犬が亡くなったらどうすればいい?火葬までの流れや喪中について

2020/09/06

目次

犬が死んだらどうなる?火葬までの流れ

愛犬が亡くなってしまった際にどのような手続きをすれば火葬することができるのか知らない人も多くいるのではないでしょうか。

ペットといっても大切な家族であるため、人と同じように火葬してあげることが最近増えてきています。

そのため、愛犬が亡くなった際には火葬をすることをおすすめします。

火葬をすることで愛犬とお別れすることができ、気持ちを切り替えることもできます。

ここでは、愛犬が亡くなってしまった際の火葬までの流れを紹介します。

愛犬が亡くなってしまった際のことを考えていない人は参考にしてください。

流れ①遺体を清める

愛犬が亡くなったらすぐに火葬するのではなく、遺体を清めるようにしましょう。

濡れたタオルやガーゼなどで綺麗に拭いてあげることで遺体を清めることができ、腐敗してしまう速度を遅くすることもできます。

あくまでも清めるだけでよいため、洗剤などを使って綺麗にする必要はありません。

犬が亡くなってしまい、死後硬直が溶けてしまうと体液が鼻や口、肛門から出されるため、すべての体液が出てから清めることをおすすめします。

また、鼻や口、肛門などに詰め物をすることで体液が排出することを防ぐことができます

清める際に注意しなければならないポイントが最後にしっかり水気を取ることです。

水気が残ってしまうと腐敗するスピードが速くなってしまうため、最後に乾いたタオルでしっかり拭いてあげましょう。

流れ②安置

清めることがすんだら火葬日が来るまで安置しておく必要があります。

そのまま安置してしまうと腐敗が進んでしまうため衛生上好ましくなく、正しい安置方法を行うようにしましょう。

まずは愛犬を入れることができる段ボールを用意して下に新聞紙やタオルなどを敷きます。

次に、遺体を入れて、ドライアイスや保冷材なども入れてできるだけ腐敗するスピードを遅らせます。

直接遺体にドライアイスや保冷剤を触れさせてしまうと遺体が濡れてしまうため、タオルなどで包むようにしましょう。

また、腐敗は腸から始まるため、お腹を重点的に冷やすことがおすすめです。

日の当たる場所ではどうしても温まってしまうため、通気性の良い日が当たらない場所で安置させましょう。

流れ③連絡

安置することができればペットを火葬してくれる葬儀屋を見つけて連絡を入れるようにしましょう。

ここで葬儀の内容や日程を決めるようになりますが、事前に利用する葬儀屋を決めておくことで手続きがスムーズに決まり、火葬までを早めることができます。

最近ではペットを火葬する習慣がなじみつつあるため、さまざまな地域でペット専門の葬儀社が営業しており、ネットで調べれば身近な葬儀屋を見つけだすことができます。

ペットの死に何回も経験しているのであれば一番最初に連絡を入れても問題ありません。

流れ④火葬の準備

葬儀屋に連絡を入れて葬儀の日程などがすべて完了したのであれば火葬日まで遺体は安置するだけです。

当日火葬できる場合もありますが、葬儀屋のスケジュールによっては数日後になってしまうこともあります。

愛犬との最後の時間であるため、さまざまな思い出を思い出しながら時間をつぶすことも大切ですが、火葬の準備もしなければなりません。

しかし、正しい安置ができているのであれば愛犬と一緒に火葬する物を選ぶ程度です。

基本的に金属やプラスチックなどは火葬できないため、注意しましょう。

愛犬が大好きだったオヤツやおもちゃを入れることが多いです。

犬が死んだら役所で死亡届を出す必要がある

犬が死んだ場合が役所に死亡届を提出する必要があることを知っているでしょうか。

犬を飼った経験がない人はほとんど知ることがなく、飼い始めたときに教えられていても忘れてしまっていることが多いです。

死亡届は犬が死んだ場合だけ必要とされる書類であり、猫や小動物が死んでも死亡届を提出する必要はありません。

犬だけが死亡届の提出が必要な理由は狂犬病が大きく関わっています。

狂犬病は人が発症するとほぼ確実に死亡してしまうほど恐ろしい病気であり、ペットとして犬を飼うのであれば定期的に予防接種が必要とされます。

犬が死亡したにも関わらず、死亡届を提出していないといつまでも予防接種の通知が着てしまうため、死亡してから30日以内に死亡届を提出するようにしましょう。

犬が死んだら喪中を適用する?

親族など身近な人が亡くなってしまった際には喪中が適用され、1年間程度お祝い事を辞することができ、喪中はがきなどでさまざまな人に知らせます。

飼い主の中には犬も家族として認識している人も多く、犬が亡くなった際にも喪中が適用されるのか判断できない場合が多いです。

次に、犬が亡くなった際の喪中について説明します。

喪中は飼い主の判断次第

親族が亡くなった際に喪中が適用されることは一般常識ですが、犬が亡くなった際の喪中に関しては習慣がない場合も多く、適応されないと考える人もいます。

しかし、飼い主からすれば家族であるため、喪中が適用されることが当然という考えもあり、賛否両論に分かれていることが現状です。

次に、喪中は飼い主の判断次第である理由を紹介します。

喪中は飼い主の判断次第

現在の日本では犬が亡くなって喪中を適応することに対しての周りの人の意見は賛否両論に分けられています。

その理由は、犬が家族として扱うことが当然と考える人もいればあくまでもペットと考えている人や物として認識している人もいるからです。

そのため、飼い主が喪に服したいのであれば喪中を適用して、周りの人の目が気になるのであれば心の中だけで喪に服すようにしましょう。

最近では愛犬が家族という認識を持っている人も増えてきていますが、ペット先進国でもあるアメリカでは愛犬が亡くなることで会社を休めれることがあるため、まだまだ日本とアメリカのペットへの認識は異なっています。

仕事を休むことはできる?

上記ではアメリカは愛犬が亡くなってしまうと会社を休めれる制度があることを紹介しましたが、現在の日本ではそのような制度を採用している企業は残念ながらごく一部の企業となっています。

そのため、愛犬が亡くなってしまっても翌日には会社に出向く必要があったり、愛犬が危篤状態であっても早退などすることもできない場合が多いです。

そのため、愛犬が亡くなったことで気持ちが沈んでしまっていても会社に出向く必要があり、休みたいのであれば有休を取得して休む必要があります。

有給取得の際に理由を聞かれることが多いですが、企業によっては正直に答えることで白い目で見られてしまうこともあります。

まとめ

愛犬が亡くなってしまうと悲しい気持ちに押しつぶされてしまいますが、火葬までの処置をすることも飼い主にとって義務であるため、できるだけ早めに葬儀屋に連絡するまでやることを済ませておきましょう。

また、日本ではあまり浸透していませんが、犬が亡くなっても喪に服す場合があり、喪中はがきなどで知らせる場合もあります。

愛犬が亡くなってから火葬が完了するまでが愛犬にできる最後のお世話であるため、しっかりこなしましょう。

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