【疾患別】愛犬が療法食を食べない?4つの対処法を徹底解説

2020/04/29

目次

そもそも療法食とは?


よく飼い主同士の話に出てくる「療法食」というフード。何となく聞いているけれど、療法食とはどのようなものなのでしょうか。

療法食とは、「特定の病気や体質などの健康状態に対応するために、特別に配合されたフード」のことを指します。

一般的に与える総合栄養食とは内容が異なるため、療法食を与えるときは獣医師の指示の下で行うことが必要です。また、犬の好みなどもあり、スムーズに切り替えることが難しいこともあります。療法食の種類や切り替え方など、様々な療法食についてご紹介します。

<一般的>食事療法の4種類


食事療法が必要になった場合の療法食には、4種類の与え方があります。それぞれのメリット、デメリットを参考に、良い方法を選択しましょう。

①動物病院でのみ購入できる療法食

最先端の獣医栄養学が適用されており、臨床結果のデータなどがメーカーから提供されているフードです。

【メリット】
・獣医師が内容を理解した上で薦めるため、信頼できる
・ドライフード、ウエットフード、レトルトパウチなど種類が選べる

【デメリット】
・一般的なフードよりも匂いなどが弱く、好まない犬も多い
・合成酸化防止剤が使用されていることもある

②店舗やインターネットで購入できる療法食

動物病院だけでなく、店頭やインターネットで購入できる療法食も数多くあります。

【メリット】
・獣医栄養学に基づいて作られている
・原材料にこだわって作られているものが多い
・嗜好性も高く作られており、動物病院の療法食よりも切り替えやすい

【デメリット】
・動物病院での療法食に比べ、臨床データなどが少ないため、獣医師から十分なアドバイスなどを受けることが難しい

③状態によって成分を調整した一般フード

療養中などのケアを目的に作られたフードです。店舗やインターネットで購入できます。

【メリット】
・自然な素材が使われたフードが多いため、療法食と併用して栄養をサポートすることができる

【デメリット】
・栄養の調整がある一部に特化しているため、目的としてる効果が得られにくい部分がある

④手作り食

獣医師の指示を受けながら、家庭で作る療法食です。

【メリット】
・愛犬の好みに合わせた材料を使うことができるので、切り替えやすい
・ヒューマングレードの食材を使用できるため、安全、安心

【デメリット】
・必要栄養素を網羅することが難しい
・時間と労力が必要
・フードを与えるよりもコストがかかる

<疾患別>療法食の種類

POINT

一口に「療法食」と言っても、犬の抱える悩みは様々。体の状態によって、療法食は異なります。療法食には、以下のような種類があります。

・消化器疾患サポート
・腎臓・肝臓サポート
・心臓サポート
・アレルギーサポート
・尿路結石症サポート

①「消化器疾患」の治療に用いる療法食

消化器疾患の場合、以下のようなところに特化して配合された療法食が基本です。

・消化率向上(低脂肪など)
・食物アレルギーを考慮した材料の選出
・食物繊維の適正な配合

ただし、消化器疾患の症状は多岐にわたり、個体差があります。愛犬の状態によってどのような療法食が良いかを的確に判断する必要がありますので、療法食に切り替える際は注意が必要となります。

②「腎臓、肝臓疾患」の治療に用いる療法食

腎臓の働きとして、血液中の老廃物を排出するという機能があります。

腎疾患を患った場合、腎臓への負担を減らすため、血液中の老廃物を増やさないようにすることが大切です。

そのため、腎臓の療法食は、リンやたんぱく質などを制限する配慮がなされています。一方、肝臓の療法食としても、たんぱく質を制限する配合を中心とします。たんぱく質から産生される毒素(アンモニア)を増やさないようにするためです。

③「心臓疾患」の治療に用いる療法食

心臓疾患のある犬のための療法食は、人間が塩分の制限をするのと同様に、ナトリウムの制限を主としたものや、血液循環を司る機能をサポートし、心臓への負担を軽くすることに配慮した療法食が中心となります。

ただし、心臓疾患は愛犬の状態によって緻密な調整が必要です。飼い主の判断ではなく、獣医師に相談の上で療法食を選択しましょう。必要以上にナトリウムの制限をしてしまうことは危険です。

④「アレルギー」の治療に用いる療法食

食物アレルギーの療法食は、たんぱく質に配慮がされています。犬の体がアレルゲンと認識しないレベルまで加水分解されているものや、犬が食べたことのないたんぱく質を使用するなどの工夫がなされています。

食物アレルギーの療法食を与える場合は、獣医師との連携が必要不可欠です。指示があるまで療法食以外のものを与えないように十分注意しましょう。

⑤「尿路結石症」の治療に用いる療法食

ストルバイト結石症や、シュウ酸カルシウム結石症などの、尿路結石症の療法食では、結石の原因となるマグネシウムやカルシウム、ナトリウムなどのミネラル成分が調整されたものが中心となります。これらミネラル成分はどの食材にも含まれており、その含有量も食材によって大きく異なるため、こちらの療法食を与えている際には、他の食べ物を与えないように注意しましょう。

食事療法を行う場合の注意点と対処法

POINT

愛犬の調子が悪い、どうにかしなければと考えて食事療法を考えた時には、以下のことに注意しましょう。

・自己判断で療法食を与えない
店舗やインターネットで簡単に療法食は入手できますが、療法食の中には、短期間で治療効果を得ることを目的としたものもあります。そのような療法食では、極端な栄養調整が施されている場合があり、愛犬に必要な栄養素を与えられない結果、別の問題が発生する恐れがあります。療法食を与える際は、獣医師の指示を必ず仰ぎましょう。

・療法食を与えている間は、他の食べ物を与えない
療法食は、栄養成分で体調を管理するフードです。不要な成分を制限することを基本としています。その効果を最大限に得るためには、他の食べ物を与えないことが大切です。他の食べ物の中には制限したい成分が多量に含まれていることがあります。

・自己判断で療法食を中止、変更したり、与え方を変えたりしない
療法食は、獣医師の指示の下で、愛犬の体調管理を行いながら慎重に進めていく食事療法です。必ず獣医師の指示を守り、個人の判断で変更しないようにしましょう。勝手に判断することで、獣医師からのサポートが得られにくくなる可能性もあります。

・機能性ドッグフードとの切り分けを認識する
機能性ドッグフードは、療法食とは異なることを理解しておきましょう。機能性ドッグフードは健康維持を目的として作られており、病気の治療を目的としたものではありません。療法食が必要な犬には逆効果となることもありますので、注意しましょう。

①切り替え方を工夫する

必要だからと突然フードを療法食に切り替えることで、愛犬が食べなくなったり消化不良を起こしたりすることがあります。

愛犬にストレスを与えることは、病気の治療にも影響をおよぼします。療法食に切り替えるときは、1週間くらいを目安に、少しずつ既存のフードと療法食の比率を変えて様子を見ましょう。

②4つのテクニックを試してみる

POINT

療法食への切り替えは1週間ほどで完了することが理想的ですが、獣医師に相談の上で1ヶ月ほどかけてみるのも一つの方法です。それでもうまくいかない場合は、次の4つの方法を試してみましょう。

1.温める
ドライフードでも、レンジで温めて与えることで匂いが立ち、食欲をそそります。
ドライフードの場合、数十秒で熱くなることもあるので、必ず手で熱さを確認してから与えましょう。火傷に注意です。

2.お湯でふやかしフードを作る
ドライフードをぬるま湯でふやかすことで、食べやすく、また温めて匂いが出るため嗜好性が増します。
こちらも熱湯では火傷の原因になりますので、適度なぬるま湯でふやかすことをおすすめします。

3.食欲をそそる匂いを添える
100円均一で売っている「お茶パック」などを購入し、その中に鰹節など愛犬の好むものを入れて、フードの袋に入れておきます。匂い移りすることで、成分は変えずに匂いだけを好みのものに変えることができます。

4.焦らずゆっくりと
療養中は思うように食べられない犬も多くなります。一度に必要量を無理矢理食べさせるようなことはせず、愛犬のペースで数回に分けて食べさせるようにしましょう。

③ドックフードが酸化していないか確認する

ドッグフードには酸化防止剤が入っていますが、基本的に封を開けたら賞味期限に関わらず早めに食べきることが必要です。

また、開封した際には、必ずしっかりと密封し、冷暗所で保存しましょう。少し間の空いたフードを与える際は、フードが変色していないかに注意が必要です。酸化することで風味も栄養も損なわれてしまっている可能性があります。もったいないから食べきらせてしまおうと考えがちですが、酸化したフードは犬の健康にも障ります。おかしいと感じたら、捨てる勇気も必要です。

④食環境を変えてみる

人間が赤い食器では食欲が増進し、青い食器では減退するという心理と同様に、犬もフードを与える環境を変えることで、療法食への切り替えが成功することもあります。いつも使っているフードボウルを変えてみることも良いでしょう。また、飼い主さんが笑顔で療法食を与えたり、療法食を食べた後に喜んでいる姿を見せることも、犬に良い影響を与えるきっかけになるかもしれません。

<疾患別>療法食におすすめドックフード一覧

ロイヤルカナン ブリード ヘルス ニュートリション


各犬種の体質や体調に特化した専用フード!

犬は種類によってトラブルを起こしやすいところや体質などが異なります。
こちらのフードは最新の獣医学や動物栄養学を基に、犬種ごとに最適な材料を研究し、専用フードとして展開しています。
表示しているものはプードル専用フードとなりますが、この他に17種類(全18種類)の犬種専用フードがあります。
犬種ごとの体の大きさに合わせて粒の大きさも異なるため、犬の食べやすさにも配慮されています。
また、同じ犬種でも、パピー、アダルト、シニアといったライフステージに合わせたものや、プードル、チワワ、ダックスフンドには、専用ウエットフードも販売されているので、愛犬に合わせた与え方ができ、生涯与え続けることができるのも魅力です。
(価格は参考:プードル成犬用1.5kg)

ニュートロ™ シュプレモ™ 小型犬用 成犬用


自然素材が魅力!愛犬に合ったブレンドを選択できる

穀物不使用で、ポテトやヒヨコ豆などの消化吸収に優れた素材を使用しています。
また、ひまわり油や亜麻仁油など自然由来のオメガ3、6脂肪酸を配合しており、愛犬の皮膚や被毛の健康維持も期待できるフードです。
好みや体質に合わせて、チキン、ダック、ラムなどを選択することもでき、その中にサーモンを組み合わせることで高たんぱく低脂肪、栄養バランスにも優れています。
トマト、クランベリー、ブルーベリー、ザクロといった野菜や果実もふんだんに使用されており、最適な組み合わせによる相互作用が得られるフードです。
子犬用、成犬用などのほか、肥満対策用のフードなども展開しています。
(参考価格:小型犬、成犬用 草原のレシピ チキンのロースト2kg)

サイエンス・ダイエット™ アダルト 小型犬用 成犬用


嗜好性の高い栄養満点のドッグフード!

小型犬用に特化したドッグフードです。小粒で食べやすく、嗜好性にも優れているため、ロイヤルカナンやシュプレモが苦手な犬でも食い付きが良いことで定評があります。
また、取り扱い店舗が多く、スーパーのペット用品売り場でも購入できることが多いため、万が一のフード切れにも対応しやすいところが便利です。
小型犬に必要な、皮膚、被毛、関節、骨、歯などの健康維持を一番に考慮し、オメガ3、6脂肪酸やビタミンC・D、カルシウム、グルコサミンなどをバランス良く配合しています。
自然派成分での酸化防止、着色料不使用なことも嬉しいフードです。
ダイエット中の愛犬のための「ライト」も販売されています。
(参考価格:アダルト小型犬用1.5kg)

ロイヤルカナン 犬用 消化器サポート(低脂肪) ドライ


消化吸収不良を改善!

療法食のメーカーとして名高い、ロイヤルカナンのドッグフードです。
消化吸収がうまくできない犬の下痢対策や、高脂血症のときにも効果を発揮してくれる、特別な配合となっています。
低脂肪タイプとなりますが、成犬の必要とする栄養素は満たしていますので、安心して与えられます。
また、必須脂肪酸も摂取できるようになっています。
獣医さんとの相談の上で与えることが必要ですが、ホームセンターやインターネットで購入できるという点が、飼い主さんには助かるのではないでしょうか。
ただし、妊娠、授乳期の犬の場合は低脂肪食は推奨されないため、この時期の犬については別途獣医さんの指示を仰ぐ必要があります。
※参考価格は、1kgの金額になります。

ヒルズ 犬用 i/dコンフォート小粒 消化ケア(1kg)【ヒルズ プリスクリプション・ダイエット】


優れた消化性が魅力のドッグフード!

加水分解ミルクプロテインを含み、混合食物繊維を調整することで、14kg以下の小型犬、中型犬のストレス性消化器症状に配慮した配合をしています。
ショウガを配合していることも特長の一つです。
優れた消化性と低脂肪を備えながら、プレバイオテックファイバーやオメガ3脂肪酸など、健康的な消化を維持する内容となっています。
抗酸化成分も、科学的に証明された製品を使用しており、免疫力のアップも期待できます。
また、腸内細菌の活動を活発にするため、便の様子を落ち着かせる効果があります。
こちらもお店やインターネットで購入できる点が魅力ですが、獣医さんにご相談の上で与えるようにしてください。

フォルツァ10 インテスティナルアクティブ (消化器ケア療法食)


AFS(アクティブフレッシュシステム)採用の新しい療法食!

AFSとは、植物の抗酸化作用を利用して、アレルギー疾患のペットに適した原理を取り入れた世界特許技術です。
メディカルハーブ、漢方、ビタミンを配合するため、熱でそれらの成分が損なわれないよう、常温で特殊な圧縮を掛けて製造し、一粒に約7%の割合で配合されています。
食べ物のアレルギーや消化不良に対して、抗炎症作用と免疫力向上をもたらし、急性の消化不良などの胃腸のトラブルを改善する効果があります。
ニシン科の魚が主成分なので、肉にアレルギーのある犬にも最適です。
粒は1cm前後の中粒です。製造過程で粒の色にばらつきがありますが、品質には問題なく、安心して与えられます。
※参考価格は800gの金額になります。

ロイヤルカナン 療法食 腎臓サポート ドライ 犬用 1kg


食欲の落ちた腎臓病の犬が美味しく食べられる!

慢性腎臓病の犬のために作られた療法食です。オメガ3不飽和脂肪酸(EPA、DHA)や複数の抗酸化物質を含んでいます。
通常のロイヤルカナンのドッグフードと比較して、リンの含有率を78%減らしており、0.2%にとどめていることも特長です。
また、腎臓病に伴う尿毒症やたんぱく尿にも配慮し、高消化性のたんぱく質もバランス良く配合されています。
さらに、健康的な代謝恒常性を維持するためのクエン酸カリウムを配合。獣医さんと相談の上、必要が生じた場合にも、安心して与えることができます。
食欲が落ちていたり、フードが変わることで抵抗を示す犬のために、嗜好性が向上する香りを付けているところも、飼い主にとっては嬉しいところです。

ヒルズ 犬用 k/d 腎臓ケア ドライ 1kg


ヒルズの栄養学者と獣医師が開発した特別療法食!

腎臓病を患っている犬に最も必要な、リンとナトリウムの調整を徹底したドッグフードです。
高レベルのオメガ3脂肪酸や、Lーカルチニンも配合しています。
たんぱく質のレベルも腎臓病に配慮した良質のものを厳選し、必要にして十分な量を配合しています。
また、腎臓病の犬の場合は、同時に心臓への負担も気がかりになりますが、こちらは心臓のケアにも配慮されているため、腎臓とともに心臓が気になる犬にもおすすめです。
ただし、個人の判断では使用せず、必ず獣医さんの指示を仰いで与えるようにしましょう。腎臓、心臓はとてもデリケートな臓器であり、その犬の症状によって、適不適があります。

アニモンダ 療法食 インテグラプロテクト 腎臓ケア ドライフード 700g


穀物アレルギーでも安心のグレインフリーの療法食!

主原料にポテトを使用し、穀物フリーであるため、腎臓病であるとともに、穀物アレルギーのある犬に適したドライフードです。
慢性腎臓病の犬のために、リンおよびたんぱく質の含有量を下げて造られています。
高カロリーを実現していますので、食欲の落ちた犬でも、少量で十分な栄養補給が可能です。
獣医さんに相談の上で、初めは半年を目安に与えることをおすすめします。その後は犬の症状などを考慮して、やはり獣医さんの指導の下で、継続するか、他のフードに切り替えるかを判断しましょう。
なかなか店頭に並ぶことが少ないドッグフードですが、インターネットではいつでも購入可能です。

ロイヤルカナン 犬 心臓サポート2


心臓病と腎臓病の犬のために作られたドッグフード

関節が気になる犬には心臓サポート1がおすすめですが、心臓病を患った犬は腎臓病の不安を抱えることが多いため、腎臓病のケアも重視した心臓サポート2のご紹介をします。
心臓病の犬のために特別に調整された療法食であることから、ナトリウムを制限し、タウリンやカルニチンを配合しています。
ナトリウムは、高血圧症を配慮し、ロイヤルカナンの標準的なフードと比較して、約25%減の0.13%とし、リンも同様に25%減の0.6%に調整されています。
タウリンとカルニチンは、心筋の維持に必要な栄養素であり、心臓をサポートすることに効果的です。
また、抗活性酸素物質として緑茶ポリフェノールを配合しています。
特別に調整されたフードでありながら、成犬の必要栄養素を網羅しているところが嬉しいドライフードです。
※参考価格は1kgの金額となります。

Daily Style 犬用食事療法食 心臓サポート(ドッグフード)


獣医師開発の最高品質療法食!

鮮度の高い、鹿肉と牛肉を贅沢に使用したドライフードです。
犬の進化生物学の観点から適正と判断された肉と穀物の比率で配合されています。
全ての原材料が遺伝子組み換え不使用で、ヒューマングレードを実現。
もちろん、心臓病の犬に必要なナトリウムの低減なども配慮されています。また、心臓の重要な役割である血液循環を正常に保つポンプ機能をサポートするための栄養成分、コロイドをしっかりと含有して、心臓の負担を減らします。
徹底した品質管理と製造工程を踏んだ技術は、配合される原材料の栄養素を損なうことなく全て犬の栄養として摂り込むことができるようになっています。
他の療法食に比べて高価なフードになっているため、528円(300g)で試してから始めることもできます。
※参考価格は1kgになります。

ヒルズのプリスクリプション・ダイエット(特別療法食) 〈犬用〉 メタボリックス 小粒 ドライ1kg


ヒルズの栄養学者と獣医師が開発した特別療法食!

低カロリーでありながら栄養素性に気を配った独自の原材料を使用し、食物繊維は野菜由来のものを厳選しています。
健康的な代謝をサポートし、避妊・去勢後の体重管理や、減量後のリバウンド防止にも配慮されたドッグフードです。
また、科学的に証明された抗酸化成分が配合されているのも特長です。
適切な獣医師の指示の下でこのフードを与えた結果、60日間で11%の減量に役立つことが証明されています。
減量に特化したドッグフードのため、袋に目安の量は記載されていますが、犬の健康状態や目標体重に応じた量の調節が必要です。
個人では判断せず、必ず獣医さんの指導を受けるようにしましょう。

ナチュラルハーベスト セラピューティックフォーミュラ レジームスモール 1.1kg


健康的にダイエットしたい犬用の自然派ドッグフード!ト

高度な臨床栄養学に基づいて開発された療法食です。
原材料がシンプルなものに限定して製造された犬用のおやつにも定評がある、ナチュラルハーベストのドッグフードは、減量だけでなく、普段から利用したいブランドの一つです。
こちらのフードは炭水化物を通常の総合栄養食よりも18%減らした低炭水化物となっています。
逆にたんぱく質は1.4倍に増量。良質なたんぱく質をしっかりと摂り、適度な運動をすることで筋肉量を増やします。
筋肉は脂肪よりも消費カロリーが増えるため、筋肉量を増やすことで代謝も増加する効果があります。
また、繊維質は2.5倍に増量しています。繊維質は満腹感を犬に与えることができる、カロリーゼロの食材です。
さらに繊維質を増やすことで体内の老廃物や摂り過ぎた栄養素の排出も促進するため、健康効果も期待できます。
体重が増加した犬には、関節にも負担がかかります。こちらのフードには関節サポートとして、グルコサミン・コンドロイチンも配合されているのが嬉しいところです。

Vets Plan™ セレクトスキンケア


嗜好性が高く続けやすい療法食!胃腸の弱い犬にも最適

食物アレルギーからくる皮膚疾患の犬にはもちろん、消化器疾患を持つ犬にも最適なドッグフードです。
アレルギーを起こしにくく、消化性も良いたんぱく質(七面鳥)や炭水化物(米)を使用しています。
被毛の健康維持のため、リノール酸や亜鉛の含有量を調整し、特許を持つ複数の抗活性酸素物質(ビタミンC、ビタミンE、タウリン)も配合されています。
腸内環境のバランスも考慮されており、可溶性/不溶性食物繊維(ビートパルプ)を配合しているのも特長です。
獣医さんの指示の下で切り替えることが必要なフードの中で、とても嗜好性が高い療法食となっています。切り替えも比較的スムーズにできる犬が多いようです。
※参考価格は1kgの金額となります。

【療法食】 プリスクリプション・ダイエット ドッグフード z/d 植物アレルギー&皮膚ケア ウルトラ 1kg


免疫力を向上させることで被毛の健康を促進!

高消化性の加水分解たんぱく質と精製された単一の炭水化物源(コーンスターチ)を使用しているほか、オメガ3&6脂肪酸配合しているため、犬の食物アレルギーと被毛の健康をサポートしてくれます。
科学的に証明された抗酸化成分を使用していることも特長です。
ミネラルが豊富で、皮膚のバリアを強くし、免疫力も向上するため、犬の持つ本来の力を引き出すことで、皮膚疾患の解決を後押ししてくれるフードと言えるでしょう。
動物性原料は、加水分解したチキンと動物性油脂のみとなっています。皮膚疾患や食物アレルギーに特化した特別な療法食であるため、必ず獣医さんの指導の下で与えるようにしましょう。

(FORZA10) 療法食 デルモアクティブ 800g


植物の力を利用した療法食!

植物の抗酸化力を利用した非加熱圧縮粒(AFS:アクティブフレッシュシステム)で、有効成分が損なわれないように加工製造されたドッグフードです。
AFSとは、植物の抗酸化力を使用して疾患に働きかける植物療法のことです。疾患ごとに成分やレシピが異なるため、同じAFSを利用した商品でも、使っているハーブ、植物、フルーツなどに違いがあります。
皮膚に特化した配合は以下のようになっています。
アロエベラ:コラーゲン生成、たんぱく質分解、抗炎症、保湿、止血など
ゼニアオイ:皮膚軟化、柔軟、抗炎症など
クロフサスグリ:抗炎症、アレルギー、免疫力向上など
ごぼう:浄化排水、抗真菌、アレルギー、アトピー性皮膚炎など
オメガ3:細胞膜保護、関節軟骨の健康、美肌、免疫バランス、抗炎症など
ただし、妊娠、授乳期の摂取は避けてください。

フォルツァ10 犬 オトアクティブ 小粒 800g


様々な耳のトラブルをサポート!

外耳炎、耳の皮膚炎感染症や合併症、耳の異臭などのケアに効果が期待できる療法食です。
※効果には個体差があります。
このフードに配合されたフィトケミカル成分(植物栄養素)は、免疫機能を向上させ、耳の疾患に対して効果を発揮する目的で、次のようなものが含まれています。
ティーツリー:抗菌、抗真菌、抗炎症作用など
ムラサキバレンギク:免疫刺激、抗炎症作用、酸化防止、抗菌、消臭など
リンデン:抗炎症作用、酸化防止、低血圧など
ニンニク:寄生虫病、抗血小板、酸化防止、抗菌、抗真菌、低血圧など
キレート亜鉛:免疫調節、酸化防止、組織の修復など
ローズヒップ:免疫力アップ、コレステロールの安定、腸管の鉄吸収を向上、抗炎症作用など
ビタミンC:酸化防止、利尿作用など

フォルツァディエチオトアクティブ 中粒10kg 耳ケア


オトアクティブお徳用!中粒で大型犬に最適

原材料は小粒タイプと同様ですが、10kgと大容量であることと、中粒サイズとなりますので、食べる量の多い大型犬向きの療法食となります。
外耳炎、耳の皮膚炎感染症や合併症、耳の異臭などのケアに効果が期待できる療法食です。
※効果には個体差があります。
このフードに配合されたフィトケミカル成分(植物栄養素)は、免疫機能を向上させ、耳の疾患に対して効果を発揮する目的で、次のようなものが含まれています。
ティーツリー:抗菌、抗真菌、抗炎症作用など
ムラサキバレンギク:免疫刺激、抗炎症作用、酸化防止、抗菌、消臭など
リンデン:抗炎症作用、酸化防止、低血圧など
ニンニク:寄生虫病、抗血小板、酸化防止、抗菌、抗真菌、低血圧など
キレート亜鉛:免疫調節、酸化防止、組織の修復など
ローズヒップ:免疫力アップ、コレステロールの安定、腸管の鉄吸収を向上、抗炎症作用など
ビタミンC:酸化防止、利尿作用など

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