。

排出物には、もちろん多くの細菌やウイルスなどが含まれていることも考えられます。

そのため、ワンちゃんがトイレで寝ることを繰り返しているうちに、病気にかかってしまう可能性も…。

どうしても犬がトイレで寝てしまうという場合には、ワンちゃんが排出をした後には可能な限り早くトイレをキレイにし、いつも清潔な状態にしておいてあげることを忘れないで下さいね!

まとめ

この記事では、犬がトイレで寝る・くつろいでしまう4つの心理と、その対策法5つを解説しました。

犬がトイレで寝る理由は様々であり、それにより対策方法も変わってきます

ぜひ、この記事を参考にトイレではなく、ベットで寝るという正しい寝方を愛犬に教えてあげてくださいね!

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