【犬の健康にいい&あげてはダメな野菜大全】栄養や与える時の注意点も!

2020/11/25

目次

犬に必要な栄養とは?

そもそも、犬にとって必要な栄養とはなんなのでしょうか?
実は、これは人間と同様の「5大栄養素」と言われています。

5大栄養素とは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルのこと。

もちろん、犬と人間では生物として異なるため、それぞれ摂取すべき栄養とその量は異なります。
ですが、基本的には人間と同じようにバランス良く栄養を摂取していくことがポイントで、今日紹介する野菜からはビタミンやミネラルを摂取することができます。

犬の健康にいい野菜一覧

では、ここからは実際に「犬の健康にいい野菜」を見ていきましょう!
それぞれの野菜で、なぜ健康にいいのか?や食べさせるときのワンポイントも紹介していきます!

にんじん

人参
まずは「にんじん」です。
基本的に、にんじんには犬にとって有害な成分は入っておらず、おやつにも最適。
中でも「βカロテン」を豊富に含んでおり、これは体内でビタミンAに変換されます。

にんじんには、皮膚の健康状態を良くする働きや、老化を抑制する働きがあるのもポイント。
その上、ヘルシーな野菜なので、シニア犬やダイエット中のワンちゃんにもおすすめです。

生で食べさせると固いので、与える時は「茹でる」「細かくカットする」を忘れずに行いましょう!
すりおろして与えるのも◎

かぼちゃ

かぼちゃ
次に紹介する野菜は「かぼちゃ」。
かぼちゃにも、カロテンやカリウム、ミネラルやビタミンなど、様々な栄養素が含まれています。

カリウムは、代謝や血圧の調整を行ってくれ、ビタミンは愛犬の体を強く、病気になりにくい体に!
また、食物繊維も豊富であるため便秘気味のワンちゃんには特におすすめの野菜でもあります。

ですが、食べさせるさせるときにはいくつか注意点もあり!

まずは、「食べさせすぎないこと」です。
かぼちゃは高カロリーな食べ物なので、毎日は与えずに「たまに数切れだけ」を守りましょう!

また「種や皮に注意」もしなくてはなりません。
種は、ワンちゃんの紹介に悪いので、必ず全て取った上で食べさせるようにしてください!
また、皮は最悪食べても問題ありませんが、これも消化に悪いので食べさせるとしてもすり潰してからにして下さいね!

トマト

トマト
次に紹介する野菜は、ワンちゃんの中でも大好物にしている子が多い「トマト」。
トマトには、ビタミンやカロテン、リコピンが多く含まれています。
リコピンには抗酸化作用があり、代謝を良くして老化防止をしてくれるという嬉しいポイントも!

トマトも与えるときにはいくつかの注意点があります。
まずは、「完熟トマトの実の部分だけ」を食べさせること。
トマトには、トマチンという危険な物質が入っており、これが完熟していないトマトやトマトの葉や茎に含まれています。
トマチンには殺虫剤のような効果があり危険なので、必ず間違えて与えてしまわないようにしてください!

次に注意したいのは「アレルギー」です。
ワンちゃんの中にはトマトでアレルギー反応を出してしまう子もいます。
初めて食べさせるときには、少量かつ、もしもの時にすぐ病院に行けるときに食べさせましょう!

キャベツ

キャベツ
「キャベツ」も犬の健康にいい野菜のひとつです。
キャベツは特にビタミンが豊富に含まれていて、その代表的なものがビタミンC・K・Uです。
ビタミンCには疲労回復やがん予防、ビタミンKには骨の形成、ビタミンUには胃腸の粘膜強化のサポートをしてくれる役割があります。

キャベツは生でも食べれますが、生で与える時には「柔らかい部分を少しだけ」与えるようにしましょう!
キャベツの硬い葉の部分は消化に悪いので、もしあげる時は「茹でて」与えるのが◎
また、キャベツの芯には、硝酸イオンという中毒物質が微量ながら含まれており、さらに食べる時に喉につまらせてしまう可能性もあるので、生でも茹でても与えない方が良いです。

さつまいも

さつまいも
最後に紹介するのは「さつまいも」。
皆さんご存知のとおり、さつまいもは甘く、ワンちゃんもそんな甘いさつまいもが大好き!
さつまいもには、食物繊維やビタミン、炭水化物などが入っています。
食物繊維は、ワンチャンのお通じを良くしてくれ、炭水化物は日々の生活のエネルギーに!

ですが、さつまいもは生で食べると消化に悪い野菜でもあります。
さつまいもを与える時には、しっかり加熱をして、肥満にならないように少量ずつ食べさせて上げましょう。

犬にあげてはいけない野菜一覧

ここまでは、犬に食べさせても大丈夫、「むしろ食べさせたい野菜」を紹介しました。
その一方で、飼い主であれば絶対気をつけなければいけないNGな野菜も存在します。
ここからは、そんなNG野菜を見ていきましょう!

ネギ

ネギ
「ネギ」は、その名の通りネギ属に分類されます。
犬にとって最も危険な野菜の代表格なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
ワンちゃんがネギ属のものを食べてしまうと、赤血球に異変が起こり、貧血状態などが起こしてしまいます。
最悪の場合、死に至ることも…。

ネギを含むネギ属の野菜は絶対食べさせないようにしましょう!

玉ねぎ

「玉ねぎ」も、ネギ属に分類されます。
そのため、絶対に犬に食べさせてはいけない野菜のひとつです。
ネギ同様に、食べてしまうと赤血球に異変が起こり、大変な事態を招いてしまいます。

ニラ

実は「ニラ」もネギ属に分類されます。
名前に”ねぎ”が入っていないため、覚えにくいですが、必ず覚えておいて下さいね!
少量でも危険で、「ネギ中毒」に陥り、嘔吐や貧血を引き起こしてしまいます。

ニラのように分かりにくい野菜もあるので、基本的に愛犬に野菜を食べさせる時は、その野菜は食べさせても大丈夫なのか?を一度調べて与えることをおすすめします!

犬に野菜を与える時の注意点

最後に、犬に野菜を与える時の注意点をまとめておきましょう。
これは全ての野菜に共通して言えることなので、ワンちゃんを愛してやまない飼い主さんは必見ですよ!

注意点①種や茎は取る

かぼちゃと種
犬に与えても大丈夫な野菜と言えども、「種や茎」には注意が必要です。
野菜の種や茎、また、皮や芯は基本的に犬の消化には悪いことがほとんど!これは覚えておきましょう。

また、喉や食道で詰まる可能性が高い部分でもあり、万が一、喉に詰まらせてしまうと手術が必要になるケースもあります。
ワンちゃんに野菜を与える時には、基本的に「野菜の種や茎、皮や芯」は与えないようにしましょう。

注意点②与える量

また、野菜を与える量も注意したいポイントです。
健康に良い野菜やその栄養素と言えども、食べ過ぎはむしろ体の毒になってしまうことも…。

また、人間同様に犬も野菜を大量に摂取してしまうと、消化器官に大きな負担がかかってしまいます。
ワンちゃんに野菜をあげるにしても1日の食事量の10%程度に収めましょう!

まとめ

この記事では、ワンちゃんの「健康に良い野菜」をテーマに犬の食べ物について解説しました。
犬にいい野菜でも、与え方には工夫や注意点が必要だったりということが分かったかと思います。
ぜひ、飼い主であるあなたがワンちゃんの食生活をしっかり考えて、管理してあげて下さいね!

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