老犬の介護で疲れてしまったら?無理せず負担を減らす方法

2021/12/19

目次

老犬の介護で疲れた時はどうすればいい?

人が高齢になれば介護が必要になる可能性が高くなるように、犬も高齢になると介護が必要になります。

そのため、飼い主にかかる負担もかかってしまい、介護疲れになってしまうことも少なくありません。

次に、老犬の介護で疲れてしまった場合にはどうすればよいのかを紹介するので参考にしてください。

1人で抱えないで誰かに話してみる

悩み事があるのであれば一人で悩まずに知り合いに相談してみるようにしましょう

老犬の介護疲れに対する悩みに関わらず、さまざまな悩み事に言えることであり、一人で考えても悩みが解消されない場合が多いです。

多くの人に聞いてもらうことで自分では思い浮かばないような解決案を提案してくれることもあるので相談できるような人に悩みを打ち明けるようにしましょう。

可能であれば犬を飼っている人や同じく老犬を飼っている人がいるのであれば相談役として理想的です。

たとえ相談して解決案が出なくても言葉にして話すだけでも気持ちが楽になります。

プロに頼むことも検討する

老犬の介護をするプロに頼むことも検討しましょう。

毎日老犬の介護をしていればどうしても疲れが出てきます。

そのため、1週間に数日間だけプロのスタッフに頼んで介護から解放されてみてはいかがでしょうか。

数日間介護から離れるだけでも介護疲れを解消することができたり、再び介護をする意欲も芽生えてきます。

また、さまざまな事情から長期的に介護をすることができない場合にもプロに頼むことをおすすめします。

もちろん費用は必要となってしまいますが、介護疲れから介護の質が低下し、老犬の健康を損ねてしまうよりもマシではないでしょうか。

●老犬ホームに介護をお願いする●

老犬の介護をするプロに頼むことも検討しましょう。

どうしても老犬の介護をすることができないのであれば老犬ホームなどの施設に預けてスタッフに任せることも一つの方法です。

介護をうまくすることができない飼い主が世話をするよりも、知識と技術を持ったスタッフと充実した環境で介護を受けるのでは後者のほうが老犬にとって良い場合もあります。

もちろん、それぞれが離れて暮らすようになるため、寂しい思いや悲しい思いをしてしまいますが、最後まで快適に愛犬に過ごしてほしいと考えているのであれば苦渋の選択をする必要も出てきます。

また、一時的に老犬の介護ができない場合にも老犬ホームに頼ることは決して悪いことではありません。

ちなみに老犬ホームはペットホテルとは違うので長期間預かってくれます

●老犬の介護に慣れたペットシッターに頼る●

老犬専門のペットシッターや老犬介護に慣れた人に来てもらい世話をしてもらうという方法もあります。

誰でも利用できる方法ではありませんが、安心して愛犬を見てもらうことができます。

ペットのお世話ができる人だけでは老犬の介護ができるわけではないので注意が必要です。

元気な犬の世話と老犬の世話では全く違います。

なので必ず老犬の介護をした経験がある人ではないと頼りなさが不安要素になりやすいです。

一時的でも老犬のお世話をしてくれるだけでも負担が軽減されます。

同じ境遇の人を探してみる

老犬の介護に慣れていないと疲れてしまうことが多く、悩みの種にもなりやすいです。

しかし、上記でも紹介したように一人で悩むことは良い方向に進まない場合が多いので誰かに話すように心がけましょう。

もし、近くに老犬の介護に疲れている人がいるのであれば積極的に話をしましょう。

自身の話を聞いてもらうことで肯定してくれることが多いので悩みを打ち明けやすくなり、

相手の話を聞けば同調できる部分も多くあるので自分だけが老犬の介護に疲れているのではないと思うことができ、心が軽くなります。

●ブログやSNSをチェックする●

最近ではブログやSNSでさまざまな情報が公開されており、そこで老犬の介護の工夫やためになる情報を入手することができます。

近くに老犬を飼っている人や相談できる人がいないとどうしてもどのような方法で介護すればよいのかわからない場合が多いです。

そのような人ほどさまざまなところから情報を入手することをおすすめします。

知らないことを知ることができれば介護の負担を少しでも軽くすることも可能になり、介護疲れになりにくくすることもできます。

老犬の介護で疲れたと感じる原因

老犬の介護をしているとどうしても疲れを感じてしまいます。

歳をとっても愛犬には変わりないため、戸惑ってしまう飼い主も多いのではないでしょうか。

次に、老犬の介護で疲れてしまう原因をいくつか紹介します。

夜鳴きの寝不足とご近所トラブル

老犬になると夜鳴きをしてしまう可能性があり、飼い主自身が寝不足になってしまうことがあります

寝不足になるとどうしても疲れを十分にとることができないので次第に疲れが蓄積されてしまい、疲れが出てしまいます。

そのほかにも夜鳴きをされてしまうと近所から苦情が入ることもあります。

特に住宅街に住んでいるのであれば近隣住民とトラブルになる可能性が高まります。

最悪ノイローゼになってしまったり、うつ病を発症してしまうこともあり、老犬の介護どころではなくなってしまいます。

金銭面の出費が負担になる

老犬の介護をするとなるとどうしても金銭面の出費が多くなってしまい経済的に負担となります

精神的負担と伴い金銭的な負担になることが介護疲れで飼い主を苦しませてしまう原因といえるでしょう。

老犬になると以前よりも病院に通う頻度が多くなり、必然的に治療費や薬代がかさんでしまいます。

そのほかにも介護施設に預けたり、ペットシッターに頼るのであればより多くのお金が必要となります。

経済的負担が強くなると飼い主の生活を圧迫してしまい、余計に苦しくなってしまいます。

いつまで続くのか先が見えない不安

さまざまな原因で疲れを感じていても終わりがあれば精神的に楽になりやすく、頑張る意欲も芽生えやすいです。

しかし、介護の場合はいつまで続くかわからないので精神的苦痛が強く、先が見えないことに不安に感じることも少なくありません。

ゴールが見えないことで飼い主は心身ともにつらく感じやすいです。

経済的に余裕があるのであれば施設に預けるなどして介護を終わらせることもできますが、すべての人が利用できる方法ではないので実際老犬の介護疲れになっている人のほうが多いです。

老犬の介護のつらさを軽減させる方法

老犬の介護をすることは決して楽ではなく、甘い考えで行うと痛い目にあいます。

介護はつらく感じてしまうことですが、場合によっては逃げることができないので、いかにつらさを軽減できるかが重要になってきます。

介護のつらさを軽減することができれば心身ともに負担をかけることを防ぎます。

専門家に相談することを考える

老犬の介護で疲れてしまうのは正しい介護への知識や技術が身についていないからです。

普通の飼い主であれば介護のやり方などを知らなくて当然ですが、動物病院の先生や老犬介護士であればその道のプロでもあるので飼い主が知らないような介護の仕方を知っている場合が多いです。

介護のコツを知ることだけでも介護のつらさを軽減することが期待できます。

そのため、老犬の介護で疲れてしまうのであれば一度専門家の人に相談してどのように介護すればつらさが軽減できるのかを聞くようにしましょう。

介護グッズを使用する

介護グッズを使用することでも介護のつらさを軽減することができます。

最近では犬の寿命も延びているので介護グッズが多く販売されています。

介護グッズで有名なのは犬用のおむつであり、老犬になることで以前のように決められた場所に排泄することができなくなった老犬におすすめです。

室内外でさまざまな場所で排泄されてしまうと後始末をすることに多くの労力を消費してしまい、ストレスもたまりやすいです。

しかし、おむつをしていれば室内が汚れてしまうこともなく、おむつを交換するだけで排泄の処理をすることも可能になるので非常に介護の手助けとなります。

完璧主義にならない

老犬の介護をする際には完璧主義にならないようにしましょう。

一生懸命に介護をしてしまうと飼い主の体や心の負担が強くなりすぎてしまい、最悪介護を放置してしまうこともあり得ます。

そのような状況になることは老犬だけではなく、飼い主にとってもよいことではありません。

例えば愛犬であるため、施設などに預けると寂しい思いをさせてしまうと感じてしまう飼い主も多いですが、介護で疲れていると実感しているのであれば一時的に施設に預けることも検討しましょう。

まとめ

愛犬も人と同じように歳をとり、人よりも寿命が短いので先に介護が必要になる場合が多いです。

飼い主であれば最後まで愛犬の世話をする義務があるので必然的に犬を飼うのであれば介護をする覚悟を決めておく必要があります。

初めて老犬の介護をする場合はどうしても疲れを感じてしまうので、いかに介護を楽に済ませるかを考えたり、人に相談するなど工夫をしましょう。

この記事を読んだ人におすすめの記事